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マーケティングとファイナンス:Seed StageからEarly Stageに向けて

このnoteの目的:

シリーズA以降の急激なトラクションを実現するために、事業会社のマーケターが理解しておくべきことをまとめておく。

背景

シードでPSFが達成され、また小さなレベルでPMFが達成されたら、次にEarly Stageに突入する。

エクイティファイナンスをしたベンチャーの成長は、以下のような図のように、シリーズA以降になると、急激なトラクションを求められる。

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さて、シードから急激にトラクションを獲得するためのEarly Stageのファイナンスとマーケの関係について。

シリーズA前のマーケターがやること

結論から言うと、グロースの根拠になるPaidの数字を作る必要がある。

Paid AdのCPAと時間軸でプロットした。(枯渇の漢字が間違ってます漢検5級保持者です。)

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Paid AdのCPAは、チューニングする(Facebook/Google Adsをイメージ)し、ある閾値までは最適化して下げることができるが、そのためには時間と広告費がかかる。逆に言うと、そこに至るまでにある程度の時間と広告費を払えば、急激なグロースすることができる。なのでシリーズAの調達では、そのCPA最適化ができそうだと言う根拠となる数字が求められる。

シードだと、チューニングするまでにバーンレートが上がってキャッシュアウトするので、最適化できる可能性を根拠として数値を作ることが重要。

同時に、Paidの広告のリード数と時間軸をプロットした。

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Paid広告の場合、広告のチューニングに時間がかかるので、初期は獲得件数が少ないが、どんどんとCVRをあげてチューニングすることで同じ額でもCV数が増える。チューニングするにはLPOするためにデザイナーやフロントエンジニアの人件費や、広告費が必要。

なので、調達すれば伸びる根拠=芽が出ていることで、伸ばすことができる根拠が必要。

シードの終わりに、このことが証明できれば、Early Stageにてデザイナーやエンジニアの人件費、広告費にお金を使うことの合理性を説明できるのである。


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