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【公開コンサルあり】個人ブログが企業から記事広告を受注する交渉術

個人でブログを運営していて、企業から記事広告を受注したい方も多いのではないでしょうか。

先日、このようなツイートをしました。

そこで今回は、メディア運営していて、記事広告を受注する方法について解説します。ちなみに僕自身は今法人のWebマーケのコンサルがメインなので、メディアにそこまで注力していないのですが、月利益は100万ほどあるので、ある程度参考にはなるかと思います。

ちなみに、僕自身も企業側で予算を管理しつつ、記事広告を発注するポジションにいるので、そちら側の視点も解説します。

また、最後に、とあるブロガーさん(ほりすさん)のブログ運用について、公開コンサルもしてみたいと思います。

目次

・記事広告の種類について知ろう
・企業のフェーズを知ろう
・企業の予算を知ろう
・実際の事例を知ろう
・公開コンサル ほりすさん

一般的に、記事広告とは以下のような種類があります。

①アフィリエイト広告:完全に成果報酬。1件成約で報酬料をもらう
②記事広告:記事一本あたりに値段
③固定費掲載:すでにPVがあるメディア、記事に企業の広告を掲載することで固定費としてお金をもらう

企業側として一番嬉しいのはアフィリエイト広告です。なぜかというと、成果が発生しなければお金を払わなくても良いから。確実に費用対効果が出るので、まずはアフィリエイト広告を掲載することを企業は考えます。

次に記事広告です。肌感覚、企業が記事広告を頼む場合は、

・すでにメディアがGoogleの検索に強くて、ここに記事広告を依頼すれば検索上位が取れるのではないか
・すでにPVがあるメディアで記事を書いてもらえるので、より多くの人に見られるのではないか
・SNSなどでも集客チャネルがあるので、認知が取れるのではないか

ということを期待することが多いです。

最後に、固定費掲載です。これは、すでに検索上位表示されている記事、もしくはメディアのトップページのバナーなどの枠に自社サイトを掲載することで、固定費用として月額報酬をいただくパターンです。

固定費掲載を発注する側の心理としては、

・すでにPVが取れているメディア、記事で掲載してもらえることで、他の媒体よりも安く認知が取れるのではないか

ということを期待して発注します。

企業のフェーズを知ろう

企業のフェーズによって、記事広告を受注できるかは異なります。

①創業間もないベンチャー企業の場合

基本的に、企業のフェーズが創業したてだったり、伸びていない企業では、記事広告の広告予算は持てないので、記事1本いくらみたいな感じで受注することはできません。

そういう会社の記事広告をやりたいのであれば、アフィリエイトを導入してもらえないか交渉しましょう。アフィリエイト広告の場合、かならず向こうにとっては申し込みが入ればペイする形になっているので、向こうとしても嬉しいはずです。

シード(500万〜)の資金調達を行った段階

ベンチャーが資金調達をして、シード投資(数百万円)を受けたような会社の場合でも、やはり記事広告の予算は持てないでしょう。こちらも同様にアフィリエイトを提案するしかないと思います。

③シリーズA(数千万〜)の資金調達を行った段階

ようやくあり得るのが、シリーズA以降の資金調達を行った段階でしょう。この辺になると、ある程度広告の予算を持てるので、提案してもある程度予算を下ろすことができます。

逆にいうと、よっぽどメディアが魅力的であっても、予算がなければ記事広告を受注することはできないので難しいです。

出資を受けていない場合は、従業員数が50名くらいいて、官報などをみて利益が月1000万以上出ているようなところであれば、可能かと思います。

④シリーズA以降

この辺になると、向こうもかなり予算があるので、条件がよければ記事広告を発注したいとなるでしょう。

ただし、普通この規模になると、個人メディアでの出稿は行わないので、相当魅力的な提案をしないと難しいと思います。

企業の予算を知ろう

次に、企業のお財布事情、予算感についてです。

グロース段階のベンチャーであれば、広告費用は50万〜200万くらいはあるはずなので、そこが予算となります。

一般的に広告費用を投下して、それ以上の利益を作るものなので、記事広告を受注する場合は、ここの予算感にペイしますよ!という訴求をすることになります。

一般的には、予算の3倍が利益になるように広告費は使うので、「うちに50万の投資をしたら、150万の効果があるよ」と根拠を持って説明できる必要があります。

実際の事例を知ろう

ということで、なんとなくイメージができたかと思いますので、あとは実際の事例について解説します。名前は伏せます。

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