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差別は「想像力の不足」なんかが原因じゃなくて、もっと構造的な問題なのではないかと思う。

グローバルでどんどんダイバーシティトレンドになっていく中で、日本の年配の権力を持っている方が炎上するケースが増えてきている。

ご本人もほとんど悪気はなく、無意識のうちに差別的な発言をしているケースが散見される。

僕自身、つい最近まで「そんな差別するなんて、想像力が明らかに足りてないだろう」と思っていた。

でも、最近考えが変わって、「想像力とかではなく、力を持つとシンプルに周りにそういう弱い立場にいる人が少なくなるからなんじゃないか?」と思うようになった。

力を持つと、力を持っている人の中で常識が形成されていくのと同時に、そういう立場の弱い人が自分の視界から消えていく。

弱い立場の視点が持てなくなっていくのである。

弱い立場の視点が持てないと、そういう人達を傷つける発言とか、弱い立場にいる人が構造的に悩んでいることとか見えなくなっていく。

身近な例だと、男性のトップしかほとんどいないコミュニティで女性軽視して問題になった森さんの件とか。

だから多分、差別は想像力とかの問題ではなくて、構造的な問題なのだと思う。

1. 権力を持った人と同質なカルチャーの人が集まる
2. 今まで見えていたはずの権力を持たない人が見えなくなる
3. 権力を持たない人の痛みが見えなくなる
4. 権力を持たない人へ無意識な差別が増える
5. 炎上する

みたいな感じ。

だから力を持てば持つほど、炎上リスクが高まっていくんだと思う。

ダイバーシティそんなに詳しくないけど、現状CSR文脈が多いのではないかと思うが、これからは多分炎上リスクを減らすうえでも、ダイバーシティの担保は非常に重要視されるべきなのではないかな~と思う。身近にいれば、対外的にヤバイこと発信する力学なくなるし。

ダイバーシティは、経済的な利益と一緒に議論するのはあれだけど、一つの側面として、守りを固めるうえでとても大事なんじゃないかな~。と思う。

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