"行ってみたい"があるあなたへ
「行ってみたい」
「やってみたい」
なにかにすこしでも興味があるあなたに書いてみる。
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「日本の7割は山なんだ。じゃあたとえ全県に行ったところで、それは日本を知ったしたことになるのかな。」
友人がそう言っていた。
あれからもう3年が経とうとしている。でもぼくの胸の中にはその言葉がずっと残っている。
ぼくはそのとき「知りたい」と思った。知らない景色があって、そこになにがあるのか自分の足でいつか確かめてみたい、あのときそう思った。
だれかの心を動かす言葉は尊い。
ぼくは山に登ろうと思うんだ。
まだほとんど山に登ったことはない。関東に住んでいたころに八王子の高尾山、伊勢原の大山、それから友人と山梨県の鳳凰山にトレイルランニングというスタイルで走って登山道を駆け上がり、下ってきた。
これから山に行こうと思う。
高いところに行って、見える景色が何なのか。そこになにがあるのか。道すがら、ぼくはなにを感じるのか。その答えを見てみようと思う。
それはだれしもが巡り会えることではない。
山と出会わずに終える人生だってあったはずだったんだ。登山なんて行くものでもなく、ただ山はあるもの。行きたいけど、体力がないしきつそう。始める腰が重い。危なそうだし怖い。そんなふうに思って登らない人生もある。
それなのにぼくは、山に登りたいと思っている。
本格的な山はまだ一度きりだ。それでもこんなにもぼくの心に残っていて、いま登りたいという想いが大きくなっていっている。
人生でそんなものに出会えることってけっして多くはないんだ。
だからそういうものに出会えたとしたら、迷う必要はない。
行ってみよう。
やってみよう。見てみよう。食べてみよう。作ってみよう。書いてみよう。読んでみよう。歌ってみよう。踊ってみよう。登ってみよう。ともにいこう。
だれしもが興味がわくものではないものに、あなたはたしかに心が動いているんだ。
流行りのカフェ。写真やカメラ。フェス。おしゃれ。メイク。ネイル。ダンス。アイドル。海外。英語。SNS。服。料理。釣り。ギター。麻雀。美容師。先生。宇宙飛行士。スポーツ選手。農業。田舎暮らし。
無数にある。人それぞれに、無限にあるはずだ。
あなたの行きたいと思うその場所が。見に行きたい景色のあるあの場所が。
行って見るんだ。
きっとあなたにしか見れない景色がそこにある。
あなたの見たい景色はどこですか?
一度は行きたいあの場所へ。人生は一度きりだから。
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見たい景色がある人へ
登ろうと思う物書きより
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生きたいは、行きたいであってほしいなと願う。
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代筆の依頼の話
執筆した小説
代筆屋をやる理由
あとんす!きっとうまくいく