見出し画像

税関で止められる人、止められない人

先日、空港と港で某税関でのお仕事でした。


日本の安全を水際で守っていただいている税関職員の皆さまに感謝と敬意を示しつつ、私はどうしても疑問だったことを聴いてみました。

税関で止められる人とそうでない人の違いは何ですか?

もちろん詳しくは教えていただけなかったのですが、仮説はけっこうあたってましたので共有します!

世の中には2種類の人間がいる。
税関で止められる人と止められない人だ。

Rolandの俺か俺以外よりもこちらの2種類の方が私には重要です。

今から思うとバックパッカー感丸出しで税関を通る際、大抵止められました。

フィリピンやネパールでの教育支援活動帰り、現地の仲間や子どもたちからの想定外のお土産を持ち帰って荷物パンパンになった時など尚更です。

想定外にやってくる愛の溢れるお土産たち

今奇跡的に閉まってるけど、それ閉めた状態再現不可能なんですけどってタイミングに限ってチェックのために開けられてご協力ありがとうございましたー!と放置。

その傍でスーっと何事もなくスルーされていくシュっとした人々。

違いは100パーセント見た目のみ。

ハロー(後光)効果

美人やイケメンだと、実際に倍額以上、得をする!?
「あの人はイケメンだから贔屓されるよね」「やっぱり美人は得だよね」といった声をよく耳にします。心理学的に考えると、実はそれらが当たっている確率は半々です。実際に、昔から人の見た目と他者からの評価の関連性について、多くの印象研究が行われてきました。特にアメリカでは、美人やイケメンが本当に得をしているのかという実験が積み重ねられています。

具体的にはどんな実験かというと、まず被験者に虚偽の交通事故について話します。そして、その事故を起こした容疑者が(1)美人やイケメンと、(2)一般的なルックスの人の場合で、陪審役がどのくらい罪を重く判定するのかを調べるという「仮想裁判実験」を行なうのです。

最も有名なものは、米・ニューヨーク市立大学で男女530人の被験者を対象に行われた実験(1989年)です。その結果、なんと(1)美人やイケメンが事件を起こした場合は、陪審役が「たまたま疲れていたのだろう」「相手方にも非があるのではないか」という甘い判定をしがちで、5,500ドル支払って釈放という平均値が出ました。これをハロー効果といいます。このハローとは挨拶のハロー(hello)ではなく、神仏の頭部に描かれる後光(halo)に由来しています。つまり後光が差しているように目立つ特徴、見栄えの良さによって、その人の性格や能力を自然と高評価してしまう心情を表します。

しかしその一方、(2)一般的なルックスの人の場合は、なんとその倍に迫る10,000ドルもの罰金を課せられる傾向となりました。陪審役から「運転をなめているのではないか」「意図的にスピードを出していたのだろう」など、大変冷酷な判定をされてしまったのです。被告人の美醜で罪の重さが変わるというのは、ひどい話ですね。しかし、このような結果は本当なのだろうかと疑問が残りませんか?


元々イケメンであるよりも、身だしなみを整えることの方が大事
英・サセックス大の実験(2012年)から、さらに精密な結果が明らかになってきました。その結果としてクリアになったことは、顔を含めるルックスの良し悪しよりも、(仮想裁判実験上の)容疑者の髪型や服装が、陪審役の判定を大きく左右していたということが分かったのです。

たとえば、スーツでビシッと服装を決めていたり、髪を整えていたりする男性や、きちんとお化粧をしていたり、よそいきの服装をしていたり、髪をきれいにセットしたりする女性は好感度が高い。そして格好に気を配っていれば、顔の美醜は信頼度とほとんど関係がないことが分かったのです。つまり他者がその人を「信頼できる」「好感が持てる」という判断をする指針は、実際に顔が整っているかではなく、自分を美しく見せようと努力している人、社会的によく思われようとしている人かどうかなのです。

ですから、せっかく端正な顔をしていても、身だしなみをだらしなくしていたら印象はガタ落ちになります。それは社会と上手くやっていこうという本人の心情が見えないからです。反対に、たとえルックスに自信がない人でも、身だしなみをきちんと整えていたら、社会はその人を受け入れようとします。この人は向社会的で協力的な人間だと判断され、信頼されるのです。
引用:見た目による好印象は持続しない? ハロー効果とゲイン効果の心理学

「清潔感がある」とかの印象も案外こころらへんかもしれませんね。

左が税関で止められる時、右が税関で止められない時


とりあえず白シャツかジャケットは持っていこう!

高城剛氏が提唱する「国境白シャツ理論」女性の場合はブラウスにジャケットなど。

できる限り相手にクラシックな印象を与えることで、スムーズに通過できる確率が上がるとのこと。

フィリピンのような暑い国に行く場合、襟付きの白シャツは使う要素がないのとアイロンが面倒なので持っていかなかったです。

しかし税関で止められ過ぎてなんとかしたいと辿り着いた高城剛氏の国境白シャツ理論を信じて行き帰りのみ対税関様対策用に白シャツとジャケットを着ていました。

すると急に市長に挨拶をすることになった時にいつもならTシャツしか持っていなかったのですが、折り畳めるジャケット風の上着を持っていて何とかなりました。

何よりほんとにスムーズに通過できるようになります!

とりあえず白シャツとジャケットは着るか入れといてほんとに損はないです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?