「国際教養大学でなぜ人材は育つのか」を読んで
本を読んでも、全くアウトプットができていない自分に嫌気がさして書いてみようかなと思います。少し古い本になりますが、お付き合いください。本当にへたくそなのでバンバンダメ出ししてください。
要約 国際教養大学で人が育つのは社会が求めている人材にマッチしている教育を行っているからである。いわゆるリベラルアーツと呼ばれるもので専門教育よりも幅広い教養を身に付けることこそが、これからの時代に必要になってくるのではないかという考えが用いられている。その他にも特徴としては24時間365日空いてる図書館や一年間の留学、一年間の留学生とのシェアハウス生活等たくさん盛り込まれている。先ほど述べたようにこの大学は、社会が求められている人材を育成するために作られたといったが、それは、グローバルに即戦力として戦える人材だと定義されている。たしかに、日本の景気がよくなかったり、市場がレッドオーシャン化してきて海外に飛び出そうという考えが生まれている。ただ、そういうことではなくて官僚レベルでも日本は日本人らしさを出してしまう。要するに他諸国はそこまで英語が流暢でなくても自分の意見をしっかりと言ったり議論ができるのに対し、日本人は完璧な英語を求めすぎるあまり、なかなか発言しないということが起こっている。そのような人材しか日本の教育では生み出せないのだとこの本では言っている。
感想 自分が所属している山口大学国際総合科学部は国際教養大学のカリキュラムが基盤となって創設されたものです。たしかに本を読んでいて、講義名などが似ていてニヤッとしちゃいました。でも、似ているところばかりだけでなくフィリピンへの語学研修やPBL、デザイン思考の部分などでうまく違いを生み出せているのではないかと感じます。自分たちの学部の在り方や創設された動機などを考える良いきっかけになりました。
本の内容に関しては、聞いたことがある内容のまとめみたいな感じがしました。でも、自分が進んでいる方向がどのベクトルを向いているのかというのは何となく分かりました。俯瞰して自分を見ることってやっぱ大事ですね。一日本人として今このように考えられているのが残念でならないです。かつては教育強かったはずの日本ですが、今では中国にも抜かれて61位でしたっけ?自分も今はその檻の中にいることを忘れずにアウトプットメインで突っ走ろ