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臨場感のある場所で「裏側」を見たい

2019年4月5日 「あのプラットフォームで立ち上がっているサロンはどれも面白い」というブランディング

おはようございます。

インパルス堤下君の謝罪会見の時の画像をLINEスタンプとして使っているキングコング西野です。

さて。
自分でオンラインサロンを作るだけでは飽きたらず、ついにはオンラインサロンのプラットフォームを作っちゃおうと思いまして、昨日、「手数料」の件で皆さんに相談させていただきました。

たくさんのご意見ありがとうございます。
メチャクソ参考になりました。

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手数料20%派の意見

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「手数料」を上げてしまうと、過度の期待が生まれてしまうようで、中でも「西野が宣伝してくれる」という考えは、少し危ういように感じました。
プラットフォームサイドがサロンオーナーの宣伝力に頼りっぱなしなのは問題だと思っていて、そこは今回クリアしたいなぁと思っているのですが、一方で、
オンラインサロン運営というのは本当に難しくて……とくに、「『集客』もできないヤツがサロンオーナーなんて絶対に無理! 」という強烈な現実があります。

そして、もう一点。
「西野が宣伝してくれる」というカードは、もう少し慎重に使った方がよくて、僕が何でもかんでも宣伝してしまったら、僕の信用が落ちて、僕の宣伝力が落ちて、皆が不幸になります。

西野が宣伝するラインを決めた方がいいんだろうなぁというのが率直な感想です。
新しく作るプラットフォームがやるのは「集客のお手伝い」であり、「集客」ではありません。

ここを明確にしておかないと、満足度が下がっちゃうだろうなぁと思います。

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手数料10%派の意見

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手数料10%派が断然多かったのですが(僕は多数決で物事を決めるようなことはしないので、安心してください)、その中で、「手数料10%にして、誰でも気軽に始められるとイイ」という御意見がありましたが、これはこれで危ういと思いました。

誰でも気軽に始められるようになった場合の、予想できる展開は以下のとおりです。

①誰でも気軽に始められる。

②ほとんどのサロンが集客に失敗する。

③質の悪いサロンが乱立する。

④プラットフォームの信用が落ちる。

⑤プラットフォーム自体にお客さんがつかない。

⑥結局、サロンオーナーが100%自力で集客をしなくちゃいけなくなる。

……「プラットフォームが集客のお手伝いをする」と言うのなら、プラットフォームにお客さんをつけておくことは絶対条件で、そこから考えた時に「誰でも気軽に始められる」は一見、皆に優しいようで、実際は、全員を不幸にしちゃうかもなぁと思いました。

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結論…

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無難な結論になりますが、まずは「手数料」を10%にして、「この人なら頑張れるだろう」というオーナーさんを数名選出してスタートさせるのがいいと思います。

大切なのは「あのプラットフォームで立ち上がっているサロンはどれも面白い」というブランディングで、そこは丁寧に進めていきたいですね。

あとは、サロンオーナー同士がお互いのサロンを宣伝し合える仕組みを作りたいと思っています。
イメージしているのはプラットフォームのトップに、各サロンオーナーの投稿が流れるタイムラインのようなものを作って、ユーザーがいろんなサロンを回遊するような仕組みを作れれば、と。

とにもかくにも2019年はオンラインサロンのプラットフォームを獲りにいきまーす。
また、御意見をお待ちしております。
現場からは以上でーす!




2019年4月6日 誰かの冒険を共有する『ジャングルクルーズ型』

おはようございます。

いつも御世話になっている美容室『NORA』のスタッフさんがフィリピンでお店を出されるみたいなので、「開店祝い」として、フィリピンまで髪を切りに行くことに決めたキングコング西野です。

さて。
いいかげん御存知かもしれませんが、僕は「挑戦」が好きです。

仕事が軌道にのれば、その仕事は、なるべく誰かにプレゼントして、また新しいことに手を出して、成功したり失敗したり……その冒険録をこうしてオンラインサロンで発信しています。

自分がこんな性格なもんですから、自分と同じように挑戦する人は、「行け行け!やれやれ!」と背中を押すようにしているのですが、そんな僕が珍しく「やめとけ」と止める場面があります

たとえば、『素人の方が主催する1000人規模の講演会』などがそうです。

(※すでに1000人以上のコミュニティーを持たれている方は別です。企業の講演会などでは1万人規模の講演会などもあるので)

僕は、ときどきクラウドファンディングのリターンなどで「講演会を主催できる権利」を出しているのですが、権利を買われた方は“勇者モード”に突入してしまい「1000人動員する!」と吠えることが珍しくありません。

まもなく主催者さんの中で「1000人キャパの会場を埋める」が目的になってしまい、イベント当日まで、集客に追われます。

「大きいことをしたい」という気持ちは痛いほど分かりますが、イベントの主役は主催者さんではなくて、あくまで「お客さん」です。

大切なのは、来られたお客様全員を心から満足させることなのですが、1000人の集客に追われている主催者さんは、照明や音響のミリ単位の調整中まで気がまわりません。

結果、「運営スタッフ以外は満足度の低いイベント」になってしまいます。

自分のエゴで他人の時間をイタズラに奪ってしまっているこういったアクションを僕は「挑戦」とは呼ばず、「暴力」と呼んでいます。

僕は「挑戦」の後押しはしますが、「暴力」は反対です。
…と、ここまでの話は、これまで何度もしてきたので、知っている人は知っていると思います。

本題はここからです。
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ジャングルクルーズ型

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今年の目標の一つに「オンラインサロンのプラットフォームを作ること」て、昨日、尾原和啓サンと、けんすうサンに「オンラインサロンやってー」と声をかけました。

その後、西田二郎さんから「オンラインサロン、興味ある!」と連絡をいただき、「やってくださいよ」とナンパしてみました。

プラットフォームをブランド化することをゴールとしておりますので、もちろん闇雲にナンパしたわけではありません。

このお三方に声をかけた理由は、
お三方とも、『今ある知識を切り売りするオンラインサロン』を展開するタイプじゃなくて、『自分自身が現在進行形で挑戦を続けていて、その過程のジタバタぶりをサロンメンバーに共有してくれるオンラインサロン』を展開してくれるタイプだと思ったからです。

オンラインサロンは大きく分けると3種類あると思っています。
①知識や技術を切り売りする『ハウツー型』

②お客さんと一緒に作り上げていく『BBQ型』

③誰かの冒険を共有する『ジャングルクルーズ型』

この「ジャングルクルーズ型」というのは尾原さんの造語で、もちろんディズニーランドの『ジャングルクルーズ』からの引用なのですが、抜群のネーミングだと思います。

「冒険型」ではなく、「ジャングルクルーズ型」と命名したのには理由があって、そこに「お客さんの安全」が担保されているからです。

冒険(主人公の挑戦)の共有が楽しいのは間違いないのですが、マスを狙うには『ワンピース』しかり、『ドラゴンクエスト』しかり、“お客さんの身の安全が約束されていること”が条件です。

素人の方が主催する1000人規模の講演会というのは『冒険型』で、そこには「お客さんの安全」が約束されておりません。

けんすうサンとのLINEは9割が無駄話なのですが、昨夜、珍しくイイコトをおっしゃっていて、「それだ!」となりました。
それがコチラ↓

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臨場感のある場所で「裏側」を見たい

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『ジャングルクルーズ』は安全は担保されてるしコミットもそこまで求められないけど参加感のあるアトラクションです。

これこそが、今回、新しく作るオンラインサロンのプラットフォームのテーマですね。

尾原さんや、けんすうサンからは、『ジャングルクルーズ型』のオーナーしかいないプラットフォームだと言うことを前面に打ち出して、安全を担保してあげてはどうか?」と提案されて、即採用。

そして、まるで自分が思いついたかのように、我が物顔で、こうしてサロンに投稿しているのが西野です。恐ろしい男ですね、まったく。

というわけで、今回作るオンラインサロンのプラットフォームでは、『ジャングルクルーズ型』のオーナーが並んでいるようにデザインしたいと思います。
これって、何かに似てるなぁと思ったら、『少年ジャンプ』ですね。
現場からは以上でーす。

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