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目と舌で楽しむ、美麗絶品料理

おいしい料理の必要な条件

美麗絶品というのは、わたしが作った造語だ。

常々、おいしいごはんというのは味が素晴らしいということはもちろんだが、見た目も食欲をそそる美しさであるべきではないかと考える(「美麗」)。前まで食には興味が全くなかったのだが、きちんと自分で料理をするようになってからその食の重要性に気づくようになった。おいしい料理は人を幸せにする。

そしてそれに加え、食をきちんと味わうためにはそれ相応の環境もきちんと必要だということをこの頃、強く実感している。レストランに行くのであれば、店内の内装が素敵だろうか、とか店員さんのサービスがしっかりしているかとか。

ベンガルタイガー@千葉駅

そんな最中、千葉駅まで野暮用で足を赴ける機会があった。お昼はせっかくだからインドカレーを食べようと思い、千葉駅から5分ほど歩いた場所にあるベンガルタイガーというカレー屋さんへ。

いくつかメニューはあるのだが、ランチセットは1種類だけだったので早速それを注文した。最初に運ばれてきたのは、ちょっとした前菜的な立て付けのせんべい。それを甘めのマンゴーソースでいただく。新しい。

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次に運ばれてきたものがメインのカレー2種とタンドリーチキン、そしてパラタ。パラタとはチャパティのことで、パン生地とパイ生地がミックスした料理。これがまた単体でも十分おいしい。

まず、料理が運ばれたときに器や料理の盛り合わせ方に目が奪われる。インドカレーはどうしても茶色系統で見栄えがパッとしない場合が多いのだが、このお店のインドカレーはとにかく美しい、の一言で説明することができる。器も盛り付け方も、運ばれてきた時思わずちょっと感動した。

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そして上に載せてある小さな花は、食用花なので食べることができる。一緒に食べてみると、ちょっとしたアクセント。そして、今週のセットであるチーズとマッシュルームのパラタは、生地がもっちりとしていてカレーをつけて食べるとマイルドな風味になる。

カレーは、ほうれん草とレント豆のカレーとオクラのヨーグルトカレーの2種類。どちらも食材の味が際立っている。レント豆は、トロトロとしていて味わい深い。オクラは程よい歯応えが残されており、パラタと一緒に食べても味がしっかりしている。

実はこの時、少し食べたときにもう少し辛さが必要かしらん?と思っていたら店員さんが察してくれて、辛さ増しにして持ってきてくれた。もちろん熱々で、申し訳ないなと思いながらもそう言った気配りが実に素敵だと思った。

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そしてタンドリーチキンも、じっくりヨーグルトに漬けられていて、柔らかく美味しい。全て食べ終わったあとすっかり満腹になってしまった。何かの雑誌で読んだのだが、人は美味しい食べ物を食べると満腹中枢が刺激されてお腹が減らなくなるそう。まさしくその状態になった。

また、内装がカフェっぽくおしゃれな感じになっているので、年齢問わず気軽に立ち寄りやすい雰囲気になっているかと思う。店内は、割と女性客がほぼ8割くらいを占めていた。でも、ひとりでも気軽に立ち寄ることができる。

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おいしい料理を食べた時は、誰かにその感動を伝えたくなる。是非、千葉駅に立ち寄る機会のある方は、食べてみて欲しいお店。店内は陽気なインド音楽も流れていて、個人的にはそれも居心地の良さを倍増させたのではないかと思う。外は雨が降っていたが、わたしの足取りはとても軽かった。

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