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支援級1年生・放課後デイスタート

夏前に療育を退所した息子が放課後デイサービスに通い始めました。
今回は、その記録です。


検討のきっかけ
・学校生活に慣れた
・下校後、力を持て余す
・同世代との関りを強く求める
⇒家庭でのサポートが難しくなってきた

療育か放デイどちらにする?
担当医:見学して息子が通いたいところ
心理士:他者との関りを学ぶために放デイ
     ※学校は療育的役割ととらえる

⇒放デイの中から息子が行きたいところ
【 理由 】 
・関わりの場の提供が我が家には難しい
・子ども同士の関わりの中で子は育つ
・療育は家でもできる・・・はず

通所目的
大人のサポートを得られる場で、同年代の子どもたちとの関りを持ち、コミュニケーションをとる楽しさや葛藤・その乗り越え方を学ぶ

見学のポイント
・息子が行きたいかどうか
・明るい雰囲気かどうか
・通っている子どもの表情
・先生が子どもを見ているか
・先生方の年齢層(偏りがない)


療育を休所・退所してから、半年近くが経ちます。その間、時間をかけて新生活に慣れ、先月(10月)の頭頃から下校後の息子に気持ちの余裕を感じるようになってきました。
そして私一人では手に負えなくなってきたため、人の力を借りねばと療育・放課後デイを検討し始めました。

預け先を決めるに当たり、同級生のママや相談支援員さんから情報をいただいて見学し、一ヶ月ほど夫婦で話し合いを重ねて検討しました。

それでも中々決まらず、最終的に下校時の送迎に来ている放デイの先生方から印象のよい放デイを一つピックアップして見学し、そちらに決まりました。なんで今まで気づかなかったのか謎ですが。
(※息子の学校は基本6年間送り迎えあり)

息子が気に入って即決。

いまは週2回·下校後〜17時までと、無理のない範囲で通わせています。
息子は放デイが楽しくてしかたないようで、「明日は放デイの日だよ〜」と声を掛けると、ルンルンで進んで翌日の支度を始めるようになりました。

入学後私自身もなかなか落ち着かずにいろいろジタバタして息子に申し訳なく思うこともありましたが、ひとまず息子の居場所が決まって一安心です。


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やっぱり、肩の力が抜けていた方が上手く行きますね。

たしかあれは高校受験のとき。
デニーズでパフェを食べている私に
「いまのレベルより下でも自分が上に立てる場所の方が絶対いいよ」「その方が余裕を持てるから」「見下ろせる(”自分の立ち位置をよく観察できる”の意)でしょ?」と、母の友人から教えてもらったことを思い出しました。

当時はいまいちその言葉の真意がよく分からず、なぜ上を目指さないんだ??と疑問でしたが、そういうことだったのかと今回身をもって知りました。
あのとき、私がなんと言おうとその意見を彼女は変えなかったので、きっとその方にとっても人生の結論?のようなものだったのかもしれません。


余裕のある方が上手く行く。
余裕がないと選択を誤りがち。


入学当初は頑張らなきゃと肩の力が入り過ぎて失敗を繰り返し、イライラし、また失敗して悪循環でした。
余裕のないときこそ必要最低限のことだけに集中して、他はタイミングが来るのを待てばいいだけのことでした。(引き算とはこのことだったのか!)

できるのならば、息子の人生が関わっていることだし失敗したくないけれど、家族みんなが笑顔でいられるよう誠実に向き合ってさえいれば、失敗してもまた起き上がれるんですね。誰かが無理をしているとその歪みがまた別のところで出てきてしまうから、家族全員のほどよい塩梅の着地点を考えると無理がないんだなぁと。ちょっとだけ失敗が怖くなくなりました。

息子の居場所であった療育を突然休所・退所してしまったことはいまも本当に申し訳なく思っていますが、着実に階段をまた一段上にのぼれた気がします。


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