最近思ったこと。ヨクボウ、オンナ、カネ。

最近、勤めていた仕事を契約満了した。

おっと、生々しい話をするつもりはないが、これはぼくにとっては普通だ。

日常、と言い切ってしまうのもなんだか妙だが事実、ふつうなのだ。

さて、そんなこんなでそのやめた仕事から学んだこと、思ったことがいくつかあったのでここで吐き出してみたい。

バイト(と言えと同居人に言われたので)は事務職員。まぁ書類整理やデータの整理だ。

PCの操作は嫌いじゃない。何より、肉体労働や接客と違い、考える時間が生まれるのがとても良いのだ。

 

 

さて、そんな仕事ではほぼ半数以上が女性だ。

歌に書く題材。のためではなかったが、たまたま女性が多い職場に、あ、現場に配属となった。

そこでは、いわゆる女性社会が見て取れる。

1人ではなく誰かと群がり、徒党を組む。

ぼくも女兄弟のなかで育ったので、幼い頃からその感覚はみょうに脳裏に焼き付いている。

対人関係、上司や同僚とモメない!と言うのはもはや仕事をする上でのスキルみたいなもんじゃないだろうか?

ともかく、そう言った光景もなんとなく省エネの姿勢で向かい合う。
たまに、火花のようなものが飛び散りそうになっても静かにその火を鎮火、いや消火してきた。

 

具体的に、30すぎの女性が近くの席で話すこととなった。

明らかな地雷臭からこれを察知し警戒。

バイトを変え、音楽でも複数の人と話すことが多いとなんとなく事前察知ができるようになる。

基本、女性と話し、コミュニケーションを取らなければならない現場はまぁ、いろんな意味でヒトの振る舞い方が見れて面白い。よこしまな思考かもしれないがね。

ギャンブル好きな23歳の男性。コミュニケーションは長けていて話しやすいが、燃えていないくすぶった火を感じる。

40すぎの男性。イケメン、金持ちという噂だが、時給1200円のバイトに来る時点で中身を察してしまうのはサガなんだろうか?まぁ、自分も働いてるわけだからヒトのこと言えないし職業に貴賎はないけれど。

21歳のギャル。彼氏の話をしてくれる分とても話しやすい。この際のろけられた方がとても楽だ。気を使わないで済むしな。

40すぎの男性。こちらは麻雀が好きということもあり話がはずんだ。

この最後の男性とは先日飲みに行った。

 

 

 

男性はAさんにしとこうか。

Aさんは、きさくで話しやすい。妙に野郎重々しくもなくかと言って女々しくもない。

彼との飲みの前に先ほどの30すぎの女性からも飲みに誘われていたが、僕はこれを断った。


やはり、人には合う合わないがある。

最近、そのレーダーがより濃くなってきたと思う。

僕の指標は基本バイブスだ。

バイブスの合わないやつはとことん何をしても合わない。

例えば僕が食事に行って一緒に話をしよう!ともならないし、映画にも行かないし、もちろんライブにも誘いたくない。

いわば、モチベーションが下がるのだ。

当たり前だ。好んでもない相手に使う時間があったらギターを弾くし、歌を歌う。

そのぐらい人との付き合い方が極端な僕は、今後おそいかかってくる欲望に対して、どう立ち向かうんだろう?

と、考えてしまった次第だ。

話がここまで長かった。。。

欲望の指標はカネ、オンナ、支配、地位や名誉、人から褒められる讃えられることがステータスであり重要なことだ!!!

と本気で思っていたよ。つい3年前までは。

しかし、最近これにそこまで興味がないなと思ってきた。

我欲はぼくにだってある。人から讃えられるのはうれしいし、誇らしい。

お金もたくさんあったらいいし、女性にも好かれたらうれしいだろう。

そこらへんの感覚はある。

だが、その40すぎのおじさんと飲みに行った時に、僕はものすごくうれしい気持ちになった。

世界はここ、いまここを中心に回っていると思えるほどに。

先日やったライブだってそうだ。
いい出会いだったし、いいライブをした。見た。それを幸せだと思えた。

なんつーか、、、アーティストってのは誰かから好かれること。誰かにかっこいいと思ってもらう、そんな憧れられる職だと思っていた。

だが、違った。大間違いだ。

確かにそれもあったらいいにはいいが。違う。

人に好かれるのではない。

人に感動をさせられる人の事をアーティストと言う。

そんなことに気がついた。

だってそうだろう。

そうじゃなかったら僕のステージになんの価値がある?

僕と関わることになんの価値がある???

僕の、歌に、作る音楽にいったいどんな価値があるんだろうか?ってそう思う。

人は本当にふとした瞬間に心からの衝撃とエネルギーが湧き上がってくる。

それは、脳汁が出たり、健康だったり、睡眠だったり、恋だったり、さまざまなことが心を湧き上がらせる。

僕の場合、顕著なのが音楽だ。

でもそれも中身を見れば、宇宙であり人と人とのつながりだ。

うすっぺらい気持ちではなく心からそう思えるね。

なぜなら、僕は極端な付き合い方しか出来ないんだ。


誰でも繋がっていいんなら、その感動はやはり濃さの少ないものだろう。

誰でもよくはない。誰でも良くないからこそ、人との繋がりに感動したんだ。

本当に欲しいのは金や女じゃない。

その先にある、つながりを見ていたい。

そのためにお金を使うことはあっても、世間の欲望の形にとらわれない。

そんなふうに生きるのが今の最善であり、現実的な夢だ。

まぁ、これとはまた別に壮大な、リアルを超えた壮大な夢を抱く。

これで生きていける。
そう感じた1週間だった。

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