
ブランドには確かな何かがある
大手ハウスメーカーが建てる注文住宅
ってブランドですよね!
「どんな家を建てた」
と言うよりも、
「どこのハウスメーカーで建てた」
と言うことの方が大きなことであるのは珍しくありません!
ブランドって社会で暮らしていくためには大事なことなんです。
しかし、ブランドと聞くと拒否感を持つ方もいらっしゃると思いますし、逆張りしたくなる方もいらっしゃると思います。
自社のブランディングにより、ブランドっぽく見える企業もたくさんありますが、長く、広く、愛されるブランドには確かな何かが必ずあります。
信頼されない企業はブランドにならない
新進気鋭の企業ではなく、長年その業界でブランドと目されている企業には消費者から絶大な信頼があります。
「あの会社で建てたら安心だ」
「あの会社なら間違いがない」
と思えるから、
例え、相場よりもコストが掛かったとしても消費者は購入するのです。
長くやっていればいいと言うものではない
日本では、兎角、長い歴史をありがたがる傾向がありませんか?
「老舗 しにせ」
なんて言葉を聞くと、
伝統があっていい会社なんだろう
と勝手に想像してしまいがちです。
もちろん、代を重ねて、技術を磨き、
今の時代にも輝くブランドになっている会社もたくさんございます。
一方で、
弊社も創業年を前面に押し出し、「老舗感」を存分に出してはいますが、
いわゆる、町の小さな工務店でございますので、
会社周辺のごく小さな範囲で細々と工務店業を営んでまいりました。
大勢のファンに愛されているブランドではなく、
地元の方々に気軽にお声を掛けていただける地域密着工務店を目指しておりますので、5代にわたり、ご愛顧を賜って来られたのはありがたいことです。
結果は30年後に現れる
住宅のブランドの良し悪しは、
数年後ではなく、数十年後に分かります。
お施主様が自宅をリフォームや建替えるを考えた際に、
「新築を建てた会社でまた施工してほしい」
と考えるかどうか、だと思っています。
もちろん、30年後に会社が存続していなければなりませんが、
同じお客様、または、お客様のお子さん、お孫さんたちに、自宅の工事を任されるということが、大きな評価となります!
選ばられ続けるには
建築業界は人口減、少子高齢化、などにより、戸建て住宅の新築は需要が減り続けます。
星の数ほどあると言われるハウスメーカー、工務店などはそれに合わせて数が減っていきます。
新築が減る一方でリノベーションなどが増加するのに合わせ、異業種からの新規参入もあり、元々の建設会社はさらに減っていくことが予想されます。
ブランド力の無い会社は自然と淘汰されていくのかもしれませんが、
ブランド力が無くても、技術力があったり、地域の信頼があったり、する会社まで無くなってしまうのも懸念されます。
町の小さな工務店としては、ブランド以外にも目を向けていただきたいところではございますが、右も左も良く分からずに迷っているならば、ブランドを選ぶのも悪い選択ではないと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。