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テントで石油ストーブor薪ストーブ?

そろそろキャンプの夜は何かしらの暖房がないと、我慢大会になりそうな予感。テント外なら焚火もありだが、テント内では、だいたいこの2択になるのではないだろうか。石油ストーブか薪ストーブか。

結論を言えば、僕は石油ストーブを選んだ。

人それぞれだが、僕なりの理由をまとめてみる。

キャンプに何を求めるか

そもそもだが、焚火や薪ストーブに薪をくべながら、ぼーっと火を見て数時間過ごす。といった、王道のような時間を過ごしたいのであれば、間違いなく薪ストーブだろう。ただ、ちょっとハードルが高い部分があるため、火を見るのは焚火で、テント内はストーブで我慢という人も多いのではないだろうか。

では、僕が求めているものは何か。たしかに薪ストーブはあこがれる。家にほしいとも思う。ただ毎回火だけを見て過ごすかと言ったら、そうではない。夜だけで言えば、料理とお酒、映画、その中で火を見て過ごすこともあるだろうって感じだ。火だけがメインではない。
まして、日中は読書、友人を招いてのランチやコーヒータイムを楽しみたい。

「キャンプに何を求めるか」だけをみると、火はメインではないが、薪ストーブはあったらうれしい。

しかし、その他の理由を足して考えるとどうしても石油ストーブなのだ。

積載量

車の積載量の問題だ。僕の車はそんなに大きくないため、今の道具でほぼいっぱいだ。小型の石油ストーブ程度なら入るが、煙突と薪となると、そうとう怪しい。

さらに家の中の置き場所にも困る。

燃料

毎回の薪の調達はめんどうになりそうな気がする。さらにコストも相当なものだ。石油ストーブなら燃料が簡単に手に入る。

メンテナンス

薪ストーブは定期的に煙突掃除をしなければならない。そうしないと一酸化炭素中毒の危険が増す。また、撤収時には、灰や残った薪の始末も必要だ。さらに汚れているため、車に積むとき、家での保管にも気を遣う。

テント自体の問題

薪ストーブをインストールするには、テントが燃えないように煙突を工夫して、テントに熱が伝わらないようにしなければならない。きちんと工夫していたつもりでも実際キャンプ中にテントが燃えた方もいる。

テントは難燃処理されたテントや、コットン生地のテントなどは燃えにくいが、それなりのお値段だ。
僕が何とか所有したテントには、そういった処理がされていない。煙突がテントに触れなくても、薪をくべるときに火の粉が飛ぶと、穴が空く。これは避けたい。

毎回の設置の労力

僕のテントは大型で、テントを張り、手作りの木製のキッチン、テーブルを一人で降ろして設置するだけでかなりの労力を使う。さらにプラスして薪ストーブの設置となると、さらに時間と体力を喰ってしまう。ほかの読書や料理や、ゆっくりとした時間を楽しめなくなると、本末転倒だ。

石油ストーブの魅力

石油ストーブ自体も実は好きである。暖かい石油ストーブの前で暖を取っている時間もいい。エアコンにはない魅力だ。ちなみに自宅はエアコンのみ。石油ストーブ自体も非日常となる。

また、キャンプに持っていく石油ストーブの選択肢はネットで検索すればたくさん出てくるので、ここでは割愛するが、僕が選んだ石油ストーブは「アルパカストーブ」である。

世間で一番人気で、僕もいいなと思うストーブはフジカハイペット(日本製)だ。ただ、これは人気過ぎて1年半待ち。価格もアルパカより少し高めだ。

アルパカは韓国製で、少し前まで日本の基準をクリアしていないため、個人輸入等で購入するしかなかったようだが、昨年日本の基準をクリアしたNEWアルパカストーブが発売され、さらに人気が高まっているようだ。僕が購入を決断したのも、この新しいアルパカ。安心して使える上に、見た目はフジカハイペットに似ていて、価格も安く、しかも手に入りやすい。ただ、それでも人気なので、寒くなってくると売り切れるみたいだ。僕は8月に購入した。さらにこのストーブは高火力で、ほかの小型石油ストーブの中では一番の高火力。

大きなテントのため、この高火力であるという点も外せない。

総合的に

一つ一つ考えると、現時点では石油ストーブ以外にはありえない。ただ、まだ使用していないため、今度初石油ストーブを試してみよう。

しかし、焚火、薪ストーブのような実際の火を見るのは捨てがたいので、LEDではない実際に火がつくランタンを検討してみようかな。テーブルの上に火があり、食事とワインを楽しみたいものだ。手がかからず、雰囲気の良いランタンを探してみよう。