ダディ竹千代の夢日記

確か「屋根の上のバイオリン弾き」の舞台はウクライナだったはずだ。5人の娘をもつ貧乏で敬虔なユダヤ人がロシア人にいじめられる話だ。牛乳屋テビェは明日を信じて生きていた。今はもうとっくに亡くなった森繁久彌の大アタリ役だ。
 このミュージカルの主題歌サンセットサンライズを深夜放送で聴いた時、哭いた。そしてこの曲を探しに探して、これがミュージカルの挿入歌で森繁久彌が唄っているのに腰を抜かした。帝国劇場での超ロングランだ。そしてあろうことかNHKが完全収録放送したのだ。3時間あまりだったろうか。日曜日の昼間からだったと思う。
 僕は釘付けで観ていた。なんと素晴らしい!今まで嫌いだったミュージカルが好きになってしまった。
 僕もその後ミュージカルに縁ができで「東京キッドブラザース」の音楽やら自分でもアン・ルイスや紳助竜介なんかともポケットミュージカルなんかもやった。それが縁でアン・ルイスとは仲良くなり、息子の美勇子君のデビューミニのプロデュースをしたのは後の話。
 とにかくその時の森繁久彌の名演技は凄かった、引き込まれてしまった。人間の存在威圧感を芝居とは出せるものだろうか?う~ん、名優となると客の心を鷲掴みにする。セリフの一言ひと言。動作のひとつ一つが。
 幼い時にみた森繁久彌は社長漫遊記て女性のお尻ばかり触っていた喜劇役者だった。僕はそれで女性のお尻は触わってもよいのだと思っていた。(ウソ!)
 女房が腰を悪くして痛い痛いとさすってあげたが、腰だと思ってさすってあげたのだが「そこはお尻だよ」と、今は平然という女房が恐ろしい❗️(^o^;)
 で、長い前置きだったが、ウクライナ。屋根の上で何を思う?帝政ロシア時代から痛めつけられたウクライナ、さて。
 怪僧ラス.プーチンとはよく言ったものだ。この男気が小さい。追い込まれているのは彼の方だ。ロシアの国民はソ連に戻ると暮らしが良くなると思うのかな?プーチン必死の一手だ。諸刃の刃だな。

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