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中国の戦略

 中国とロシアは接近して、協力関係を強めているようなのですが、中国の本音はどさくさに紛れてロシアを出来る限り吸収してしまいたいと考えているようなのです。
①量子コンピュータ 
覇権を握る為の一つの方法が量子コンピューターの分野です。この分野で個人や企業そして政府組織までを傘下に入れてアカウントをコントロールしてしまう作戦なのです。
当然ながら人工衛星を使ってスターリンクのように全世界を支配したいのですから、大量の人工衛星を飛ばさなくてはなりません。
スターリンクに対抗する為にも、ロシアの技術を使わせて貰わなくてはならないのです。
②一帯一路政策
世界中を抑える為の貿易路兼、軍事的な通路を確保する為に、融資をして助けると見せかけて、新興国の港や重要拠点を抑える作戦でしたが、予定通りには進んでいません。
ロシアと接近することで、ユーラシア大陸上半分を抑えたも同然になるので、ロシアとは仲良くしておきたいのです。
③資源の確保
資源輸入国の中国に取っては、ロシアからの石油や天然ガスは絶対に必要なので、米国に制裁されても生き延びれるように、天然資源や穀物の巨大な生産国であるロシアとは仲良くしておかなければなりません。
④貿易黒字
経済的な貿易黒字を確保する為に、米国からの制裁で減少しそうな輸出黒字をロシアを中心に維持しなければなりません。
ウクライナ戦争で石油価格が高騰し、ドイツが国際収支の黒字を減らしているので、同じ道を歩まぬように、安い資源や穀物をロシアから確保したいのです。
⑤デジタル人民元
金本位制に移行し、ドルは使わない方向に持って行きたいのです。サウジアラビアとも元での石油購入をすることにして、人民元の国際通貨の価値を高めて行きたいのです。その為にもロシアと協力をすることで米国からのドルの圧力を逃げ出したいのです。
⑥国内対立
習近平は国内の反体制派を抑えなければなりません。すなわち江沢民と王岐山とロックフェラー派、米国の民主党バイデン派となります。
反体制派を潰す為には、一旦債務超過問題でIT産業を含めた反体制派、江沢民派の企業を潰して、国営化し自分の派閥に組入れようとしているのです。
⑦台湾問題
ロシアのウクライナ侵攻を参考にして、戦わずして台湾を吸収する方法を探っているのです。
侵攻の際の協力や後ろ盾を得る為にもロシアとは仲良くしておく必要があるのです。
 以上の様に中国は、ロシアと仲良くしておく必要があるのですが、したたかな中国はそれだけには止まらずに、隙あらはロシアを取り込み、吸収してしまいたいと考えているのです。
 天然資源や穀物を輸入に頼っていることは、中国に取っての致命的な弱点だからなのです。
中国は直接ロシアを攻めるのでは無く、米国や欧州からの制裁で弱体化するロシアの弱みを完全に抑えてしまい、今回のウクライナ侵攻のように機を見て、圧力を掛けて行き、ロシアの内部から重要な拠点やインフラをコントロールしてしまおうと考えている筈なのです。
 中国は同じ戦略で、既に日本の国内を侵略しつつあるので、日本は法的規制を強化すべきであり、移民を緩める政策はもっての外なのです。



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