見出し画像

失って気づくもの①



前回の投稿でも述べましたが、僕は新聞奨学生として働きながら大学に通っています。

前回の投稿→ https://note.com/daapiyo/n/n9f2f9356a6a2

新聞奨学生は、それぞれの販売店の上にある寮か、販売店が個別でアパートの部屋を借りていてそこに住み込んで働きます。高校を卒業してすぐ、僕は実家を出て一人暮らしを始めました。そこのお店はアパートタイプだったので完全に一人暮らしです。4畳ほどの狭い部屋にロフトがあり、ユニットバスで駅からも店からも遠いあまり良くない物件でした(笑)

18年実家で暮らしてきて、突然の一人暮らしの世界へ。しかも仕事と受験勉強をしながらだったのでとても大変だったのを覚えています。慣れないことだらけでかなり疲れました。配達して、勉強して、炊事洗濯などの家事をするのはかなりしんどかった…両親の存在の大きさを初めて感じた瞬間でした。

常々、人は失ってみないと大事なものに気が付かないものだなあと感じます。こうして両親に感謝の意を持てたのも一人暮らしして親と離れたからだと思います。「可愛い子には旅をさせよ」なんて言いますが、本当にその通りだなと思った18歳の春でした。

浪人の時の配達先のおばちゃんに大学合格を伝えたところ、こんなものを頂きました

都会に1人で出てきて辛かったけれど配達先のお客さんには恵まれて、人の温かさに触れることが出来たのもいい経験だなあと思いますね。

受験勉強で大変お世話になった日本史の金谷先生とお会いした時にサインと写真撮ってもらった…懐かしいなあ(笑)
「報われない努力はない」この言葉は今も僕の支えになっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?