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5.曰芥海

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前回の記事から7か月も過ぎてしまいました。なんということでしょう。
ここから再出発の気持ちでコツコツ更新を続けていくぞと、密かに決意する筆者であります。
さて、お久しぶりの第5回は、劇団主宰であり女優以外に裏方仕事もマルチにこなす曰芥海さん。
柔らかな雰囲気が魅力的な彼女に、語っていただきました!

①小劇場に入るキッカケ

まず演劇と出会ったきっかけが、中学三年生のときに1年間だけ演劇部に属したこと。
転校先で仲良くしてくれた子が演劇部に入っていたので、そのまま入部したのですが、始めてのお稽古でなんだか雷に打たれたように「わたしはこれをやって生きていきたい!」と思いました。
その後ミュージカル科のある高等専修学校に入学し、恩師の運営する劇団の公演に修行参加させていただいたのをきっかけに、小劇場で活動する劇団さんが開催しているワークショップを自分で調べて参加するようになりました。
高校生だったので断られることも多かったですが、受け入れてくださる劇団さんも多く、そういう素敵な方々との出会いをたくさん経て小劇場というものに憧れ、気付けば自分もそこにいました。ありがたい。


②活動を通しての目標

いい仲人になることが目標です。
人と作品、人と人、作品と作品を繋ぐ真ん中の仲人。
昨年立ち上げた自劇団「果ての水辺」では“痛みに寄り添う、生きていくための、ものがたり”というコンセプトを掲げています。
「元気をだして!明るく行こう!こうやって生きていけ!」というものではなく「誰しもが自分だけの傷跡や心の穴を抱えていると思うけど、それを抱えたままで、さあどう生きていこうか?」という。
時間経過で自然治癒したり誰かに出会って治るものならそれでいいけれど、どうしても治らないものは自分でどうにかするしかない。
でも、ひとりで向き合うのって怖いじゃないですか。だから、一緒に向き合えるような作品を作りたい。これがなかなか難しいんですけどね。
作品はあくまで誰かのキッカケになるようひたすら一緒にもがいて、明確な答えを出さないことをモットーにしています。

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③仕事中大事にしていること

素敵な孤独を持つこと、余白を持つこと、全てを理解されようと思わず、受け取り手に委ねること。

④メッセージ

細く長く、死ぬまで何らかの形で演劇を続けていきたいと思っています。
口に出せる目標は叶うというから、きっとできるはず。
なので、もう出会って下さっているあなた様も、これから出会って下さるどなた様も、末永くよろしくお願いいたします(笑)。

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仕事が早い曰芥さんとのインタビューや撮影はとってもスムーズでした。
自分のためだけでなく、周りのために考え動くことができるのも彼女の魅力ですね。短いながらも、とても心地よい時間でした。
曰芥さん、ありがとうございました!

代表作

果ての水辺『青を飲む』脚本・演出
コルバタ座長公演『Tomorrow will be yesterday』出演
チームまん〇『GUNMAN JILL2』出演
劇団ICHIGEKI✩必殺『103号室のサクラ』出演
おなごん!『クラウクルー・クロウズ』出演
ポンポンペイン第六部隊『悪のヒーロー』出演
T-Riot『ビタースウィート・ウォンテッド』出演

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Twitter:@igarashi_kai
E-Mail:6.rainy.14@gmail.com

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