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深川で受け継がれ続ける料理

東京都江東区の町、深川。

今日は仕事のついでに訪れたこの地の名物「深川めし(深川丼)」を食べたので、その時の感想をこのnoteに纏めたいと思う。

「深川めし」とは何ぞや 

そもそも深川めし(深川丼)とは何ぞやって話だと思うので、まずはwikiから抜粋。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E5%B7%9D%E3%82%81%E3%81%97

深川めし(ふかがわめし)、深川丼(ふかがわどん)は、アサリ、ハマグリ、アオヤギなどの貝類とネギなどの野菜などを煮込んだ汁物を米飯に掛けたものや、炊き込んだもの。アサリ飯と呼ぶこともある。
貝の産地ではポピュラーな調理法だが、東京の深川が代表格であるため、このように呼ばれている。2000年前後から増え始めた深川めし屋の多くは炊き込みタイプである。  

古くはアサリではなく、江戸の深川近辺で大量にとれたバカガイ(アオヤギ)を用いた。アサリを使うようになったのは明治・大正頃である。

深川めしとの出会い 

僕が深川めしを最初に食べたのは、出張の時だった。僕は出張の時、いつも東京駅で駅弁を購入してから新幹線に乗りこむ(そして駅弁を選んでいる時は至福の時だ)のだけど、ある日出会った駅弁がこの弁当だった。

この弁当には僕が大好きな牛・豚・鳥のいずれも入っていない。正直、僕はあまり期待をしていなかった。それでも「何事も経験」だと考え、この弁当を買った。新幹線に乗り込み、早速弁当の蓋を開けてみる。

弁当は大きく「あさりエリア」、「穴子エリア」、「ハゼエリア」に別れていたのだけど、やはり深川めしといったらあさりエリア。早速一口、食べてみると、、、これが衝撃のうまさだった。

あさりの出汁のポテンシャルを最大限活かした炊き込みご飯に、甘辛く煮込まれたあさり。それらを一緒に口に放り込んだ時の化学反応といったらなかった。「完全に貝類を侮っていた」と思い知らされるかのように。

「貝類って牛・豚・鳥と並んでもおかしくないかもしれない」、と一瞬頭をよぎるくらいのうまさ。。

それ以来、「深川めしのポテンシャルは半端ない」と、ずっとそのことが頭の片隅から離れることはなかった。

今回、行ったお店はここ

思い続ければ願いは叶う。引き寄せの法則(言葉だけで意味は知らない)とでも言おうか。なんとついに今日、深川方面に仕事の話がきたのだ!

ということで前置きが長くなりましたが、ここからは普通の飯食いnoteになります。

今回行ったお店はここ「深川 釜匠 (ふかがわ かましょう)」

最寄駅は清澄白河駅で、歩いて5分くらいの所にあります。

お店に近づくとのぼり旗が風になびいて歓迎してくれます。(写真スキルが皆無な僕は、これをとるのに8枚くらい撮り直しました)

今日は飯noteを書く気満々だったため、気合い入れて「SNS映えする写真を取ろう」と意気込んで向かいます。外観からしっかり写真に収めようとカメラを構えると、、、

残念ながら、改修中?らしく、ブルーシートが全面的にかけられていました。出鼻を挫かれた感がありましたが、こういうことがあったとしても、やり抜くことが大事だと、テンションを上げ直して入店していきます。

ランチライム時、木曜12時半頃の訪問でしたが、並ばずにすんなり入れました。(なお席は3Fまであるらしく、数も90席あるらしいので、基本並ぶことはなさそうです。)

湯呑みは達磨仕様で下町感を感じさせてくれます。右目から涙が流れているのは、ブルーシートが掛けられた外観写真を撮った後の僕の心情を映し出しているかのようでした。

ランチメニューは大きく4種類。

メニューは4種類あります。

深川めし 新香味噜汁・小付(昆布)¥1070
あさりとしめじを、こだわりのだしでふっくらと炊きあげました!お米にしっかりと出し汁が染み込みまさに江戸深川の味です。

深川丼ぶり お新香・小付(昆布)¥1270
ざっくりネギと油揚げ、そしてたくさんのあさり!!最後に卵黄をのせたぶっかけ丼です。あっついうちに召し上がれ!

深川セット¥1880
深川めし・丼ぶり・大根サラダ・お新香・味噌汁・小付(昆布)・デザート
これぞ深川三昧!お腹いっぱいお約束します★※デザートは季節によって異なります。

清澄セット¥1520
深川めし・みそ田楽・大根サラダ・お新香・味噌汁・小付(昆布)・デザート
人気の田楽がセットメニューになりました!自家製特製ダレが人気の秘密です。※デザートは季節によって異なります

深川丼ぶりをチョイス

このお店では深川めし(炊き込みご飯)と深川丼ぶり(汁掛けタイプ)の2種類があるとのこと。僕は珍しい深川丼ぶりをチョイスしました!

到着までテイクフリーの漬物をつまみます。

たくあんの壺漬け、らっきょう、ガリが「放題」になります。どれも大好きな漬物なので嬉しい。

パロポリと食べながら店内を見渡すと、、、

常連の方のボトルキープの数々。銘柄も下町の感じが出ていました。ウイスキーがキープされているのは少し驚きました。深川めしに合うのだろうか。

などと思いを馳せていると、ついに深川丼ぶりが到着!

具材に何が入っているのか、レンゲでかき分けていくと、、、

!?

黄身が二つ!!!

こんな嬉しいサプライズが今まであったでしょうか。それもよく見ないとわからない、気づかずに食べてしまいそうになる隠れ演出。これが下町のやり方なのでしょうか。

まずは黄身を使わずにそのままでいただきます。

あさりがゴロッゴロです。ふかふかに炊き上げられたあさり。あさりの出汁がバッチリ効いた、少し甘めの汁がまた優しい味でうまい!

飲んだ後にラーメンではなく深川丼ぶり、というのも全然アリだと思います。

次は黄身ありバージョン。二個あるので、割と気軽に序盤から黄身を攻めることができます。

レンゲの中で小さな「黄身カレーライス」のようにして、一気に口に運んでいきます。

これがまた衝撃的なうまさ。いやー、今このnoteを書きながらもお腹が空いてきました。黄身がアサリの出汁と抜群にマッチするのです。

最近はSNS映えを狙った料理が多く、味など御構い無しに「とりあえず黄身を乗っけて置けば良い」的料理が蔓延している中、これは味的にバッチリはまってました。「アサリ×黄身」。これはとても考え抜かれた組み合わせだと思います。

途中からは無我夢中で写真を撮るのを忘れ、気づけば完食!

いやー本当に贅沢で美味しい料理でした!!

もし深川方面に行く用事などがありましたら、是非食べてみてください〜。

このnoteを最初から見返した時、ロケットニュース24グルメblogの8番線じ(出がらし)みたいな記事だな、と思いました。

もっと良いnoteを書けるように精進します。

最後までお読みいただきありがとうございます〜!よろしければシェアしていただけると嬉しいです!