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IPO事前予想 10月前半

今回は10月前半に上場予定の銘柄の事前予想を行っていきます。

企業名 タスキ
総合評価 3.5
想定公募価格 670円
初値予想 2000円
タスキは、新築投資用IoTレジデンスの企画、開発、販売およびコンサルティングを行っている企業です。
主に最寄り駅から徒歩5分圏内の物件取得(100㎡~200㎡程度の広さ)を目指し、鉄筋コンクリート造で10戸~15戸程度の中低層レジデンスを主力商品としています。
また、最寄駅からの導線や物件の下見は、VR技術を活用し、オンラインでおこなえるようになっており、新型コロナの影響を受けにくいビジネスモデルとなっています。
想定価格が低く、公開株数も少ないため、供給はかなり絞れています。総合的な需給を考えると、初値は大幅に上昇する可能性が高いでしょう。

企業名 ダイレクトマーケティングミックス
総合評価 1.5
想定公募価格 2980円
初値予想 3000円
ダイレクトマーケティングミックスは、ダイレクトマーケティングを通じた営業ソリューションサービスの提供を行っている企業です。
顧客企業からの業務委託に基づいて、自社で運営するコンタクトセンターにおける電話受発信、フィールドセールスによる直接訪問、Webコンタクト等のチャネルを通じて顧客企業のエンドユーザー向けにダイレクトマーケティングを実施しています。
直近の業績推移は右肩上がり傾向ですが、公募なしの売り出し100%の案件であり、新規投資をおこなわないことから、上場後の成長を期待した買いは入りづらいです。

企業名 キオクシアホールディングス
総合評価 2
想定公募価格 3960円
初値予想 4500円
キオクシアホールディングスは、メモリおよびSSD等関連製品の開発・製造・販売事業等を営むグループ会社の経営戦略策定および管理を行っている企業です。
フラッシュメモリは、スマートフォンで写真・動画などを保存するために使われる他、身近な電子機器やデータセンター、家庭用ゲーム機向けSSDなどにおいても、欠かすことのできないコアデバイスとなっています。少し前からPS4の外付けSSDとしても活用されています。
一方で公開株数が極めて多く、総合的な需給を考えると、初値の大幅な上昇は望みにくいと思われます。

企業名 日通システム
総合評価 3.5
想定公募価格 1970円
初値予想 6500円
日通システムは、業務の合理化と労働生産性向上を支援する統合ERPパッケージ「勤次郎Enterprise」を提供している企業です。
就業システム、勤怠システム、給与システム、人事システムなどで働き方改革と健康経営を支援しています。
また、人材マネジメントサービスをクラウド形式やソフトウエアで提供しており、売上構成比としては、クラウド形式が46.4%、ソフトウエアが52.5%となっています。
業績も近年伸びてきているため、上場後もクラウド形式を中心に事業拡大が期待でき、投資的な買いも入りそうです。ただ、公開株数が多いため、需給的に初値がどの程度上昇するのか予想するのが難しそうです。

今回の4銘柄は、初値の大幅な上昇に期待できる銘柄が2つ、小幅な上昇になると予想される銘柄2つとなりました。そのため、資金に余裕がないという方はタスキと日通システムを優先的に申し込むようにしていただければ良いと思います。

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