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アナログとデジタル 4 iPhone iPad以降

 さて、私自身が同人活動を止めてからの話です。 
 イラスト漫画関連からは遠ざかっていましたが、会社で漫画同好会のメンバー募集があり、気まぐれに入会、組合活動の一環としてイラストやコマ漫画を描く様になりました。(頻度は年に2-3回ですが)
 この頃の環境はiMac21インチとComic Studio Photoshop CS4 
 下絵を取り込んでの作業だったのですが、仕上げの際の主線修正にもどかしさを感じる事がよくありました。
 着色範囲の線が閉じていないと失敗するので、主線レイヤに戻って修正するのですが、ペンタブレットだと結構面倒臭い。
 線画を取り込んで修正するのも面倒な部分があります。
 かと言って液晶タブレット購入に迄は踏み切れない。

 その辺のもどかしさを解消したのがiPadでした。
 サードパーティーがスタイラスを出し始めたのをきっかけに、使い始めました。メインのアプリはProcreate。初期に400円程で購入しました。
 このアプリ、いまだにiOS専用だったりします。
 最初はスタイラスの性能が低く、慣れを要しましたが、Applepencilの発表で事情が変わりました。
 アプリも増え、Comic Studio後継のClip Studio iOS版がリリース。
 iPadだけで作品が完結する環境が整いました。
 必要であればMacと連携出来ますが、iPadで完結させる事も多かったです。

 一時、CoreM搭載のWindows8タブレットが安売りされており、しばらく使いましたが、液晶の視差とタッチパネルの感度、アプリ動作の軽さでは個人的にiPadが使いやすかったです。
 
 近年、Wacom以外のメーカーも安価な液晶タブレットを発表。
 MacOS対応も始まり、評価も安定してきたので購入しました。
 iPadについては、持ち歩を重視して、Airからminiへ変更。
 個人的には結構理想のデジタル作画環境が整いました。

 手を出してから30年近くですね(^_^;)
 
 その一方で、最近百均画材で遊んだりもしてます。
  質はともかく、安いし集めるのも楽しいです。

 この記事を執筆したきっかけは、コンペ主催者の先入観に対する憤りと、手法優劣に関する個人的な考え方からでした。
 個人的な結論としては

 作画手法に優劣はないし、評価を気にするより自分の腕を磨いた方が有意義で楽しい

 と言う所でしょうか。

 表現活動は、承認欲求が絡むため、評価が気になるのは皆同じですが、個人的には少しでも評価いただければそれはありがたい事。
 そこから会話が生まれればまた楽しいです。

 そう考えて、自分も自分なりに創作を続けたいと思います。

 

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