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傷寒論(太陽病134~136条)

134条 太陽病、脉浮動數、浮則風為、數則熱為、
   動則為動、數則為虚。頭痛、發熱、微盗汗出、
   而反悪寒者、表未解也。醫反下之、動數孌遅、
   膈内拒痛(一云頭痛即眩)、胃中空虚、
   客気動膈、短気躁煩、心中懊憹、陽気内陥、
   心下因鞭、則為結胸、大陥胸湯主之。
   若不結胸、但頭汗出、餘處無汗、
   剤頸而還、小便不利、身必發黄。
   大陥胸湯。方二。
   たいようびょう、みゃくふにしてどうさく、
   ふはすなわちかぜとなし、
   さくはすなわちねつとなし、
   どうはすなわちつうとなし、
   さくはすなわちきょとなす。
   ずつう、はつねつ、すこしくとうかんいで、
   かえっておかんするものは、
   ひょういまだげせざるなり。
   いはかえってこれをくだし、
   どうさくちにへんじ、かくないきょつう、
   いちゅうくうきょ、きゃっきかくをどうじ、
   たんきしてそうはんし、しんちゅうおうのうし、
   ようきないかんし、しんかよりてかたきは、
   すなわちけっきょうとなす、
   ただづかんのみでて、よしょにあせなく、
   けいをかぎりてめぐり、
   しょうべんふりなれば、
   みかならずおうをはっす。
   だいかんきょうとう。
135条 傷寒六七日、結胸熱實、脈沈而緊、心下痛、
   按之石鞭者、大陥胸湯主之。三。
   しょうかんろくななにち、
   けっきょうねつじつ、みゃくちんにしてきん、
   しんかいたみ、これをあんじて
   せっこうのものは、
   だいかんきょうとうこれをつかさどる。
136条 傷寒十餘日、熱結在裏、復往来寒熱者、
   與大柴胡湯。但結胸、無大熱者、
   此為水結在胸脇也。但頭微汗出者、
   大陥胸湯主之。四。
   しょうかんじゅうよにち、
   ねつむすんでりにありて、
   またおうらいかんねつあるものは、
   だいさいことうをあたう。
   ただけっきょうして、たいねつなきものは、
   これみずをむすんで
   きょうきょうにありとなすなり。
   ただあたまにかすかにあせいずるものは、
   だいかんきょうとうこれをつかさどる。

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