国内外のスタートアップら5000人以上が参加しグローバルな連携を創出する「TechGALA」、2025年2月4〜6日に名古屋で開催――アイデアソン/ハッカソンの参加募集も開始
Central Japan Startup Ecosystem Consortiumは2025年2月4~6日、“地球の未来を拓く、テクノロジーの祭典”と銘打つイベント「TechGALA」を、名古屋市の栄地区・鶴舞地区を中心に開催する。モビリティやマテリアル、宇宙産業、ライフサイエンスなど各分野のセッションをはじめ、アイデアソン/ハッカソン、スタートアップによるピッチコンテスト、参加者同士のネットワーキングやパーティー、展示ブースでの技術体験、名古屋全体を巻き込んだサイドイベントなど、インタラクティブなプログラムが予定されている。
TechGALAの概要とテーマ
Central Japan Startup Ecosystem Consortiumは、中部経済連合会、名古屋大学、愛知県、名古屋市、浜松市らが組成した、愛知・名古屋・浜松地域のスタートアップ・エコシステムの形成を目指すための団体である。同団体が、国内外から今の社会をリードする各分野のプロを5000人以上集め、革新的な技術や社会創造などさまざまな文脈で世界的なネットワークを創出する“コミュニティ”となる場が「TechGALA」だ。
TechGALAでは、以下の5つのテーマに根ざしたプログラムを展開する。
MOBILITY――境界を超えるモビリティ革命
SUSTAINABLE ENVIRONMENT――持続可能な地球環境の実現
MATERIAL――マテリアル革新力・世界産業全体の強靭化
LIFE SCIENCE / WELL-BEING――ライフサイエンスとWell-beingの革新
ADVANCED TECHNOLOGY――テクノロジーとの共生:産業革新と社会変革
TechGALAの主なプログラム
《セッション》
「Advanced Technology」「EXPERTS」「Life Science / Well-being」「Material」「Mobility」「Sustainable Environment」というカテゴリーの下、さまざまなセッションが実施される。現在発表されている登壇者は以下の通り(五十音順)。
Adriana Marais氏(Off-World Project)
Lisa Mandemaker氏(スペキュラティブデザイナー)
上田岳弘氏(作家)
馬田隆明氏(東京大学 FoundXディレクター)
江守正多氏(東京大学 未来ビジョン研究センター 教授)
小木曽麻里氏(SDGインパクトジャパン 代表取締役Co-CEO)
酒井里奈氏(ファーメンステーション 代表取締役)
中村幸一郎氏(Sozo Ventures 共同創業者/マネージング ディレクター)
平野啓一郎氏(小説家)
松田崇弥氏(ヘラルボニー代表取締役Co-CEO)
安田クリスチーナ氏(SPRIND)
《アイデアソン+ハッカソン「HackGALA」》
社会を変えるアイデアを発想し(アイデアソン)、仲間と一緒に形にして(ハッカソン)、審査を経て選抜されたチームがプレゼンテーションへと臨む一連のプログラムで、任意のタイミングから参加できる。
1回目となる今回は「BLACK BOX」がテーマ。現代社会を取り巻くブラックボックスの仕組みや本質を考え直し、AIをはじめとした技術を駆使して新しい可能性を生み出すことを狙う。
現在、HackGALAの公式ページにて説明会の参加申し込みを受付中である。締め切りは11月25日。
《ピッチコンテスト「TechGALA Global Startup Showcase」》
海外市場を目指す日本のスタートアップ、日本市場を狙うグローバルスタートアップが、TechGALAの5つのテーマ(前出)に沿って世界を変えるアイデアと技術で挑戦する。
《サイドイベント》
名古屋の街が舞台に、早朝から深夜まで一日中開催される多種多様なプログラム。あらゆる企業が主催する交流会をはじめ、ウエルビーイングのプログラムや勉強会、ワークショップなどが行われる。
《ネットワーキング》
登壇者や対象チケット購入者に向けた、ネットワーキングを行う場。ラウンジや交流スペースのほか、事業会社と投資家などとの1on1のミーティングを短時間で行うスピードデーティング、登壇後のスピーカーとディスカッションするラウンドテーブルなどが予定されている。
開催概要
日時:2025年2月4日(火)〜6日(木)10:00〜18:00
会場:名古屋市栄地区・鶴舞地区
(トップ画像:Central Japan Startup Ecosystem Consortiumのプレスリリース、2024年9月2日付)
文:佐々木 三奈
フリーランスライター/校正者、がん患者・経験者の運動を支援する「まめっつ」メンバー。『SDGs白書』『インターネット白書』の編集にも参加。
+++
インプレスホールディングスの研究組織であるインプレス・サステナブルラボでは「D for Good!」や「インターネット白書ARCHIVES」の共同運営のほか、年鑑書籍『SDGs白書』と『インターネット白書』の企画編集を行っています。どちらも紙書籍と電子書籍にて好評発売中です。