ComicVket・MusicVketに行ってきた

画像1


2020年8月14日~15日の3日間VR空間で行われた同人即売会ComicVket、音系同人即売会MusicVketに行ってきた。

ComicVket公式サイト
https://www.comic.v-market.work/v1

MusicVket公式サイト
https://www.comic.v-market.work/v1

今回3つある参加プラットホームのうちVR CHATにPCVR(Oculus Rift S)で参加。

・ComicVket

画像2
秋葉の中央通りにブースが立ち並ぶ、通常版ワールドだとSEGAの3号館からツクモぐらいまでワールドの移動なくシームレスに移動できる。ただ非常に重いのでQuest対応軽量ワールドの方が実用的で自分が訪れたときには常に5,6人がワールドにいた。

画像3

ブース見ながら面白そうなものを探す感覚はけっこうそれっぽい。現実の即売会だと混雑や暑さ寒さ、邪魔な荷物で回る気がしないジャンルの方までじっくり見て回れるのは利点。ただ、スペースに対して人が少ないサークル主が基本居ないので事実上の無人販売所というか見本誌置き場状態で即売会っぽさはあまりない感じ。

画像4

画像5

ブース上の冊子を開くと同人誌の見本誌、または頒布物のカタログになっている。アクキーとかの立体頒布物については3Dで見れればなと思うし購買力上がりそう。



・MusicVket

画像7


各会場へのポータルが立ち並ぶ1階のエントランスを上がると

画像7

2階にはサークルブースが立ち並ぶComicVketの現実の即売会を模したブースではなく視聴用のプレイヤーとサークル説明ポスターが並んでいる。ComicVketに比べて外国人のアバターが周囲に多い印象。


画像8

ブースにあるプレイヤーのプレイボタンを押すと楽曲の再生が始まる。楽曲に合わせてレベルメータが動くのも面白い。
実際の即売会だとブースで気になっても一声かけてヘッドホン借りて試聴する必要があるが。それがない試聴のしやすさはVR空間での音楽即売会の一番のメリットだと思える。


画像9

画像10

各会場ワールドの3階には企業ブースになっていた。


・感想まとめ

 即売会と言っておきながら現状見本誌、試聴機置き場となっているのが否めない。特にHMDを使わずに画面を見ながら一人で回っていると強く感じそうで、実際APOLLOのようなWEB即売会イベントで十分ではないかという意見も見受けられた。HMDで見てるとAPOLLOのようなサムネだけ見て選ぶ形よりも、自分のホームのジャンル外にも手を出そうという気になれたので必ずしも悪い面ばかりではないと思う。
 また、個人的な体験としての満足度で言ったらComicVketに比べMusicVketの方が高く感じた。これはComicVketが実際の即売会のブースを模した結果純粋に現実の劣化が強く感じられたためであり。そもそも現状現実の即売会の再現が不可能なのだからVR空間で使いやすくて見栄えの良い環境を用意した方が良い気がする。
 あと一番気になったことは、既に色んな場所で指摘されているがVR上で購入がそのまま出来ないのだけはなんとかして欲しいと思えた。目の前で見ていいと思ったら脳死状態で買える状態にしないと後から買うまでに冷めてしまう気がする。(一応OVR Toolkit等を使えばVR内でブラウザ見て決済可能であるが公式でサポートする手軽さが必要に思える。)

 今回コロナウイルスの影響もあって色々な同人即売会が中止になっている。それで、本来ならばとりあえずVRで即売会やったら面白いんじゃないのぐらいの人が注目してる段階に現実で中止になった即売会の代替地としての目が向けられる用になっている気がする。そういう目で見た人が現段階のVR即売会見てあんまり落胆していないと良いのだけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?