制服のブーツのせいで水虫に!現役3大制服公務員らが語る最大重量50キロの制服勤務の苦悩
――ここまで、アパレル業界における制服市場の大きさを明らかにしてきたが、では、実際に着用している公務員たちは、その制服にどんな思いを持っているのか? 現役の警察官、自衛隊員、消防士に話を聞いた。
『日本の制服150年』(青幻舎)
【座談会参加者】
A…警視庁警察官
B…埼玉県警警察官
C…朝霞駐屯地陸上自衛官
D…横浜市消防局消防官
──早速ですが、皆さんは基本的に毎日制服を着てお仕事をされているんですか?
A 私は刑事なんで、普段は制服は着てませんね。式典の時などくらいでしょうか。あとは、家宅捜索の時などに、「警視庁」って書いてある赤いベストをスーツの上に着ます。
B 同じ警察でも、私のほうはいわゆる「お巡りさん」なので、毎日制服で仕事してます。
C 僕は制服というよりも戦闘服、皆さんもご存じの迷彩服のほうが多いですね。自衛隊ではかなり前から、「常在戦場(いつでも戦場にいる心構えで事をなせという心得)」ということで、戦闘服勤務になったんです。
D 自分は、消防署での待機中は、出動服というオレンジの服を着ています。
──制服や勤務服のメリットやデメリットなどはありますか?
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