アメリカ、フランス、日本のドラッギーな表現 麻薬文学の作家たちとパンチライン

――麻薬文学の代表的作家として挙げられるのが、これらの人物かもしれない。彼らの作品を読めば、ドラッギーな“名文”に出会える!?

■麻薬の効果を冷静に見つめた象徴派詩人
シャルル・ボードレール

『悪の華』(1857年)で近代における孤独と苦悩を歌い、フランス近代詩を確立した詩人。60年、英国の批評家ディ・クインシーの『阿片常用者の告白』(1822年)の翻案も含む『人工楽園』を刊行。それは、19世紀の文人らを魅了した酒やハシシュ(大麻樹脂)、アヘンの効果と害毒を陶酔と覚醒の中で冷静に見つめた麻薬白書だ。

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