豊作のブラック・ムービーを見るにあたって知っておくべき豆知識――不平等な命など存在しない!ブラック・リヴス・マター運動

 アメリカの社会問題で避けて通れないのが、警官による一般人への暴力。その犠牲の大半となっているのが黒人である。しかしこの問題は今に始まったことではない。以前との大きな違いは、携帯電話の普及である。これまでは報じるメディアがなく、事実が隠蔽されてきたかもしれないが、今は携帯さえあれば、撮影・録画が可能でインターネットを通じて拡散できるため。その中で生まれたのが、「黒人の生命も大事である!」というメッセージを伝える「ブラック・リヴス・マター」(BLM)運動である。

ブラック・リヴス・マターを象徴する『ルーク・ケイジ』。

 BLMをテーマにしたドキュメンタリー作品は、活動がスタートした13年以降、後を絶たず、ショート映画も含めると、おそらく20本前後は誕生しただろう。本文で紹介した『バース・オブ・ネイション』も、「BLMを強く意識して制作した」とネイト・パーカー監督は話している。

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