Cyg art gallery

東北の作家に焦点を当てた企画展を行うギャラリーです。

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最近の記事

千葉奈穂子 父の家 My Father’s Houseギャラリートーク 第3回

 展示「千葉奈穂子 父の家 My Father’s House」に合わせて開催したギャラリートークの記録です。  千葉奈穂子が制作の経緯、写真を始めたきっかけ、過去作品や展示中の新作などについて、お客様からの質問も交え、3回にわたってお話ししました。 <ギャラリートーク第3回> 2022年5月14日 【目次】 ・父の家のこと ・エッセイ集『父の家 2022』 より「冬の家」と祖父母の服のエピソード ・「父の家」より冬の作品と、過去と現在の風景 ・制作の裏側(暗室作業と撮

    • 千葉奈穂子 父の家 My Father’s Houseギャラリートーク 第2回

       展示「千葉奈穂子 父の家 My Father’s House」に合わせて開催したギャラリートークの記録です。  千葉奈穂子が制作の経緯、写真を始めたきっかけ、過去作品や展示中の新作などについて、お客様からの質問も交え、3回にわたってお話ししました。 <ギャラリートーク第2回> 2022年5月5日 【目次】 ・父の家のこと ・裏山と夏と母屋のエピソード ・「Seaside Town 浜辺のまち」を制作した南相馬での経験と「父の家」のこと ・今後の制作について 聞き手:

      • 千葉奈穂子 父の家 My Father’s Houseギャラリートーク 第1回 (後半)

         展示「千葉奈穂子 父の家 My Father’s House」に合わせて開催したギャラリートークの記録です。  千葉奈穂子が制作の経緯、写真を始めたきっかけ、過去作品や展示中の新作などについて、お客様からの質問も交え、3回にわたってお話ししました。 <ギャラリートーク第1回> 【トーク(前半)】*テキストのみ ・写真を始めるきっかけになった経験 ・展示構成と二つの表現手法のこと ・こちらからお読みいただけます。 【トーク(後半)】 *本記事では文字起こしをお読みいただ

        • 伊山桂ロングインタビュー( 「「伊山桂 特集」のための文章」の、長い注釈 )後編

          「「伊山桂 特集」のための文章」の、長い注釈  ただいまシグアートギャラリーでは「伊山桂 特集」を開催中です。  美術家である伊山桂(いやま・けい)は「自然と人間の関係性を美術実践の中で考察することを目的に作品を制作発表している」と語り、土などを使用した重厚なマチエールのアクリル画をはじめとして、発想をそのまま形にしたような軽やかさをもつ水彩や鉛筆のドローイング、卵の殻を使った独自の支持体を持つ絵画などを制作してきました。また2001年生まれという若手ながら年数回の個展をこ

        千葉奈穂子 父の家 My Father’s Houseギャラリートーク 第3回

          伊山桂ロングインタビュー( 「「伊山桂 特集」のための文章」の、長い注釈 )前編

          「「伊山桂 特集」開催中です伊山桂(いやま・けい、美術家)について  ただいまシグアートギャラリーでは「伊山桂 特集」を開催中です。  伊山は「自然と人間の関係性を美術実践の中で考察することを目的に作品を制作発表している」と語り、土などを使用した重厚なマチエールのアクリル画をはじめとして、発想をそのまま形にしたような軽やかさをもつ水彩や鉛筆のドローイング、卵の殻を使った独自の支持体を持つ絵画などを制作してきました。また2001年生まれという若手ながら年数回の個展をこなし多数

          伊山桂ロングインタビュー( 「「伊山桂 特集」のための文章」の、長い注釈 )前編

          写真でみる、溝口昭彦「Spindle-shaped 紡錘形から始める」

           ただいまCyg art galleryでは溝口昭彦の個展「Spindle-shaped 紡錘形から始める」を開催しております。会期は26日(火)までと残りわずかです。  本記事では、展覧会風景の写真を中心にご紹介いたします。撮影は、知念侑希が担当しました。  一度ご覧になった方もこれからご覧になる方も、また会期終了後も、振り返りや記録としてぜひお楽しみください。  本展では、1990年代から現在に至るまでモチーフとして据えた紡錘形を起点とした作品群が展示されています。紡錘

          写真でみる、溝口昭彦「Spindle-shaped 紡錘形から始める」

          Cyg rental wall 2022 review

           東北の作家に焦点を当てた企画展を行うCyg art gallery(シグアートギャラリー)では、スペース内でCyg rental wall(シグレンタルウォール)を運営しています。  この記事ではCyg rental wall を知っていただくための取り組みとして、2022年度に開催された展示のレビューを一挙に5つ公開します(そのほかCyg rental wallではCygの主催展示も開催しました)。     Cyg rental wall とは?  東北でのクリエイテ

          Cyg rental wall 2022 review

          アートブックターミナル東北2023、まもなく閉幕。スタッフおすすめの作品をご紹介!

          ■「アートブックターミナル東北」とは?  シグアートギャラリー夏の恒例イベント「アートブックターミナル東北2023」を開催中です。  「アートブックターミナル東北」(ART BOOK TERMINAL TOHOKU/ABTT)とは、東北ゆかりの 「本」の形の表現を募集・展示・販売するイベントです。著者や本のテーマが東北六県のいずれかと関係していれば誰でも応募できます。  通算12回目の開催となる今年は131作品が集まりました。会期中は会場のほか、オンラインショップでも作品を

          アートブックターミナル東北2023、まもなく閉幕。スタッフおすすめの作品をご紹介!

          アートブックターミナル東北2023開催中。たくさん売れた!ランキング 【中間発表】

          ■「アートブックターミナル東北」とは?  今年も、シグアートギャラリーでは夏の恒例イベント「アートブックターミナル東北」を開催しています。  「アートブックターミナル東北」(ART BOOK TERMINAL TOHOKU/ABTT)とは、東北ゆかりの 「本」の形の表現を募集・展示・販売するイベントです。著者や本のテーマが東北六県のいずれかと関係していれば誰でも応募できます。  今回も子どもから大人まで様々な応募者から、ZINE やリトルプレスと呼ばれる自費出版本を中心に、

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          髙田幸平「畝。前に云ったかもしれない。『ジャム、ジャム、ジャム。』」

           Cyg art galleryでは、神戸市出身で山形市在住のペインター髙田幸平の個展「畝。前に云ったかもしれない。『ジャム、ジャム、ジャム。』」を開催しております。この展覧会についてご紹介します。 モチーフのない絵を描く  髙田幸平は絵を描くことそのものに関心を寄せ、抽象絵画による実践を続けてきたペインターです。抽象絵画というと、形態・色彩自身の表現を目指す絵画で、広くは実際にはモチーフがあってもそのままの形態から離れていたり、具体的な対象の再現を目的としない絵画を指し

          髙田幸平「畝。前に云ったかもしれない。『ジャム、ジャム、ジャム。』」

          登山家がやって来る - 吉田和夏 Who Comes, Who Knows -

           Cyg art galleryではただいま岩手県出身のアーティスト・吉田和夏の個展「Who Comes, Who Knows」を開催しています。  吉田は恐竜や図鑑、地図、天体、鉱物、宇宙などを題材にした絵画の発表を中心に、ZINEやグッズの制作を積極的に手掛けるなど、多彩な活動を行ってきました。  今回の展示では、今までの題材に加えて「木彫りの登山家」をモチーフに取り入れた作品を主に発表しています。登山家との出会いが、吉田の作品にどのような展開をもたらしたのかが見どこ

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          ART BOOK TERMINAL TOHOKU2022 たくさん売れた!ランキング 結果発表

          ■ART BOOK TERMINAL TOHOKU とは?  ART BOOK TERMINAL TOHOKU(アートブックターミナル東北/ABTT)とは、東北ゆかりの方による本の形の表現をCyg art galleryで募集、販売するイベントです。  絵画の作品集、イラスト集、版画集、写真集、小説、批評、漫画、詩句、絵本、エッセイなど、様々な表現内容の作品が集まっています。手軽にコピー機で作ったZINEから重厚な作りの画集まで、「本」の形であれば何でも出品可能です。  2

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          草彅裕|無数の一滴

           Cyg art galleryでは、写真家・草彅裕の個展「無数の一滴」を4月26日(水)まで開催中です。  草彅裕(くさなぎ ゆう)は秋田県を拠点に活動する写真家です。時に土地の歴史や風土、伝統行事のリサーチを行いながら、火・水・雪といった自然物を主な被写体として撮影を行っています。2020年3月にCygで開催した個展「水の粒子」に続き、水にまつわる作品群をご覧いただけます。 「瞬間」と「循環」  本展で草彅は「無数の一滴」というタイトルのもとに作品を発表しています。こ

          草彅裕|無数の一滴

          福田紗也佳|風がしみわたる

          Cyg art galleryでは、「風景が変化する様子を長く留めておくこと」を主題に、絵画やインスタレーションによる制作をおこなうアーティスト・福田紗也佳の個展「風がしみわたる」を開催しています。 本展では、福田が岩手に拠点を置いたことで描くことができた作品を発表。自然の影響による経年変化、人の手が入ることによる街並みや室内環境の変化など、風景が変わりゆく様子を鮮やかかつ重層的に描き出しています。 -「風景」を描く 福田は、主に実在する風景を油彩によって描いてきました。

          福田紗也佳|風がしみわたる

          シグナスパレード、1月11日まで開催中!

           2021年の初開催に引き続き、今回も年を跨いで「シグナスパレード」を開催しております。会期は残りわずか、1月11日(水)まで!  オンラインショップでも作品を取扱中ですので、来場が叶わない方はぜひ覗いてみてください。 シグナスパレードとは? シグアートギャラリーが開催する「冬のアートマート」です。アーティストの小作品やデザイナーのオリジナルグッズを展示販売しています。特に、お部屋にも飾りやすいサイズの作品であったり、日常生活の中で実際にご使用いただける雑貨など、アートが身

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          初心者向けポートフォリオの作り方講座(東北ポートフォリオ展・募集受付中です)

          東北ポートフォリオ展について 東北ポートフォリオ展(Tohoku Portfolio Exhibition、略称TPE)は、岩手県盛岡市のCyg art gallery(シグアートギャラリー)が主催している公募型イベントです。今年で4回目の開催となります。  東北ゆかりのアーティストからポートフォリオ用紙を募集し、ファイリングしてシグアートギャラリーで展示します。展示終了後のポートフォリオは、どなたでも常時閲覧できるようにギャラリー内のスペースに設置されます。東北ゆかりの

          初心者向けポートフォリオの作り方講座(東北ポートフォリオ展・募集受付中です)