宮沢賢治と野球

#WBC #日本代表 #優勝 おめでとうございます。

#宮沢賢治 と #野球 といえば #盛岡中学校 の寮で同室の先輩で親友の #藤原健次郎 が野球部で4番打者でした。毎週藤原の実家に遊びに行くほどの仲でした。

藤原は将来を期待されていましたが秋田大舘での遠征試合の帰りに腸チフスで急死してしまいます。

「藤原健次郎死ス、野球、大舘、チフス、藤原健次郎死ス」と宮沢賢治はノートに無念の思いを記しています。

藤原健次郎の名前は小惑星となっています。
宮沢賢治の星になった親友のひとりです。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2022/8/16/122933

#宮沢賢治 の #盛岡中学校 の2年後輩に #野球 #日本代表 の主将を務めた名選手 #久慈次郎 捕手がいます。

賢治の死の1年後の1934年久慈と #沢村栄治 投手とのバッテリーでアメリカ代表 #ベーブ・ルース 選手と名試合を繰り広げました。賢治が生きていればきっと喜んだことでしょう。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/久慈次郎

宮沢賢治の勤務した花巻農学校でも野球は盛んだったようです。
教え子が落球する様子の詩を書いています。活躍する詩を書けばいいのに、と思ったりします。

宮沢賢治/芝生

風とひのきのひるすぎに
小田中はのびあがり
あらんかぎり手をのばし
灰いろのゴムのまり、光の標本を
受けかねてぽろつとおとす

銀河鉄道の夜でも野球好きと思われる少年が登場します。

宮沢賢治/銀河鉄道の夜 より

「ボール投げなら僕決してはずさない。」
　男の子が大威張りで云いました。

「もうじきサウザンクロスです。おりる支度をして下さい。」青年がみんなに云いました。

「僕も少し汽車へ乗ってるんだよ。」男の子が云いました。

またそのほかの野球つながりでは、阪神タイガースの応援歌通称「六甲おろし」の作詞家佐藤惣之助は最初期から宮沢賢治を高く評価した文学者です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/佐藤惣之助

宮沢賢治自身は野球が得意だったわけではないようですが身のまわりには野球関係者がたくさんいたようです。