2019年に心揺さぶられた曲5選
クリスマスですね。
クリスマスの思い出コラムでも書こうかなと思ったけれど、年末でもあるので今年を振り返るような内容で書こう。
いまさら自己紹介みたいになるけど、わたしは音楽が好きです。とくにバンド音楽が。
そこで、今年個人的に心揺さぶられた曲を5つ選びました。
今年リリースされた曲以外もあるのは、その曲のよさに気づいたのが今年だったという話。ふらりと見ていただけるとうれしいです。
1. イエス/ズーカラデル
ズーカラデル。音楽好きな人なら知ってるかもしれない。最近じわじわと人気が出てきている、北海道のバンドです。たとえるなら、のんびりと森を駆けていく音楽隊のようなバンド。キャッチーなメロディにハマります。
「イエス」という曲のすごいところはここの歌詞。
消えそうな夢とか希望が
忘れてしまった約束が
言えないで飲み込んだ言葉が
未だに強く脈を打つ
ハッとさせられて、初心にかえるというか。
頑張れなくなっちゃったときに聴きたいフレーズです。
2. よるのあと/adieu
こちらは最近知った曲。
adieu=上白石萌歌さん。
透き通った声が素晴らしいです。
作詞作曲はFINLANDSというバンドのギターボーカル・塩入冬湖さん。
MVが美しいですね。
夜の23時くらいに見たい感じ。
歌詞の内容は「究極の片想い」だといわれています。
あなたが嘘をつかなくても生きていけますようにと何回も何千回も願っている さよなら
歌い出しがこれで、一瞬で引き込まれました。
どういうこと?って。
歌詞全体を読んで個人的に思ったのは、好きになってはいけない人を好きになった人の歌かな?と。大人の恋という感じです。
歌詞の中でずっと“あなた”の幸せを願ってるんです。“好きな人の幸せを願う” “愛してる”って、言葉で書くと簡単だけどそれって具体的にどういうことだろう?と考えたらこういう歌詞になったんだろうか。感性を言葉にする力がすごい。
他の部分でも塩入さんの言葉選びが光っているのでぜひ聴いてほしい。
3. Do you remember?/宮本浩次
エレファントカシマシ・宮本さんのソロ。この曲のギターはなんと、横山健!そこはかとなく漂うハイスタ感の理由はこれだった。
この曲は、口で説明するのが野暮なくらいかっこいい。こんなに魂で歌う人を久々に見て感動した。
サビまでギラギラしてるのにサビでちょっとさわやかになるのも好きだし、「イェー」じゃなくて「ウワァー」とか「デェーイ」とかの叫びをそのまま歌詞にしちゃうところも好きだよ。
4. 幸福論/椎名林檎
椎名林檎のファンからすると不朽の名作だと思う。わたしはあまり椎名林檎について詳しくなくて、この曲をしっかり聴いたのは最近だ。本当の幸せとは?愛とは?がテーマなのだけれど、彼女が考えた答えがこれだ。
あたしは君のメロディーやその哲学や言葉全てを守る為なら少し位する苦労もいとわないのです
冷静に考えると、これがデビュー曲なのはすごいことだと思う。10代でこの歌詞を書ける感性よ。好きだけど言えないとかそんなレベルじゃない。愛を真剣に考えている。
そして最後のこれ。
君が其処に生きているという真実だけで幸福なのです
ここに10代でたどり着いた椎名林檎。それだけで、あなたは素敵なのです。
5. プール/スピッツ
https://open.spotify.com/track/4FWFVtZDIGa9iLBWnlXQ5n?si=Xc5rcHxJQAyLTMNgTtR8ew
公言しよう。わたしはスピッツファンだ。
スピッツは本当に奥が深くて、名曲も多い。一般に知られたものからファンに好かれる曲まで幅広い。その中でプールは、やや埋もれがちかもしれない。
この曲は、短い言葉でその場面を鮮やかに想起させる思い出のような曲だと思う。
君に会えた 夏蜘蛛になった
歌い出しのここはさらっと流してしまいがちだが、これは男女の情事を描いている。
歪んだギターとキラキラのパーカッションが終始聴こえて、なんだか白昼夢のような雰囲気。
そんな中、夏のひとときが歌詞に描かれる。
みずみずしくて、まぶしくて、とりこになる。
個人的には夏のテーマソングになっている。
めちゃくちゃ個人的な解釈を書き連ねました。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
スピッツについても詳しく書きたいなと思ってる話はまたの機会に。
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