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そう、急に

早急にと言われてもこまる。人を急かすことは目玉焼きを作ることの次に難しい。

急なこと繋がりだが、というか「急に」てつければ割と色んなことを始めることが出来る気がする。人を急かしたことってこの人生で2回くらいしかない気がするが、てことで急にお話を始める。お囃子なお話。

人はなにに恋をしている、恋をしていくのだろうか?幼稚園のときの初恋はたしか幼稚園の先生だったと思う、周りの女の子よりも歳なんて上の上なはずなのに、誰よりもかわいくきれいに見えた。もう顔も覚えていないが、あの感情は今でも覚えている。帰りのバスで、牛乳パックに書いてあった「Milk」という単語をやけに発音よく「ミウケ」と教えてくれたあの瞬間を逃さず覚えている。ということは人が恋するのは人やものや、それもあるけど「その瞬間」に恋しているのではないだろうか。そう示すと対象は人やものはおろか、現実には居もしないもう1人の自分や音楽、 そして宇宙にまで広がる。そうだ、美しい音、美しい絵、美しい人。きれいなものもきたないものも。もっと色んなものに恋して生きていこう。


今日は3月11日。黙祷を捧げます。


恋することが出来ずに亡くなっていった全ての方の分まで、というととても烏滸がましいけど、そんな気持ちで生きていたい。今までも、そしてこれからも出会ってくれる全ての事にありがとうを。みんなに幸あれ、ありがとう。

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