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【メンバーインタビュー】あまざけ

きゅーとぴあメンバーに、展示していた作品についてのインタビューをしていきます!(※五十音順)
今回は個性派揃いのかわいい魔法女たちを描いていたあまざけさんにお話を聞いていきます!

1.普段はどういう作品を作っていますか?

最近はアニメのファンアートや二次創作のイラストを描いています。

例えばこれはとあるVtuberの方です。ファンアートのタグでツイートしたらその方からリプライで感想をいただきました!!あとは主に一次創作で、オリジナルのキャラクターを考えて描き起こしています。それは今回の展示作品の原型にもなりました。また、ちょっとした自慢なんだけど、先日私が最近推している「Rain Drops」という歌が上手なグループの「SQUALL 雨ニモ負ケズ/風ニモ負ケズ」の振替公演があって、それに楽屋花を出す機会がありました。そこで私は主にお花のデザインやメンバーのSDイラストを一部担当させていただきました。それが実際にライブの事前放送で紹介されて、びっくり…て感じで(笑)

2.今回どのような作品を作りましたか?

今回は魔法少女というテーマで制作しました。以前『魔法少女希望譚』というCoCシナリオを回ったのがきっかけです。

ーCoCについて説明してください。
CoCっていうのはクトゥルフ神話のあらゆる物事を物語に落とし込んだ作品で。ざっくり言うと、自分で考えたオリジナルキャラクターを物語の中に落とし込んで、ダイスロールで物語やキャラクターの行動を決めてロールプレイをする即興劇です。以前このシナリオを回った際にリメイクしたオリジナルキャラクターに思い入れが強かったので、この作品に昇華させました。

ー今回どのような作品を作ったか見せてください。
「新作アニメの事前情報公開!」と言う体裁で来場者の方々にお見せしたかったため、魔法少女の変身前と後の姿や、設定画やプロフィールを作ったり、この物語の内容を連想しやすいように変身シーンや妖精との出会いのイメージカット、キャプションを制作しました。

この作品を作るにあたって一番考えたことは変身アイテムの形状です。みんなが思い浮かべる変身アイテムってプリキュアや魔法少女まどか☆マギカだと思っていて、そのように印象に残りやすい形を考えながら作っていた時間が一番充実していたと思います。

3.かわいいをどう解釈して表現しましたか?

きゅーとぴあのコンセプトは自分のかわいいについて考えてそれを作品に落とし込むというコンセプトだったけど、生活のなかでかわいいを意識することがあまりないんです。例えば「この服可愛くない?」と言われても「本人の感覚が良いなら良いんじゃないかな」くらいしか思えなくて。そういう状況に何度も遭遇していくうちに「かわいい」は生活のどこかで無意識に頭の中にあるという事、「私の中にあるかわいい」と「他の人のかわいい」は違うという事に気づきました。私の場合かわいいと感じる対象がアニメとか漫画だったのね。だから万人受けしないと確信しながらも、アニメや漫画に対する気持ちを「かわいい」と解釈して、自分にとってのかわいいを出しました。

ーあまざけちゃんにとってのかわいいって、現実のかわいいとどう違う?
かわいいは憧れから来ているかもしれないです。アニメは幼少期からずっと見ていたし時には小さい時の夢であったし、同年代の自分を磨きたいと思っているそんなキラキラしている本当に女の子っぽい子たちが着ているフリフリなものだとか、自分が身につけることに抵抗がある分それも相まって…。だから、私にとってのかわいいは現実や理想に対する気持ちからですかね。

ー今回の展示で自分にとってのかわいいは突き詰められた?
まだです!!
私の中のかわいいがなんなのか、いまだに模索しつづけています。この展示の来場者の方の反応を見てどういうことがかわいいのか学べたけれど結論が出せてません。これからさらに明確にしていけたらなと思います。

4.展示を通して嬉しかった出来事はある?

来場者の方から頂いたとある感想で「このキャラクターにこの声優さん合いそう!」て言ってもらえたのが予想外のことだったので多幸感に満ち溢れていました。まさか、自分の作品でさらにいろんなアイディアが出てくる・それ以前に感想をいただけるとは思っていなかったので。それと、作品をじっくり見ていただけるか不安だったため、作品以外にキャラクター投票を実施したところ、来場者数300超えのうち138名の方に票を入れていただきました。それもとても嬉しかったです。

ーその感想にあった声優さんのキャスティングは、あまざけちゃんの中の解釈と合ってた?
合っててすごくびっくりしました笑。というのも、この雰囲気のキャラクターだったらこの声だったら良いなぁと密かに考えるのも良いなと思っていたので。なのでそのキャラクターの個性がお客さんにも伝わっていて良かったなと思っています!

ーもし予想だにしないキャスティング案の感想をもらったらあまざけちゃんはどう思う?
私はそれでも面白いなというか…そういう考えもあるのだなぁと思いつつ、私の作品見てくださってありがとうございますという気持ちでいっぱいですね。その人にとっての魔法少女の声の解釈はいくつあっても良いです!!!
─なるほど、ありがとうございます!

5.進捗チェックをすることにおいて刺激になったことはありますか?

普段アニメ系のイラストを描く人間なので、服を作っていたりアクリル樹脂で立体物を作っていたメンバーを見て「それでかわいいを表現するの面白すぎる!」「そういうアプローチの仕方もあるんだ!」と毎日が驚きの連続で、刺激になりました。かわいいは十人十色なんだな〜と。

ーどういうかわいいを表現するかというよりも、かわいいを表現する方法が多様であることに刺激を受けたの?
そうだね〜。…そうね。アニメーションの子とかいたもんね。メンバー全員の努力とかすごいよなって。

ー他のメンバーから刺激を受けて変わったことはありましたか?
作品の方向性などでは変わったことはなかったけれど、次展示をする機会があれば、本格的にアニメの公式サイトのようなものだったりとか変身バンクなどのアニメーションにチャレンジしたいと思います!

6.好きなデザイナーや作家さんはいますか?

私の場合デザイナーではなく漫画家やイラストレーターなどになってしまうのですが、「宝石の国」を描かれている市川春子先生や「犬夜叉」など数多くの少年漫画を手掛ける高橋留美子先生が好きです。どちらとも線が独特でストーリーも面白くて素敵だなと思っています。

ーあまざけちゃんの中では作家さんから影響されている部分はありますか?
とても烏滸がましいけど、世界観が独特なところとキャラクターそれぞれがすごく味わい深い部分が私の心を鷲掴みにしたのでそこだと思います。だから魔法少女の作品でも世界観を決めつつ、あえて事前情報公開という体で展示したので、はっきり物語の大筋を全部説明するのではなく情報を制限しました。

ー次はストーリーそのものを作りたい?
作りたいねぇ。今回は時間が足りなかったのでもっとイメージカット増やしたりアニメーション作ったりしたいですね。

ー今後はどのような作品を作りたいですか?
相変わらず自分で考えたオリジナルキャラクターを動かしたいと思いつつ、二次創作にも積極的になりたいなと思います。

7.最後にきゅーとぴあに参加した感想を聞かせてください!

こういう対面で行う展示に参加するのは初めてで、SNSにおける広報に力を入れつつ作品を作る…というマルチタスクでやっていたのですが、全部が貴重で大切な経験で。「本当に楽しかった」と自分の心の中に刻まれたので、参加して良かったなと思いました。本当にありがとうございました。

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▷次回のインタビューはふわふわかわいい制服の女の子のイラスト作品を
展示していたいるまゆさんです!お楽しみに!

あまざけ
多摩美術大学・統合デザイン学科所属。くらげや甘いものに目がない。各所の水族館をよく巡っていたが、最近はプラネタリウムの魅力に目覚めそう。また、iPad Airをようやく購入したためゲーム攻略とイラスト制作が捗っている。夢は一日中だらだら過ごすこと。
Twitter:@Quallen_Quallen

インタビュアー、記事編集:岡野優子
Twitter:@okayudesign

インタビュー進行:つちのこ
Twitter:@noko1031

企画、記事編集:とみもとるな
Twitter:@tomimot0


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