SHIMANOのSPDからLOOK KEOに変えた話
タイトルそのままの話。
つまりビンディングをSHIMANOのSPDからLOOK KEOに変更し、それに伴ってシューズも変更することしたということである。そしてまた変更による軽量化に関しても話していこうと思う。
変更の経緯
まず、「なぜ変更するに至ったのか」について。大学でロードバイクを始め、はや4年になろうとしている今日この頃。思えばロードバイクを始めた時からすでにビンディングシューズだった。
始めたその時からビンディングだった理由は、「弱虫ペダル」と「ろんぐらいだぁす!」である。(どちらかと言えば「ろんぐらいだぁす!」の方が大きいかも)
紹介する程でもないほどロードバイク界隈の人たちにとって人気の2作品。これらの影響が非常に大きかった。
それら作品の中で「走りやすくなるよ」とのことで紹介されてきたビンディングシューズであるが、正直な話最初の方はペダルと足がくっつくな、ダイレクトに踏めてるなという感覚しか無かった。しかし段々と上達するにつれて引き脚やビンディングだからこその身体の使い方が分かってきて非常に恩恵を感じるようになってきた。
そんなビンディングシューズにも2種類ある。それはレース用か旅用かである。
こっちがレース用。SHIMANOだとSPD-SLという名で販売されている。(他にもTIMEとかLOOKとかSPEEDPLAYとかある)
特徴としてはガッチリとしたホールド、踏んだ時のダイレクト感、ペダル自体の軽さが挙げられる。
こっちが旅用(厳密に言うならこっちもシクロクロスというレース用なのだが一応)。SHIMANOだとSPDという名で販売されている。
特徴としては着脱のしやすさ、金額が安いので入門しやすいというのが挙げられる。
さてそんな両者。なぜレース用とか旅用などと区切られているのか。それはひとえに靴底部分の構造にある。
レース用であるSPD-SLは外で歩き回ることなど想定しておらず、あくまで自転車に乗った時の快適性のみに重点を置いている。そのため靴底部分にクリートと呼ばれるプラスチックの出っ張りを取りつける必要がある。
また踏んだ瞬間のパワーロストを極限まで無くすためにソール部分がカーボン素材でできており、カチカチである。
そのため自転車に乗っている間はいいけど、とてもじゃないが、歩き回れるような代物では無い。
一方、旅用であるSPDは靴底が一般的なスニーカーみたいになっているものが多く、非常にグリップが効いて歩きやすい。それはクリートが小さいためそうなっているのだが、クリートも金属でできているため、SPD-SLほど摩耗などの心配が少ない。
そのため出先で歩くことの多い旅などでは非常に重宝する。
そして私はこれまでずっと後者のSPDをずっと使ってきた。それこそ大した不満もなしに。
だが、ある時を境に急にレース用シューズにこだわり出すようになった。
それは昨年のツール・ド・ちゃんぽんでの出来事。アクチュアルスタートなんてないのに時間計測だけはあるイベントなのだが、とにかくそのイベントで4位でゴールした。
その時、結構1位の人をコースの各所で見ることができたのに、追い越すことが叶わなかった。それ以降レースに向けて割かしガチでトレーニングに励むようになり、今年の意気込みとしてレースやイベントに積極的に参加することを掲げるようになった。
そこで速く走るためにはどうするか。肉体的な側面以外となると機材面ということになる。ということでまず手始めにペダルを変えることにした。
さらにもうひとつ追加で書くならずっと履いてきたシューズがボロボロで靴紐も断裂した状態だった。それを騙し騙し使っていたのだが、いい加減買い換えるべきだろうということも要因のひとつではあった。
LOOK KEOに乗り換える
さて、ではレース用のペダルに乗り換えようではないか、と意気込んだところで非常に高いハードルが待ち受けていた。それはペダル自体の金額が高いこと。
通販サイトで見たら分かるのだが、とにかく高い。ペダルだけで2万近くするのだ。
そんなもの貧乏大学生が買えるわけがない。安いペダルを買ってもいいのだが、どうせ買い換えることを考えると払いたくない。
そんな時、部室の余りパーツ入れを覗いて見たら、なんとLOOKのビンディングならあるではないか。
と、言うことで現在に至る。
早速シューズとクリートを買い揃え、いざ取り付け。
買ったのは以下の2つ。どっちもセールで安かった時に購入した。
そして肝心のペダルはLOOK KEO EASYと言うやつ(もう生産してません)。シャフトはクロモリ。公式いわくペアで258gとのことだった。
そして今まで使っていたペダルがこれ。
ということで174gの軽量化に成功!
しかしそれと同時にお財布の方もものすごく軽くなってしまった。また頑張らねば。
次回、ライドで試してみてどうだったのか話します。
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