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ND 新型サソリス 解説  全文無料 

始めに


 こんにちは、おかるんです。最終レジェンドは4回。


 今回は勝率78%(30-8)で早期レジェタッチ「緑単サソリス」について紹介していきます。新弾はもちろん、不採用カードや他の構築についても紹介しています。 
 全文無料ですが投げ銭していただけますと励みになります。

ミラー遭遇もわずか1回とまだ認知が進んでないのが現状で、間違いなくTier1候補と踏んでいます。

 ランクマッチ及びデュエプレ選手権で勝ちたい方など、最後までお付き合いいただけると幸いです。

余談ですが唯一ミラーをした対戦相手の方、なんとランキング上位にいらっしゃいました。おめでとうございます。




カードプールの変化


 新弾リリースに伴い、《霊騎ラグマール》《ワルドブラッキオ》スタン落ちと《龍覇ワルボロフ》殿堂施行。
 弱体化はこれくらいで《恋愛妖精アジサイ》《超神星ヴァルカンアンチャンス》《剛撃霊樹タイタニス》を新たに手にしました。
 《龍世界ドラゴ大王》《トンギヌスの槍》スタン落ちも地味な朗報でしょう。


立ち位置


不利対面無くね?


 赤黒ゼロフェニはアジサイ・パゴスのリソースが厳しく、バイクは赤青→赤黒に移行しました。カレイコをオチャッピィで超えたりクロックが抜けたりと以前より立ち回りやすくなりましたが、先攻3tバイクは未だ苦手のまま。 
 5cに関しては構築が赤黒ゼロフェニに寄っており、《ヴァルカンアンチャンス》+《獣軍隊シュパック》で容易なトリガーケアが可能です。一方4t扉ドボンだけは厳しく、未だヴィルヘルムが重たいです。
 サソリスと同速の赤緑モルトNEXTは相変わらず先攻有利。ハートバーンジャスキルにいつもイライラしてます


ランクマッチを通して直感ですが

 ゼロフェニ→有利
 5c扉 → 5~6割  扉無し→6割 
 バイク→5割り
 モルトNEXT→先攻有利

のように感じました。新弾リリースから間もないため、今後変動すると思います。

 メカオーとサムライは1度もマッチングせず終いであったm(_ _)m

 やはりサムライやバイク、モルトNEXTのようなボアロパゴス建設前に殺せる手段を持つ対面への勝率が約5割に収束してしまう弱点はご健在である。




受けの超えやすさ


《ヴァルカンアンチャンス》のcip封殺 +《獣軍隊シュパック》パッケージで赤白バイクや5cのスパークまでケアが可能になりました。
 赤黒バイクと赤黒ゼロフェニックスは特に脆く、《闇鎧亜ジャックアルカディアス》+《凶殺皇デスハンズ》なので簡単に殴り通せます。



総じて、多彩な封殺手段と高いデッキパワー、
低速環境での2→4→6サソリスによる理不尽性が強さの根元にあると感じた。



デッキリスト

1665まで


採用カード

確定枠

《トレジャーマップ》《霞み妖精ジャスミン》《次元流の豪力》《龍覇サソリス》は省略させていただきます。

 ■ 雪精ホルデガンス × 4

2→4→6のマナカーブや2コスト→アジサイ→ホルデガンス+3コストなど、押し付けの再現性にかかせない。カレイコに注意。


 ■ 豪勇者「猛攻の面」 × 4

ごうゆうしゃ「ニルト=ナイドラウ」

 対モルトNEXTのジャスキルルートやバイクの殴り返しに2枚マナに欲しいのでフル投入。
紹介リストに盤面を触れるカードが少ないことや、《メガマグマドラゴン》流行、3コスト獣に重ねてジャックアルカディアスケアなど、活躍の機会は増えました。


自由枠


  ■ フェアリーライフ × 2

2002初出ではない

 4コストの《恋愛妖精アジサイ》採用に伴い必須枠へ昇格。
 後述しますが引けなくてもok。


  
  ■ 恋愛妖精アジサイ × 3

ヌッ

 2020年よりタイムスリップ。サソリス無しでのゲームメイクが可能になりました。
 3コスト→アジサイ→3コスト+ヴァルカン
 3コスト→アジサイ→3コスト×2 
などフェアリーライフ・サソリスを必要としない動きも様々。
 《豪勇者「猛攻の面」》でWブレイカーになる点や《メガマグマドラゴン》に耐性があったりと優秀です。
 あくまで4tサソリスがメインプランなので採用するなら 2~3枚


  ■  雪精ジャーベル × 1

 《ヴァルカンアンチャンス》をアジサイで引きにいくと無駄にバトルゾーンを埋めてしまいがちなので安心剤として採用しました。
 枚数に個人差が出やすいと思ってます。

  ■ 古龍遺跡エウル=ブッカ × 3

 アジサイの登場でハンドキープしやすくなりました。相手の盤面に触れるカードが少ないため、2枚→3枚に増量。
 新カードにシステムクリーチャーが多いため
以前より刺さりやすく、ゼロフェニ対面で余裕があれば手打ちしたいです。


  ■ 獣軍隊シュパック × 1

ターン1制限無し

《ダルクアンシエル》《DNAスパーク》《アルカディアスパーク》《閃光の守護者ホーリー》が蔓延する現環境では必須です。

5cに詰めていく際、《ヴェロキボアロス》がいれば《デッド=ブラッキオ》で除去されても再び出せることは念頭に置きましょう。
 


 ■ 超神星ヴァルカンアンチャンス × 2

ポストワルドブラッキオ

サブプランは勝ち続ける上で非常に重要な要素の1つです。
 
シンプルなテキストに反してハンドキープがやや難しく、プレイミスの要因になりやすいです。 2→4→6ルートの際はマナに埋め、3~4t目アジサイ着地を 目指すorした 場合はキープする場合が多いです。
 《ジオザマン》で回収したくても《ニコル·ボーラス》が睨みを利かせたりと不便なので、《剛撃霊樹タイタニス》との同時採用も検討したいです。

Tips 進化GV


  
  メテオバーンで墓地に置かれる順番は1→2→3となります。(下画像だとジャスミンから墓地へ)
山札下に行く際も進化元の順番はそのままだと思われます。

試合①
試合①


試合②
試合②



超次元ゾーン

従来のままですが、

  • 《カレイコ》効果で《ユリアマティーナ》が盾追加できない

  • アジサイ+サソリス+次元流の豪力+勝利の🍮🍮での龍解パターン

前者は忘れがちなので気をつけて下さい。


不採用カード

優先度が高い順番にご紹介


 ■  獣軍隊ゴアラ 

 オチャッピイをより強く使える。アジサイに効果付与しつつニルトで殴ればTブレイカーを作れる。
 シンプル故に語れることは少ないですが、後述する《常夜の死神ベル·ヘル·デ·モーリー》との差別化が必要に感じられます。

 デュエル・マスターズは足し算→掛け算


 ■  剛撃霊樹タイタニス

引用/ささぼー

 トレジャーマップで回収してしまえばニコルボーラスへの強烈な牽制になる。ヴェロキボアロスでマナを起きることも。
 ADではドラゴ大王禍でハンデスされると着地しつつエウル=ブッカ+何か で切り返しが狙える
 書いてる内にミルクティーのみたくなってきた。



  ■  革命目ギョギョウ

使いづらい原因は3つ

  1. 小型クリーチャーの増加

  2. ニューゲイズのガイオウバーン

  3. ラグマールのスタン落ち

ここで3の代替案をご紹介
 

   ■  有毒類ラグマットクス

小型に対応できない

  

  ■ 常夜の死神ベル·ヘル·デ·モーリー

轟速ザゼットやめて

 後者はギギョウ抜きでも強さを発揮する。
 特筆すべきは《永遠のリュウセイカイザー》《神聖貴ニューゲイズ》を簡単に処理できる点。まるで多色以外のデメリットが見当たりません。



  ■  未来設計図

そこをどけクルト

 ヴァルカンアンチャンス型は今後
ライフ + アジサイor ジャーベル4 + ライフ4
がテンプレ化すると思われる。
 ギョギョウラグマールのような2投×2のカードをそれぞれ探しにいく必要もなくなった,。




各対面


vs 赤黒ゼロフェニックス


 ボアロパゴスが建てば勝ちます。
 ハンデスを念頭に、アジサイ着地or4tサソリス のプランを決めます。理想は2コスト→アジサイからパゴス建設を狙う動きです。オチャッピイが手札に無ければ次元流の豪力はマナに埋めます(次元流の豪力がマナに無い場合)

 アジサイでリソースがっぽりorアジサイ処理による相手のテンポロス で一方的な展開になりがちです。ゼロフェニックスやヴェイダーの依存度からエウル=ブッカの刺さりもよく、受け札も脆いなど、かなり有利なマッチアップだと思います。 




 

vs 赤黒バイク


 基本的に 殴られる→ユリアマティーナ出しつつ龍解→ニルト×2で盤面処理orユリアマティーナ耐久 のゲーム展開が予想されます。この後、クロック不採用に見えればバトルゾーンは埋めてOkです。次ターン殴ります。クロックが見えたらヴァルカンアンチャンスまで目指します。
 シールドが1枚残っても《リヴァイブホール》から《勝利のガイアールカイザー》+《レッドゾーンZ》があるのをお忘れなく。
 後攻の際、カレイコとレッドゾーン対策にオチャッピイ2枚を引けると嬉しいです。
 赤白バイクはシュパックでボコボコにしましょう。


 vs モルトNEXT

天魔命導環境から進展せずの先攻ゲー。
これからサソリス握る方に向けて一応。
前提として、先攻後攻に関わらず、ジャスキルの筋は常に意識。

先攻  最速サソリスでニルト×2投げてジャスキル指す or 普通に龍解
ニルト1枚見えの場合····龍解盤面作りつつ3コスト獣で1点(トレジャーマップ引けてたら行かなくてもok)
ボアロパゴスが建てばオチャッピイで簡単に返せます

後攻 3コスト獣が《ミツルギブースト》で破 壊されるため非常に辛い。返しのターンで次元流の豪力+マティーナで耐久してパゴス龍解まで行きたいですが除去がやはり厳しいです。
ラグマールスタン落ちの影響で《永遠のリュウセイカイザー》も重い。
 自身の公開領域を元に

  •  ボアロパゴス龍解プラン

  • ST《エウル=ブッカ》+オチャッピイ2体からの、サソリス+ニルト2体でのカウンター (エウル=ブッカは踏ませる前提で事前にオチャッピイキープ)

など後攻は強気にプレイしたいです。後者は緑単サソリスに限らずどのデッキでも大切になる思考方法だと筆者は思います。

モルネク1体で勝てるのどうにかなりませんか

許すまじ


 

vs 5cニューゲイズ

 《ミラクルとミステリーの扉》《神聖貴ニューゲイズ》より4tサソリスによるパゴス龍解が先に決まりやすいので、龍解後のゲーム展開や注意点を述べさせていただきます。

 扉型·無し型 共通の認識
 
理想の詰める形
《豪勇者「猛攻の面」》×2 +《獣軍隊シュパック》+《ヴァルカンアンチャンス》
ヴェロキボアロスがいればヴァルカンアンチャンスはいなくてもokです。

 基本的なゲーム展開は、
パゴス龍解の次ターン、ニルトでWブレイク
         ↓
ニューゲイズで更地にされる
         ↓
オチャッピイで次元流の豪力をマナに送りつつ
ニルトを並べて盤面処理
         ↓
ヴァルカンアンチャンス着地、次元流の豪力でニューゲイズ拘束などなどetc……

 当然殴りたくないですが、アルカディアスパーク+全タップ の2枚が盾に埋まっているとシュパックケアされるのでシールドが3枚だと後々楽になります。
 相手にターンを返しても7マナ到達しない場合、絶好のチャンスです。採用枚数が 《ピクシーライフ》 > 《フェアリーライフ》
なのも追い風。《ガールズジャーニー》はまだしも《フェアリーシャワー》は踏みたくないです。

 他にもトレジャーマップを撃たずにキープしてアルカディアスパークに対応したり、ガイギンガを破壊しないパターンもあります。
 ガイハート+エンドレスヘブンで詰められたらネバーエンドにエウル=ブッカを当てつつシュパックでプレイヤーに凸ります。

とりあえず↓は意識しておけばokです。

  1. 下手に殴らない

  2. バトルゾーンとマナゾーンの量と質でニコルボーラスを牽制


ミラクルとミステリーの扉不採用

 《ジャックアルカディアス》がいるため龍解できない前提でサソリスは出しません。滅多にないシチュエーションですが、サソリスを2枚抱えられたら《メガマグマドラゴン》圏外であれば積極的に出します。
 ニルト・アジサイで《メガマグマドラゴン》もしましょう。
 ボアロ採用5cにボアロパゴス建設を許した状況ではヴァルカンアンチャンスのメテオバーンがすぐに消費されるのでお気をつけください。

ミラクルとミステリーの扉採用

相手の構築が赤黒ゼロフェニックスにかなり寄っており、非常に詰めやすいです。《ドンドン吸い込むナウ》が抜けたのもデカい。
 ヴァルカンアンチャンスも積極的に狙います。扉やニューゲイズの依存度が前者より高いためかなり有効。
 《ミラクルとミステリーの扉》というカードの性質上言語化が困難なため、解説はここまでとさせていただきますm(_ _)m

 最後に道中使用したリストもどうぞ


他のリスト


キングシビレアシダケ

4tサソリスに心臓を捧げた。是非一度試してみてほしい。


ギョギョウ

ガイオウバーンが辛い。禁断リリース後に期待



おわりに


 【緑単サソリス】というデッキ、DCGでは
《豪勇者「猛攻の面」》の代償に紙のソリティア要素を失った謎のデッキと化しています。
 ボアロパゴスそのものがソリティアという見解も否定できませんが。

 先日発売されたプレイスクロニクルパックでは《ニコルボーラス》《神聖貴ニューゲイズ》《暗黒神羅凰ゼロフェニックス》がリリース。
 かつて一世を風靡した《ワルボロフ》や《サソリス》に引けをとらないカードパワーと破壊力を有した彼らは、ユーザーを巧みに取り込んで環境を180°回転させてくれました。

新たな妖精たちと


 《次元流の豪力》殿堂入りも無く、【緑単サソリス】というアーキタイプはフルパワーでデュエプレ選手権に臨みます。

 彼らと十二分に戦える地力もありますので、ここまで読んでくださったあなたのデッキ選択の一助になれればと思います。






























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