
#041 会計は、会社を導く羅針盤 ~会計で会社を強くしよう!!!~
皆さん、こんにちは。
公認会計士・税理士の奈須大貴(ナスヒロキ)です。
今回も、中小企業庁が公表しているパンフレットである「経営力向上」のヒント~中小企業のための「会計」活用の手引き~の内容を紹介していきたいと思います。
【関連する過去の記事】
https://note.com/cute_borage408/n/nd4928553303c
https://note.com/cute_borage408/n/nddf38c0fb1cb
https://note.com/cute_borage408/n/ne7ec5b5329b5
https://note.com/cute_borage408/n/n2bca8c5d4408
実際のパンフレットは、以下よりご確認いただけます。
https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/kaikei/2016/160510kaikei.pdf
今回紹介する内容は、「会計のメリット」になります。
※上記リンクの6/56ページの内容です。
(1)すぐに現れるメリット、(2)企業が成長するメリットの2つが紹介されています。今回は、(2)企業が成長するメリットを説明します!!!
今回の内容を一言でまとめると、
「会計」は、「会社を導く羅針盤」としての役割を果たす!!!
ということになります。
具体的に3つのメリットを見てみましょう。
経営目標を全社員で共有することができます。
目標の達成に向かって、職場が一体となって取り組むことができます。
目標の達成状況を数字で測定することができます。
◆1,2について
「1. 経営目標を全社員で共有することができます。」
「2. 目標の達成に向かって、職場が一体となって取り組むことができます。」
経営者の皆さんは、計画を実際に作成していないとしても、頭の中に目標はある程度あると思います。
しかし、従業員さんの立場からしたらどうでしょうか???
自分の所属している組織の目標や計画がわからないという状態、、、
そりゃあ、適当に仕事しますよね。
だって、適当にやっていてもお給料を毎月もらえるんですから。
それだと、いくら経営者さんが頭の中で目標を持っていたって、そんなの達成できるわけがありません。
やはり経営者さんが、「我々はこうなるんだ!」、「3年後、5年後には売上高は何億円にするんだ!」、「今年は、これだけの利益を出すんだ!」ということを従業員さんに示さないといけません。
そして、毎月計画の達成状況を把握して、未達成であれば、原因はなんなのか?ということを従業員さんと一緒になって考えていかないといけません。
そういうことをやらないと、従業員さんがほんとの意味で、真剣についてきてくれるわけがありません。
さらに、今年これだけの利益を残すことができたら、皆さんにボーナスを支給しますよ!といったインセンティブを与えることもできます。これは、目標や計画をしっかりと作成して、従業員さんに示しておかないとできないことですよね。
◆3について
「3. 目標の達成状況を数字で測定することができます。」
「できます」というよりも数字で計画を作成したんだったら、やらないといけないことです。
過去の記事でも何度も言ってますが、そのためには、毎月しっかりと月次決算を行うということが重要になってきます。
月次決算をおこなうことで、リアルタイムで会社の実態を数字で把握することができますからね。
計画の達成状況を測定するのに、2ヶ月3か月前の数字を使っていたら、なんのための計画なんだということになります。
目標の達成状況を数字で測定するためには、月次決算をしっかりと行いましょう。
そして、測定した結果から成果や反省を導き出し、次の対策を決め、再び実行し、また成果測定を行う…、これを繰り返していくことで、会社は一歩一歩成長していくということになります。
やはり、会計・数字を経営に活用することというのは、会社の成長に必要不可欠ですね!!!
ちなみにですが、私の税務顧問サービスでは、経営者さんに数字で計画を必ず作成してもらうようにしています。そして、月次決算を行った後に、業績の進捗状況、計画の達成状況を経営者さんと一緒に確認して、なにが悪かったのか、その原因はなんなのかということを必ず一緒に話をするようにしています。
当然のことなんですが。こういうことをやっていくことで、経営者さんは会計・数字というものが重要であるということが徐々にわかってくれますし、積極的に会計・数字を見てくれるようになります。
もしも、そんな税務顧問サービスを受けてみたいという方は、お気軽にお問い合わせください。お問い合わせ
では、今回はこの辺でお開きとします。
最後まで、お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございます!!!
また、次回の記事でお会いしましょう!!!