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あの日から炎上は変わった

あの日から炎上は変わった。
比喩としての炎上から文字通りの炎上に書き変えられてしまった。

7月18日 月曜日、あの日地獄の時代の幕開けとなる1週間が始まった。


ガソリンという比較的入手しやすいものを使って、オウム事件を超える平成最大の死者数を出すことが出来てしまった。立証されてしまった。
このインスタントさとコスパの良さは、まさに組織や団体に対する「復讐の最適解」を提示するものとなってしまった。


炎上商法というものがある。炎上と商法。つまり、ただ炎上するだけではなく商法が成立しなければそれをビジネスと呼ぶことは出来ない。商法まで燃えると困るのだ。炎上商法を使う本人に失うリスクのない無敵の人であったとしても、商法をやる為には多くの人と関わる必要がある。そういった関わる人たちには大概の場合炎上耐性が低い。そこをつくのが最適解。炎上商法をする本人たちにダメージが入らなかったとしても関わる人たちにはダメージが入る。関わる人にダメージが入ることで本人たちにも間接的にダメージが入る。それが招く結果として、会場が使えなくなる、特定のプラットホームが使えなくなる。この手足をもぐようなやり方が最適解だ。と立証された。


謝罪を失うということ。謝罪をする権利を失うということ。謝罪をしても謝罪の効果が発生しないこと。それを背負って人生をすること。それを考えただけでもゾッとする。
謝りたくても謝れない。謝罪の気持ちがあっても届かない。信用を失うとこれが発生する。
土下座をネタとして使う人が、謝罪する時に土下座を使ったとしてそれは謝罪の意味をなすのか?
信用とは、行為と言葉を保証するものだ。信用が無くなった時、行為と言葉は機能しなくなる。


インフレエンサーの客は誰か?
それが世間だとするならこれほどリスキーな商売はない。そう、それはFXによく似ている。
初期費用が低くても当たるとでかくなる。しかし、失敗した時はダメージもまたでかくなる。世間の思う理想の自分を演じ続けないといけない。最適解を出し続けないといけない。一度でも踏み外すと自分の価値は暴落し、築き上げた城も砂に戻ってしまう。逆説的にセルフブランディングとは、有名になる為の方法ではなく、むしろ有名になった後に生き残るための生存戦略と言えるのではないか。


いずれにしても地獄が始まった。地獄の時代が。
しかし、生きなければならない、生き続けなければならない。この時代を。

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京都アニメーション放火事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E6%94%BE%E7%81%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6

DJ社長とジャスミンゆま、パワハラ・セクハラを「炎上商法ネタ」にしてデマを流布、批判殺到 https://togetter.com/li/1378688

レペゼン地球のDJ社長のセクハラ・パワハラは全て台本の炎上商法だったことで賛否両論 https://togetter.com/li/1378517

#コラム #炎上 #炎上商法 #インフルエンサー

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