【続いてる写経 1291日め】謎の籠の正体@香取神宮・宝物館
2日間の非日常からの、仕事復帰はかなり辛かった…。
お参り旅の後は、めいけん反応のためか、いつも眠い…。
さて、1290日めで書いた、香取神宮の宝物館で見た謎の籠について、正体がはっきりわかりました。
宝物館の説明書きから名称まで覚えきれなかったので、”香取神宮 籠”などで調べてみたところヒット❗️
こんなお姿です。怪しいな🤨
巻行器(まきほかい)というそうです。
これは香取神宮の「大饗祭(たいきょうさい)」というお祭りで使われる神饌を載せる容器でした。
水郷のコモを巻いてつくられた器で、蒸した米を盛りつけた膳として運ばれます。
「大饗祭(たいきょうさい)」はかなり特殊なお祭りのようです。
まず経津主大神様は、国中の神々が出雲に集まる「神無月」でも、東国鎮護のために香取を離れることはないという事実。
「神無月」に出雲いかない神様がいらっしゃることを知らなかった…。
東国は常に守護をおく必要があるということでしょうか。
経津主大神様はお留守番ということは、鹿島神宮様に祀られている武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)は出雲に行くのかな?
さらにこの供される食事がかなり特殊なのです。
・鴨羽盛:水郷地帯に多く飛来するマガモの内臓・肉を取り出し聖護院大根を土台にして頭部・脚。羽根、胴体を再びつぎあわせて、羽根を広げて飛び立つような姿に整形したもの(下の写真の中央)
・鳥羽盛:フカ(サメ)肉を土台にして周囲に鮭の切り身をタワーのように高く盛り付けたもの(下の写真の左側)
鴨羽盛は作り方が解説されている投稿がありました。
目が死んだ鴨の様子が、怖いよ〜〜。
神様これ見て嬉しいのかなあ?
お祭りの様子はこちらにダイジェストがありました。
このようなお祭りをやっているのは香取神宮だけのよう。
興味深いお祭りなので、実際に観に行きたくなりました。
結局、巻行器(まきほかい)までは判明しましたが、この製作方法が「秘伝」かどうかは、全くネットでは出てきませんでした。
ただ、秘め事めいた大饗祭で用いられるものゆえに、「秘伝」になってもおかしくないかもです。
詳細を知るには、また香取神宮様の宝物殿に行かねばならないよう。撮影禁止だから、内容をメモしてこないといけないなあ。
ネットだけでは、まだまだ取れない情報がある。
そしてそんな情報に出会えると、宝物を発見したような気分で、嬉しいのでした。
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