見出し画像

【続いてる写経 1291日め】謎の籠の正体@香取神宮・宝物館

2日間の非日常からの、仕事復帰はかなり辛かった…。
お参り旅の後は、めいけん反応のためか、いつも眠い…。

さて、1290日めで書いた、香取神宮の宝物館で見た謎の籠について、正体がはっきりわかりました。

宝物館の説明書きから名称まで覚えきれなかったので、”香取神宮 籠”などで調べてみたところヒット❗️

こんなお姿です。怪しいな🤨

https://blog.goo.ne.jp/kara8808iy/e/93974e1346ea1c09ffe52bac93c8bba1より

巻行器(まきほかい)というそうです。

これは香取神宮の「大饗祭(たいきょうさい)」というお祭りで使われる神饌を載せる容器でした。

水郷のコモを巻いてつくられた器で、蒸した米を盛りつけた膳として運ばれます。

大饗祭(たいきょうさい)」はかなり特殊なお祭りのようです。

神無月の出雲に集い、帰郷した東国の神々が、東国鎮護のために居残っていた香取神宮に祀られる武神・経津主大神(ふつぬしのおおかみ)のもとに集い、経津主と姫神によってお疲れの神々をねぎらう宴と伝えられます。

https://tenki.jp/suppl/kous4/2020/11/30/30104.html

まず経津主大神様は、国中の神々が出雲に集まる「神無月」でも、東国鎮護のために香取を離れることはないという事実。

「神無月」に出雲いかない神様がいらっしゃることを知らなかった…。
東国は常に守護をおく必要があるということでしょうか。

経津主大神様はお留守番ということは、鹿島神宮様に祀られている武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)は出雲に行くのかな?

さらにこの供される食事がかなり特殊なのです。

鴨羽盛:水郷地帯に多く飛来するマガモの内臓・肉を取り出し聖護院大根を土台にして頭部・脚。羽根、胴体を再びつぎあわせて、羽根を広げて飛び立つような姿に整形したもの(下の写真の中央)

鳥羽盛:フカ(サメ)肉を土台にして周囲に鮭の切り身をタワーのように高く盛り付けたもの(下の写真の左側)

http://fshima.my.coocan.jp/gallery/ktr18.html

鴨羽盛は作り方が解説されている投稿がありました。

目が死んだ鴨の様子が、怖いよ〜〜
神様これ見て嬉しいのかなあ?

お祭りの様子はこちらにダイジェストがありました。

このようなお祭りをやっているのは香取神宮だけのよう。

興味深いお祭りなので、実際に観に行きたくなりました。

結局、巻行器(まきほかい)までは判明しましたが、この製作方法が「秘伝」かどうかは、全くネットでは出てきませんでした。
ただ、秘め事めいた大饗祭で用いられるものゆえに、「秘伝」になってもおかしくないかもです。

詳細を知るには、また香取神宮様の宝物殿に行かねばならないよう。撮影禁止だから、内容をメモしてこないといけないなあ。

ネットだけでは、まだまだ取れない情報がある
そしてそんな情報に出会えると、宝物を発見したような気分で、嬉しいのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?