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【箸休め】

 人生はドラクエみたいなものだ。こんな事は他にも考えている人もいるだろうと思い検索してみたら、案の定、書籍化されているようだ。私はこの書籍は読んでいないので中身はわからないが、同じ題材で書きたくなってしまったので書いちゃおうと思う。


 ある所属の子から来たインスタのDMに返答した時、この文章を書きたくなった。最近、若い子と会話する機会が増えたせいか、自分の若かかった頃と彼らが今思っていたり悩んでいたりする事をトレースしてしまいがちだ。彼らと話をしていると、ドラクエのように、戦いながらレベルをあげて頑張って生きていこうと若い頃思っていた自分は、無意識にまだ私は続けられているなぁ、とホッとしたりする。


 ドラクエの主人公は、スタート時、弱い。スライム一匹倒すのもひと苦労だ。でも前にも進んで行きたいから、無謀にも行ったことがない場所に行きたい衝動にかられる。すると、見たこともない敵が現れて、瞬殺される。自分の力ではまだ早かったのだと気づく。なので、もっと強くなるために、まずは倒せる相手をひたすら倒し続け、レベルアップを図る。そうして前に進める力をつけて、まだ行ったことのない未知の世界へようやく足を踏み入れる。と思ったらまたすぐやられる。これの繰り返しだ。


 今更なのだけれど、よくできたゲームだと改めて思う。人生とそっくりだ。経験してみないとわからないからという理由で、やる気と情熱を武器につき進んでみたら、想定外の敵が現れ驚くほど簡単にやっつけられてしまう。せっかくここまで来たのに、、。とショックをうける。特に一番最初に発売されたドラクエは、本当にユーザーに厳しくて、復活の呪文?(確かそんな名前だったはず)という謎に長文の暗号みたいなのを紙にメモっておかないと、やられた直前の状況に戻れなかった。教会に寄ってその復活の呪文を聞かないまま無謀に突き進んでしまうと、やられたら最後、はるか昔の自分に戻されてしまう。なので、やられることに対する緊張感は、最近のドラクエに比べて数倍高かった。おまけに昔のファミコン自体が、ホコリの影響かなんかで、通称”バグる”という謎の不具合が頻繁におきて固まったりする。リセットしないともうどうにもならないから最悪だ。そのうちもう色々なことが面倒になり、コントローラーを投げ捨て、ゲームをやめてしまう。


 人生になぞらえるなら、希望を抱いて挑戦してみたら、思いの外現実はシビアで、自分のレベルを上げるための努力が必要だと気付かされる。そんなはずはない! と反抗したくなるが、でもそれは間違いなく事実で、でも希望は失いたくないから、自分を奮い立たせ頑張って努力しようと思い挑む。でも、この努力する期間が自分が想像していた以上に大変で、こんな事までしなくてはいけないのか、、という更なる想定外の壁が現れ続ける。そうしないと絶対に次に進めないと気づいた時、絶望を感じ諦めてしまうか、諦めずに努力し続けられるか、という分岐点にぶつかる。どっちを選択するかでその後の人生が大きく変わっていくのは間違いない。だから悩む、、。


 私の場合、若い頃、金がもらえるなら何でもいい、というやさぐれた精神で職業を選んでいたので、人よりも多く転職を繰り返していたタイプの人間だ。その当時は、転職は自分の経験を豊かにするための前向きなステップなのだ、と言い聞かせてひたすら突き進んでいたが、もし一度も転職せず、最初の職業のままずっと努力し続けていたとしたら今頃どんな人生を送っていたんだろう、、。などと、たまに不毛な事を考えたりする。ちなみに人生初の職業はコックだ。一流のシェフにでも今頃なっていたか? いやいや、絶対ないと思う。そもそもコックなどやりたくてやっていたわけではないのだから。


 これは自分の人生を否定したくない都合の良い言い訳でもあるのだが、何となく決めた職業なら、転職して様々な仕事を経験することは人生の糧にもなると思う。ただし本気で覚悟を決めてこの道で頑張っていくのだ! と進んでいる途中なら、諦めずにレベル99を目指すべきだと思う。

 目先の不安から逃げる事で得られる居心地の良さを選択せず、頑張って次の敵を倒すべく努力しどんどん強くなっていって欲しい。いつまでもスライムばかり倒してないで新たな強敵を倒して、そして未知の世界をみて欲しい。希望を抱き挑戦している全ての若い人たちにそうあってもらいたいと切に願う、謎の父性本能におそわれた45の夜。。




次回こそ【社会人に役立つ演技レッスンの内容とは】を書く。

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■ASOBISYSTEM執行役員■主な業務:マネジメント全般/営業全般/etc…■好きな芸人:ですよ。■苦手な事:洗濯物をたたむ事■嫌いな女性のタイプ:アキエフジン■好きなコメンテーター:テレビ朝日の玉川さん■好きなシーン:猫がトイレしている姿
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