立川慧

建築デザイナー 築56年の団地をリノベーションして暮らしています。 頭の整理にnote…

立川慧

建築デザイナー 築56年の団地をリノベーションして暮らしています。 頭の整理にnoteを使っています。 https://www.instagram.com/satoshi_tachikawa/

最近の記事

父になり、もう一回チャレンジしたい。

しばらくぶりの文章。 いつも決まって文章を書きたくなるときは、頭の中が整理されてない時、 だからこれを書くというきまりなく、ダラダラとした長文になることをお許しください。 9月に家族が増えました。とっても元気でかわいい男の子です。 毎日が新しいし、当たり前だけど毎日成長します。そんな息子を見て、あぁ自分は大人ぶって一日の中から吸収することを忘れてしまっているなぁなんて思っちゃったりもしますし、 いつまで経っても肉体の年齢しか上がっていかない自分が「父」という固有名詞に対して

    • 30歳建築家の現在の位置記録

      半ば誰も見ていないだろうnote。気づけばもう30歳になり、今年は歳を重ねて31歳となる現在位置。なんとなく、今ならば自分の気持ちを素直に書けるだろうと何を書くかは考えずに今はただ、パソコンを弾いています。あっという間に過ぎていった20代、少し記録しておかないといけないような気がして。 2021年はスケジュール帳じゃわからないくらいに、濁流のような出来事の連続で何か一つ一つを咀嚼する暇もなく、 箇条書きでも ・結婚 ・退職 ・自宅のリノベーション ・結婚式 と出来事で言う

      • 概日ハウスPJスタート

        『おやすみなさい、気をつけて帰ってね。』職場がある向かいの通りのバーから聞こえてくる声と同時に1枚の図面を書き始める、時刻は22時を過ぎ、そこから終電までの2時間で書き終わるか、それとも明日に仕事を残してしまうのかの勝負。 そんな生活を新卒から働いている会社では毎日のように過ごしていた。そんな中、2021年4月コロナウイルスによる東京都の緊急事態宣言もあり、今までのルーティンを刷新してしまうかのごとくリモートワークに移行せざるをえなくなった。 その出来事からは、感染症の状

        • "都市生活の終焉"-建築家は明るい未来は描けるか-

          約1年ぶりの更新。 4/18の今でもなお、暗いニュースが飛び交っている。著名人の死や連日の感染者の急増のニュースが毎日のように報道されている。20時にはほぼ全ての飲食店が閉まってナイトエコノミーなんてのはほとんどない状態だ。 かくいう私も今年も一級建築士試験を受験する身として、もはやあるかどうか怪しい試験に向けての勉強場所も自宅に限定されてしまい困っている。隙間時間の勉強の活用に行っていたマクドナルドもついに店舗での飲食は禁止だ あえて大げさに言ってしまえば新型コロナウ

        父になり、もう一回チャレンジしたい。

          消費されない表層(インテリア)を模索して

          僕は最近はもっぱら資格勉強に時間が取られ本が全く読めてない。まして行くところはほとんどがマクドナルドやチェーン店のカフェだ。それだけで一日が完結してしまうこともざらにある。その中で少し気になったことを書き留めたいと思う。 その時の僕の心情はこうだ。 (マクドナルドってしばらく行かないうちにいつからか内装変わってるなぁ・・・なんかオシャレっぽい感じがするなぁ・・・まぁ、あくまでもっぽいってところだよなぁ、本当のかっこいいデザインはこんな木目調の壁紙じゃなくて本当の木を使った

          消費されない表層(インテリア)を模索して

          『能動的な環境にする建築とは』

          ・建築実務を初めて文章を書くことが滅法減ってきた。 ・自分がやりたいことの再確認 ・学生時代から続けてきた勉強会の続行 これらの理由からnoteを継続したいなと思っている。表題のことだけれども、設計者として建築家として常日頃から考えていることである。身近にいる人はもう聞き飽きているくらい言い続けているけれど、この際もう一回自分の言葉で再確認。 『能動的な環境とは』 東京で暮らしていると様々なコンテンツが豊富すぎて与えられたコンテンツ自体をそのまま受動的に消費すること

          『能動的な環境にする建築とは』

          草加の窓際-意図せざる場所と意図する場所の同居 <その1>

          草加の窓際は埼玉県の草加市にある1987年竣工のマンション一室改修のプロジェクトである。そこでの思考の記録をしようと思う。 施主であるF氏は両親と住むために2013年にこのマンション一室を購入した。場所は東武スカイツリーライン獨協大学前。かつて東洋一のマンモス団地と謳われた松原団地の建て替えに伴う分譲住宅再開発が著しい街ではまさに微視的な地殻変動がおこっていると言える。 「マンションを購入し暮らすこと」が<普通>になっているそんな場所である。 <変わらない景色> 敷地が

          草加の窓際-意図せざる場所と意図する場所の同居 &lt;その1>