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1時間→5分へ激的転換したら出費も減ってQOL爆上がりした話。 #18

去年の秋から、スキンケア化粧とベースメイクをやめる実験をしている。

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毎日カレーを食べ続ける夫と結婚したら、旅行が増えた。今まで仕事漬けだったし、旅行もそんなに好きではないのに、格段に増えた。

旅行嫌いの理由は「スキンケア&メイク道具をどのレベル感で持っていくのか問題」にある。

普段から化粧直し用のメイク道具も持ち歩かず、基本的に手ぶらで行動したい派の私にはこの普段使いの化粧品一式を持ち歩くのがどうにも苦痛なのだ。ホテルのアメニティやコンビニでも使い切りのスキンケア用品は売っているが、肌がめたくそに弱い為、厳選した化粧品以外は使えない。

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これはイメージ。

化粧落とし料、洗顔料、化粧水、乳液、美容液。化粧下地、コンシーラー、ファンデーション、スポンジ、アイライナー、アイブロウ、ビューラー、マスカラ、アイシャドウ、ノーズシャドウ、リップ、口紅、化粧筆...
化粧品だけで、とんでもない量になる。

スキンケア用品は開封したばかりだとボトルを持って行くのがしんどいので詰め替えたり、液体が漏れないようにジップロックに入れたり、、とにかく準備がめんどくさいし、重い。ストレスなのよ、この作業が!


しかも、それをホテルにおいたままの状態で日帰りの温泉に行こう!…なんてことになると、もう最悪。
温泉に入って、汗をかくのにメイクも落とせず、顔も洗えず、メイクだけはドロドロに落ちて顔だけ気持ち悪さが残る、、という状態になる。

だが、夫もカレーなるお友達(ほぼ男)も入浴後はちょっと頬を赤らめて、とっても満たされた顔をしている。

う…羨ましい!!!と旅行のたびに、嫉妬心にかられ、憂鬱な気分になっていた。

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だが、転機は「カレー研究用キッチン付きオフィス」のリノベーション工事中に訪れた。

35度を超える室内。エアコンがつけられない灼熱地獄。
一言も喋らず無心に壁材を剥がす作業部屋は、マスクをしないと耐えられないほどの粉塵が舞っていた。

作業中につけていたマスクは、午後だけで2回も取り替えなければならないほど。汗で手が透けるズブ濡れ具合。

マスク

ファンデーションは汗で流れ落ち、肌に残るのは化粧下地やファンデーションの油分でベタベタになった皮膜感。

いっそのこと洗顔したいが、アイメイクはリムーバーがないと目の下が真っ黒になってリカバリできなくなるし、化粧品一式持って行ってリカバリしてもまた汗だくになって堂々巡りなので、落ちぶれたパンダの状態で我慢の子になるしかない、とずっと耐えて作業を進めていた。

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そんな現場の休憩中、内装デザイナー兼大工のチュータ君に「男子はいいよね、メイクしなくていいし。うらやましいな〜」と軽く発言したら、


 う〜〜〜〜〜ん??? 

女子は「男子はメイクしなくていいよね〜」
って、みんな同じこと言いますよね。

逆に、なんでメイクするんですか?
別に俺らメイクして欲しいって思ってないし
むしろ、、

スッピンであれ!!!!

…って思います。

<現場メンバーの男子(20代)全員同意。>

男子はスッピン好きというのは周知の事実だが、面と向かって言われると、たしかに自分のエゴでメイクしているのに、羨ましい、という発言はおかしいな。と気づく。

そもそも私は肌が弱く、CMで流れているような国内外の大手化粧品会社の商品は全く使えない。敏感肌用として販売されているものにも痒くなったり痛くなったり反応してしまう超センシティブな肌なので、化粧品を選ぶ基準は「使用しても肌が赤くならないこと」という消去法でしか選べなかった。

今まで世の中の情報に踊らされて「使わなきゃ」と思いこみ、いろいろ試してみたけれど、結局スッピンが一番ストレスがないのでは?と思い、チュータ君の発言にも後押しされて、2019年の9月からスキンケア化粧とベースメイクをスッパリと止めてみることにした。


あれから1年…

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実験的にスキンケア化粧とベースメイクを止めてからの肌の調子はというと、化粧をしている時より調子がいい。吹き出物もできないし、肌が赤い・痛い・痒いとかがなくなった…!!

夏は、汗かいてベタつくな〜と思ったら「洗顔してリセット」できるのは、かなり革命的で、ものすごいQOLが上がった。
食堂とかでオジさんがおしぼりで顔を拭くヤツ、あれができちゃう!!(さすがにお店ではやらないけど)

一番革新的だったのは、朝と夜、化粧に費やしていた時間が1時間 → 5分に短縮されて、化粧品の出費が大幅に減ったこと。

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図にしてみると、なんという手順の多さ。。
しかも、この品数を2〜3ヶ月に1回買い足すので、なかなかな出費。そりゃ化粧品業界潤うわ。

(私は唇も敏感で、口紅は塗ることができないので手順に入れていない。リップクリームも荒れちゃうので、白色ヴァセリン一択。)

このメタメタ面倒くさく、時間もお金もかかるベースメイクを止めてみたら、夜の化粧落としも必要ないから、想像以上に楽…!!!!!
旅行先にだって、ポイントメイク用の化粧品を持って行くだけだから軽い〜!最高!

ポイントメイクもお湯で落とせるタイプにすれば、完璧…!


冷静に考えたら、肌がSOS信号を出しているのに、いろんな化粧品を買い続けて、ジプシーのようにコロコロと肌への刺激を変えていた頃の方が不健全だったな。


ただ、この実験で追加した重要な作業が1つだけある。

洗顔は『ぬるま湯を40回顔に当てた後、冷たい水を20回当てる』こと。

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ポイントは、洗顔時に水をすくった手はゴシゴシせずに水を顔の皮膚に当てるだけ。
下にさがろうとする重力に逆らうことが重要なので、手の動きはアゴから額へに向ける。絶対に上から下へは手を動かさない。

夜も同じ。湯船に浸かっている時にやるのもいい。
(水をすくうのがめんどくさくて、直接湯船に顔を沈めてみたこともあるが苦しくて呼吸ができないので、あまりオススメできない。)

夜寝る前になにも塗っていないので、朝は洗顔料を使う必要がなく、自分の肌が寝ている間に調整して表面に浮かんだ油分が、40回分のぬるま湯でちょうどよく落ちて、かつ肌の水分量も満たされて、20回の冷たい水で毛穴が締まり、いい感じの状態になるのだ。

これだけを朝、晩にやるだけ。
めちゃんこ楽…!!!!!!


ただ秋から春のカサつく時には、体に塗っている超保湿ボディクリームを気になる部分に薄く伸ばしている。( ↓ 乾燥肌さんにはめちゃオススメ )

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国内外のコスメ・美容情報が日本で一番揃っている「@cosme」で企画営業職に就いていた5年間に、国内外&デパコス・通コス・プチプラまで様々な化粧品メーカーのオリエンを聞き、社内の研修は一度も欠かさず出席し、勉強会を開き、クチコミ分析もゴリゴリして、美容系・肌の仕組みについても勉強しまくった情報をゴニョゴニョした結果、基礎化粧をしなくても肌がパリパリにならない方法がこの洗顔方法だった。

3万円もする美容クリームと数百円で買えるニベアの配合成分が似ていたり(乳化方法と成分が若干違うので効果は一緒じゃない)、同じメーカーのアイメイクは製造工場が一緒だから内容は似ているけどブランド別に値段が違う、とか化粧品業界のあれやこれを見てきた身としては、この実験結果に納得できている。

来年もしばらくはマスクが欠かせない毎日だろうから、スキンケア化粧とベースメイクのおやすみ実験にはもってこいな時期なので、誰か試しにやってみてほしい。

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目に見える利点は他にもある。

今年ならではの利点はマスクにもファンデーションがつかない事。
汗とファンデーションとリップがついたマスクをずっと付けているの、苦痛じゃない?

冬の利点は、ファンデーションがカシミアストールにつかない事。
毎回顔まわりが寒いのにケアが大変だからと顔まわりは控えめに巻いていたのがガンガン巻ける!!

男性陣にだって利点はある。
浮気相手がファンデーションをつかわなければ、帰宅後奥さんに問い詰められても、満員電車で抱きつかれちゃって…的なあり得ない言い訳をしなくてすむ!(今どきそんな詰めの甘い人はいないか。)

とにかく、スキンケア化粧とベースメイクをやめたらいいコトづくめだったので、カレーの嫁になってよかった。

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