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イギリス育ちの息子と西日本縦断ドタバタ旅。でも最高の思い出ができた。

5月に息子と西日本縦断の旅をした。

シンガポールで1年の交換留学を終えた彼が最後の〆に釜山から福岡へ飛び東京まで列車の旅をすると言うので「何それ面白そうじゃん!」と急遽合流する事にしたのだ。いい年の息子にオカンがついていくのも無粋とは思ったが、イギリス育ちの彼に日本の美味しい物を食べさせ、美しい場所を見せてやりたかった。季節はGWが終わり梅雨が始まる前の絶好のタイミング。何よりこんな行き当たりばったりの移動旅行は10年後にはできないかもしれない(今アラ還)。息子も社会人になれば忙しくなりバックパッカーなんてできないだろうし恐らくこれが最後のチャンスかもと決行した。以下備忘録を兼ねて書いておきます。

Day1
息子より2日先に私福岡到着。日本着陸後eSimが作動しなくて焦ったが、ホテルでカスタマーサービスとチャットしアクティベート完了。1日目と息子が到着する3日目のホテルは予約してあったが2日目は取っていなかったので福岡で探すとどこも通常の2倍位の値段。それなら息子が来る前に佐世保(自分の趣味で行きたかったので彼は興味ないかもと思い)に行っておこうかと佐世保の宿予約。福岡ー長崎は東京ー埼玉位の感覚かと思っていたが新幹線で行く様な距離と知りびっくり。佐賀を忘れてた。(佐賀ごめん)

福岡着の翌朝、博多のホテルから駅に向かう。空の色や植物が関東と違い南国ぽい。

Day2 
福岡ー長崎はJRより高速バスの方が速く安く乗換えもなく楽だったので博多バスターミナル8:41に乗り佐世保へ。2時間半位で11:30頃着。とりあえず軽く佐世保の街中を散策しようと案内所で聞くと、一番興味のあった黒島のフェリー乗場行きバスに今ならちょうど間に合うと言う。(フェリーは1日2便) 黒島行くのは大変そうで諦めようと思ってもいたが、そんな良いタイミングならと走って路線バスに飛び込んだ。佐世保駅から相浦埠頭までバス40分、フェリーで50分の船旅。天気よく海も船から見える島々も綺麗で気分上がる。

フェリーから見えた島。九十九諸島で人が住んでいるのは4島だけ。


島に着き貸自転車で島内を回る。帰りのフェリーまで1時間しかないがワイルドで素晴らしい自然のある島だった。こんな所だったとは予想しなかった。


道端に咲く野生?の百合
アコウの木。別名「タコの木」または「しめ殺しの木」というんだそうです。


島内では黒アゲハ蝶が舞い、トンビが大空を悠々と飛び、ウグイスの歌声が聴こえる。別世界に来たみたい。なにこのパラダイス。 ここは江戸時代に隠れキリシタンが住んでいた島で、その集落は世界文化遺産にも指定されている。

黒島で一番見たかった黒島天主堂。明治時代にフランス人神父と島の人々によって建てられた。教会の設計や内部のウッドワークも神父の手による物と知りびっくり。天才か。




教会では結婚式も行われていた。駆け足(電動自転車)で島内を回り、短時間だったが大満足で最終フェリーに乗ると新郎新婦がゲストをお見送り(少ないが島内に旅館もある) していた。

おしあわせに~

教会が目当てだったが美しい自然に一目惚れ。この美しい島を息子にも見せたいと思った。韓国にいる息子に"Are you interested in cycling in a wild island?" と手短にメッセージすると、"Yes" とこれまた短い返事が来たので、後日また訪れることに。交通の便が悪いので、駅近ホテルを4日後に予約。


Day3
息子が福岡着く17時頃まで何しようかと地図を見て焼き物の里、有田に行く事に(佐賀浮上!) 本当は伊万里に行きたかったが山奥で大変だからとホテルの人に止められたのだ。しかし有田に着くと案内所の人が「伊万里の方が素敵ですよ。今なら5分後に(以下略)」と言うので急遽1時間に1本だけのローカル線、松浦鉄道の電車に飛び乗る。単線で山の中を走ったり無人駅に止まったり楽しい。車内の料金システムがバスの様。

私は駅で切符を買ったが、バス方式で払うこともできるのかも。
無人駅
単線列車が山の中を走る



伊万里駅から窯元のある大川内山まで更にバスで10分程(本数少ない)。バス待ちの間に、福岡行き高速バスに間に合う様に佐世保に帰れる様に松浦鉄道の方が時刻表を作成してくれた。有難い。帰りはちょうど良いバスがないのでタクシーで帰るようにと教えていただいた。大川内山の案内所で帰りのタクシーを予約しようとすると、前に並んでいた女性3人組も同じ電車に乗るらしくタクシー予約していたのでちゃっかり便乗させていただいた。2000円位のタクシー代が500円で済んだ。1時間位窯元見学し大川内山からタクシーで伊万里駅に戻る。とても暑い日だったが素敵な焼物を見て眼福。行ってよかった。伊万里駅の松浦鉄道のスタッフの方が作ってくれた計画を手に握りしめ、佐世保駅に予定通り着いた。福岡行バスには30分位の余裕がある。



佐世保駅前のホテルから荷物を引き取り、福岡行のバスに乗る。福岡空港で釜山から来た息子と合流。息子やっと登場(笑) 夜は中洲の屋台でラーメン、おでん、焼き鳥。数十年ぶりだが美味しくてマヂ驚いた!絶妙な硬さの麺は凛として豚骨スープに絡みあう。具の味がとろけ合うスープがしみ入る大根、上に乗るご当地明太子が心憎い焼き鳥… 息子に体験させるつもりが母大興奮。

韓国からの観光客が多そうだった。
麺のかたさパーフェクト。味の沁みた大根が心に沁みる。明太子うめー。博多万歳。

屋台を息子に体験させたかったが、実は観光客向けかな?と思って味にはそう期待していなかった。しかしなんとなんと、半年前の一時帰国含めて(その時点で)一番美味しい食事だった。中洲のプライド。やってくれる!
嬉しい誤算の喜びの中、博多の夜は更けて行く。
しかし九州の本当の実力を、この時私達はまだ何も知らなかったのだった…


Day 4
太宰府見学。しかし大宰府天満宮は修復中かなにかで幕で覆われ見られなかった。(私にはよくこういう事が起こる。トレビの泉、マーライオンに続き、修復中で見られなかった世界の名所3つ目。でも特に気にならなかった笑)

鳥居が連なる階段に惹かれて、よいしょよいしょと登って行き頂上に着くと、ひんやりとした洞窟の中に可愛いお稲荷様がいた。疲れがふっとぶ。この周辺が個人的には好きだった。


昼食は参道にあるお店で和牛&明太子御前。なにやら素敵な木箱に入ってきた。その前に明太子おにぎりなども買い食いしたが、明太子はこれがチャンピオンだった!

夕方長崎に移動。福岡ー長崎ー佐世保ー福岡の周遊バス切符セット(とりっぷきっぷ)が5500円だったのでまた安・速・楽な高速バスで移動(新幹線含むJRだと福岡−長崎片道だけで6000円台だった。

大きい明太子!ドリンク付きで2700円。日本だとまあまあのお値段だが、ポンド換算すると信じられない安さ。イギリスだと丸亀うどんでもそれくらいする(涙)

20時頃長崎着。長崎と言えば長崎ちゃんぽんかと思い中華街を歩くと空いているお店が少ない。日本だと、夜は食中心のいわゆるレストランよりも、居酒屋的な飲みながら食べられるお店の方が人気で食中心の店は夜は早々に閉店するのだろうか。佐世保の街を歩いた時も、夜は飲み屋しかやってない印象だった。

日本一小さいと噂のチャイナタウン。でも歴史は古いらしい。

中華街で適当な店に入ろうとすると、息子がもう少し探索しようと言うので少し歩いた先に賑やかな飲み屋街があった。地元の人らしいお客さんで混んでいる店に入ると大当たり! キビナゴという魚があんなに美味しいとは……。またもやオカン大興奮。口に入れるたびにその新鮮さにびっくりして(笑)美味しい美味しいと声に出して感動していると、ベトナム人のバイトさんが「おいしい?私が作ったよ」と嬉しそうに話しかけてきた。この小さな魚を彼女が1匹1匹捌いたと聞き有り難みが増す。鯨も看板メニューらしいが、イギリスの友達は連れて来られないな、と複雑な表情の息子。息子は先日ベトナム旅行もしてきたので、バイトさんと話が合う。
「どんなにお金持ちでも、その場所に来なければ食べられないものがあるのだなあ」としみじみ思う。いやお金もないんだが。


ピカピカのきびなご。


鯨も看板料理らしく店内には鯨の絵が。珍しそうに写真をとる息子。

Day5
出島、原爆記念公園&資料館、大浦天主堂など。かなり暑い日で参ったが場所の移動は息子がGoogle Mapsで公共交通などもすぐに調べてくれる。

「私がいろんな所に連れてったる!」と意気込んでいたものの、自分自身も知らない土地なのでいつもあたふたしてしまうのだが、私が行き先を言うと息子が連れて行ってくれるシステムがいつの間にか構築されており便利この上ない。

長崎港近のお寿司美味しい。 路面電車風情がある。文明堂総本店があった。

夕方佐世保に移動。4日前に急遽予約したホテルへ。疲れたので店を探す気力がなく、なぜか長崎県にいるのにホテルの近くにあったリンガーハットで皿うどん。でも美味しかった。明日は再び黒島へ。でもスケジュールがタイト!


文明堂でひと口カステラを買い食いした。


路面電車のある街は風情があるね。

Day6
ホテルの朝食綺麗だった。 この日は一番時間的にスリルある日だった! 息子に黒島を見せるため、10時のフェリー → 島に4時間いられる →15:30のフェリーが埠頭に16:20に着いたら直ちにタクシーで佐世保駅に移動(25分の予定) →17時のバスで福岡 →福岡から下関まで一気に移動の計画。 どの乗継もキツキツで遅れると次に乗れない。しかし下関のホテルを予約しているのでなんとか下関行の最終バスに乗りたい。

しかしホテルはバスターミナルの隣だし、帰りの埠頭からのタクシーも予約した。準備万端凄いぞ私。

再び来ました黒島へ。しかし生憎のくもり空で前回ほど空も海も緑も綺麗に見えない。ちょっと残念。息子も特に感動した様子ではない(笑)

しかし時間はたっぷりあったので、黒島天主堂ではスタッフの方にいろいろ話を伺う事ができ私的には実りの多い再訪ではあった。息子は私達が日本語で話している間、地面をじっと見てるのでよっぽど暇なのかと思ったら「死んだアゲハ蝶をアリが運んでるのを見て面白かった」(大学生談)。お、おう。

木の内装も珍しいが説教台や透かし彫も初代神父さんが作り、天井は実は一枚板だが寂しいからと木目を手描きしたそう!この神父さん天才すぎませんか?(2回目)



しかし島も若い人はどんどんいなくなり、昔は畑だった土地も木が生い茂りジャングル化して手がつけられないそう。 今はスタッフさん(推定50代)の世代が島のお年寄りをお世話しているが、自分達の世代が年老いた頃には下の世代がいない →無人島化の可能性を危惧しておられた。たまに来る私たちは手つかずの自然が素敵~なんて呑気に喜んでいたが、住む方達は大変だ。自分ちの庭に雑草が生えるだけでも手入れが大変だもの。

島の墓地。仏教とキリスト教が融合した墓石(島には歴史的にキリスト教信者が多いがお寺もあった)

15:30発のフェリー後予定通り埠頭にタクシーが待っててくれたが、予想以上に時間がかかり佐世保に着いたのがなんとバス発の数分前!息子にバスターミナル隣のホテルに荷物を直ちに取りに行ってもらい、その間にタクシーの支払いをしようとするもカード支払いしようとするとうまく通らず、現金で払うなどで時間をロスしてしまった。車から降りるといつまでたっても息子が現れない。ホテルフロントに行ってみると、なんとフロントはチェックイン客の行列ができており、まだ荷物を受け取れていない!とりあえずバス運転手さんに事情を話し数分待ってもらおうとすると私はバスターミナルに走ると、なぜか先ほどのタクシーの運ちゃんがいるではないか。カード支払いは通っていたとの事で現金を返してくれた。(でもなぜか端数は返してくれなかった)バス運転手さんに1,2分待ってください~とドタバタしていると発車時間1分前に息子両手両肩に荷物抱えて登場。ギリギリで乗れた。バス運転手さんの冷たい視線を浴びながら、バスターミナル隣のホテルを取った数日前の自分をほめてあげたい。

佐世保からの車窓には美しい棚田が見えて感動。息子に見せたいと横を見るも、力尽き口を開けて爆睡中。叩き起こしたが、その時には時すでに遅し棚田は通り過ぎてしまっていた(注:高速バス)感動の強要はいけませんね。テヘ。
福岡天神バスターミナルに19時過ぎに到着、下関行バスに乗り換え。乗り換え待ち中に牛丼食べる。(この時点で息子空腹で死にそう。私は1食くらい抜いても平気だが、21歳男子には定期的に食事をすることがなによりも優先されるということをこの旅で学んだ)日本は安くて早くて美味しいものがどこでも食べられて便利だなあ。



Day7
前日の内に無事下関に着く。午前中、唐戸市場でふぐ食べたりボートで門司まで行ったり旧英国領事館を見たり。 午後は新幹線で岩国に移動。修学旅行で見て感動した錦帯橋を息子に見せたかった。 ◯十年前と同じく美しい佇まいに息子も感銘を受けていた。周辺も非常に清らかな空気が流れてリラックス。



錦帯橋横の公園で、なぜか突然懸垂を始める息子



岩国を後にしJRで宮島口へ。宮島が見える温泉ホテルに宿泊。 今まで(ドーミーインなど大浴場付きもあったが)ずっとビジネスホテル泊だったので、浴衣姿で家族連れなどが楽しく宿泊している様子が良き。お風呂の後ビールやサワーも無料とかサービスいいねえ。弾丸旅の終わりが見えて来て私もリラックス。

Day8
ホテル朝食は付いてなかったが息子が奢ってくれた。(この旅で初めて財布を出してくれた笑)ごっそさんです。

朝食後宮島へ。なんと同じフェリーに息子と一緒に数日前まで台湾&韓国グループ旅行していた大学同級生女子が!宮島行フェリーは15分間隔であるのになんという偶然。

一緒に周った後、私達は13時過ぎに宮島を後にし広島の私の友人宅へ。 どっと疲れが出て二人とも夕食前に昼寝させてもらう。友人の手料理が嬉しい(

Day9
過去1週間毎日移動し違うホテルに泊まっていたので「チェックアウトの無い生活って素晴らしい…」と喜びをかみしめながら起きる朝。 昼過ぎまでダラダラして息子は原爆資料館、私達は旧日銀、頼山陽資料館、カフェなどペチャクチャお喋りはつきない。夜は息子合流し焼肉屋。予約時間まで巨大本屋で時間潰す。


Day10
息子は京都奈良方面へ。京都では日本人の友達と会って一緒に観光するらしい。広島駅に送りがてら、草津八幡神社や周辺のお寺を見て回る。神社では水おみくじで大吉。 ストーカーオカンから解放されて楽しんでおいで!



私はもう一泊させてもらう。夕食は広島お好み焼き。安くてめちゃ美味しい

Day11
あっという間の3泊。今日は友人は仕事があるので朝出勤。彼女が戻る前に東京に発つのでこれで彼女とお別れ。お礼を言って送り出す。軽く掃除などした後のんびり広島城を見学。原爆資料館も見ようかと歩いていると友人から半休とったからお茶しようと電話。どんだけ私の事が好きなんや笑。 原爆資料館見学後に合流。お茶の時間はなかったが一緒に家に戻り荷物をまとめ最寄駅まで送ってくれた。東京まで新幹線で4時間。


外国からの観光客で行列のお好み焼き屋さん。美味しいのだろうか。

実家に着いたのは23時過ぎ。84歳の(引くほど)超元気な母は翌日から友達と旅行のため5時起きのことで寝ていたが、夕食を用意しておいてくれた。赤飯と天婦羅。ありがたい。

84歳母の手作り夕食。この母については別で書きたいと思います。

Day12-13 目覚めた時には母はもう出発していた。実家で一人(笑 買物などで地元でのんびり。

Day13の夜 母と息子が到着。

Day14 昼間買物の後、母と息子を残して羽田へ。母とは24時間も会わなかったがきっと大丈夫だろう。(今回は敢えて英語のできない母と日本語片言の息子を二人にする実験をしてみた)

【まとめ】
前半かなり詰め込んだ弾丸旅行だったが本当に行ってよかった。 日本の友人には大学生の男子が母親と旅行?と驚かれたが、考えてみれば大学生がオカンと旅行したって面白くないよね。でも付き合ってくれた息子にも感謝。私も知らなかった日本の美味しい物綺麗な物にたくさん出会えた旅だった。

元々この様な行き当たりばったりの旅が大好きなのだが、これは気力体力(頭もちょっと)使う。いつまでできるのかな。 因みに昨年からJRパスが5万円に値上がりし私達の旅程では微妙だったので使わなかった。九州内の移動はバスで安く抑えられたので正解だったと思う。

九州に上陸してから気づいたが、私は上海経由、息子は釜山からだったので長崎に直接飛ぶ便もあった筈。長崎で待合わせスタートすれば福岡→長崎の移動を省略できたがなんとなく「九州の窓口は福岡」と思い込んでいた。まあ二人とも無計画なのでしょうがないしそれだから面白い経験ができたとも言える。

福岡に着いた1泊目と息子が到着する3泊目の宿は事前に予約してあったが2泊目は空けておいた。1泊目の博多のホテルで、フライトで疲れたし翌日も博多で宿を取ろうと探したらどこも普段の2倍位の値段。(イベントがあったのかも)ならば交通費を含めても佐世保ホテルの方が安いと佐世保行を決行したのだった。黒島は大変そうなので行けないかと思っていたが、佐世保に着いてダメ元で案内所に聞いたら奇跡のタイミングで一日2便だけのフェリーに接続できるバスに乗れ、思ってもみなかった黒島体験ができた。 偶然が偶然を呼び黒島から呼ばれたかの様なこの旅行一番の心に残る経験だった(息子は不在だったが笑)

それにしても実家は首都圏、今はロンドン暮らしなので、駅に行けば電車はすぐに来るものと思ってしまうクセがある。 今回その感覚で山奥や離島に勢いで乗り込んでしまい、親切に帰りの列車や接続の心配をして下さった方々は本当に有り難かった。特に伊万里駅の松浦鉄道の職員さんは、佐世保から福岡行のバスに間に合う様にプランを作って下さり「伊万里の里に着いたら直ぐに駅までのタクシーを手配して」とアドバイスもいただいた。乗換時間が短いところでは「先頭車両にお乗り下さい」と注意書きまで(涙)おかげ様でこの紙を握りしめ、無事佐世保に辿り着き福岡で息子に会えました(万が一乗り遅れた時の為に1本後のプランも作っていただいた。ちゃんと予定通りの列車に乗れました)



記念にもらってきた伊万里から佐世保への切符
ちなみに佐世保ー伊万里は松浦鉄道でも1本で行けるらしいが時間はめっちゃかかるらしい。でも電車の旅そのものを楽しむにはよさそう。

あとJR職員さんに何か聞くと、分厚い時刻表を持って来て調べてくれる場面が何度かあった。息子は「あの辞書の様な本は何だ⁉︎」と驚いていた笑。ネットで調べられる時代になっても時刻表はプロにとって絶対的なバイブルなのだろうか。そろばん上手い人が電卓よりもそろばんに信頼を寄せるのと同じ?違うか。 でも確かに乗継などの計画立ててそれが成功した場合嬉しいよね 私も鉄オタとは恐れ多くてとても言えないがコロナ前にJRパスで旅した時はこの本を片手に東京から四国九州周りました。
終。



【追記】これはX(元Twitter)に書いたポストを編集して再投稿したものなのだが、はじめは「大学生の息子の一人旅に親がついていくなんて引かれるかな…」とこわごわ、でも自分の備忘録として書いた。そしたら投稿後、通知が止まらずおそらく自分史上最高の67万ビュー、2800いいね、880ブックマーク、そしてコメントが温かいものばかりで本当に嬉しかった。「面白くてワクワクした」「自分も子供とこんな旅がしたい」「朝から夢中で読んだ」「Xのオアシスのような親子旅行記」「雨の日曜日も明るくしてもらった」「二人の関係が素敵すぎる。こんなことあったら人生大成功!」などなど。旅も夢のように楽しかったけど、読んだ方にそんな風に感じていただけたことも、夢のように嬉しかったです。

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