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鎌倉、とっておきの過ごし方

先日、友人と鎌倉を訪れた。レンタカーを利用して、海岸沿いをドライブした。昼食は、落ち着いた雰囲気のイタリアンに決めた。私は、しらすと大葉のパスタを注文した。大葉の繊細な香りと、しらすの塩気が合わさり、あっさりとした味わいだった。予想以上の美味しさで、心から満足した。

食事を終えて店を出、さらに海岸へと車を走らせた。ひととおり走ったところで、パーキングに車を停めた。近くのカフェでコーヒーをテイクアウトし、海岸を散歩した。コーヒーは酸味が強く、美味しかった。満腹で、少し眠くなっていたが、カフェインですっきりとした。海岸では、差し込む太陽が心地よく、磯の香りが鼻をくすぐった。

不意に目に入ったのは、海岸からほど近い、小高い山。その山は、公園として整備されており、長い階段を登ると、まったく異なる風景が広がっていた。木々に囲まれた山道には、小さな滝や、川も点在していた。私は、水の流れる音が好きなのだ。頂上からは、海を臨むことができ、さわやかな風が頬を撫でた。

夕方になると、海岸に戻り、夕陽を眺めた。空の光彩の移り変わりは、絵画のようだった。遠くに、象徴的に浮かぶ江ノ島が見えた。私たちは、レジャーシートを敷き、波音に身を委ねた。

夜が近づき、帰る時間になった。駅の近くの定食屋で、夕食にした。酢豚の定食を頼んだ。つやっとしたご飯と、甘酸っぱい野菜と鶏肉が、お腹を満たしてくれ、一日の疲れが癒やされた。

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