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85%が「満足」と回答! CUCホスピスの入社時研修に密着!【CUCホスピスの環境Vol.1】

こんにちは! CUCホスピス 広報担当です。

2023年4月1日、CUCホスピスには98名が新たに入社しました。CUCホスピスでは、毎月、新入社員に会社やホスピスケアについての理解を深めてもらうために、2日間の「入社時研修」を実施しています。

▲2023年4月の入社時研修には、3月の入社者も合わせて106名が参加。自宅や配属先の施設から参加し、元気な姿を見せてくれました!

「CUCホスピスへの理解を深める入社時オリエンテーション」と「末期がんや難病のケアをするために必要な医療的知識」の2軸でプログラムを構成。CUCホスピスの一員としての心得や、看護や介護のプロとして、ご入居者さまのケアをする上での必要な知識や姿勢を学んでいきます。

2日間で学ぶ講座の数は、17。その中でも今回は、4つの講座をご紹介します。

『在宅ホスピス』の基本的知識を学ぶ

まずは、「『在宅ホスピス』を支える職種と役割/施設内訪問について」。

前半は、CUCホスピスが運営する『在宅ホスピス』の運営形態や、運営を支える職種とその役割、訪問看護・介護の心得を学びます。

施設内の各お部屋は、ご入居者さまにとっての「ご自宅」。そのため、アパートやマンションの一室に伺う意識をもって訪問することの大切さが語られました。

合わせて、在宅ホスピスで働く職種の紹介と仕事内容の説明も。
在宅ホスピスは、看護師や介護職はもちろん、施設長や看護管理者、介護管理者、サービス提供責任者、セラピスト、生活支援員、事務員、調理スタッフなど、さまざまな職種の協力があって成り立っています。協力をし合うためにも、それぞれの職種への理解は欠かせません。

後半は、『在宅ホスピス』で行われている訪問看護・介護の特徴への理解を深めながら、実際に自分でケアプランを作成していきます。

▲ケアプランは、「難しかった」という声も挙がり、なかなか作成しがいがあったようです。

今回の座学とワークを通して、活用されている制度や訪問のイメージへの理解を深められたという声が挙がっていました。

疾患の知識と対処法を学ぶ

続いては、『在宅ホスピス』のご入居者さまに多い疾患の理解を深めるプログラムを2つご紹介します。

1つ目は、「疼痛緩和」。
『在宅ホスピス』のご入居者さまの約4割が末期がんの方です。がんはある程度進行すると、痛みを伴うようになります。末期がんと言われるステージ4になると、約7割の方が主な症状として「痛み(疼痛)」を訴えます。激痛である場合も多く、耐えられないほどのだるさや膨満感、息苦しさなどの苦痛を伴うのです。

ご入居者さまに、安らかな日常を送っていただくためには「痛みの緩和」は必要不可欠。この講座では、心身の苦痛を和らげる「緩和ケア」の定義や、がんの進行とともに生じる痛みの種類、痛みの緩和の方法を、グループワークもまじえながら紹介していきます。

そもそも緩和ケアの目的は、QOL(Quality Of Life:生活の質)の改善。「表情が安らかになった」「できなかったことが、痛みの緩和によりできるようになった」など、ご入居者さま自身の生活の変化に着目することが大切だそうです。

2つ目は「難病の理解とケア」。
『在宅ホスピス』のご入居者さまの約6割が、神経難病の方。神経難病は、進行の仕方やスピードが人によって異なる上、1日の中での状態の変化も激しいため、看護師や介護職による細やかな観察とケアが必要です。少しでも適切にご入居者さまの状態を把握するためには、疾患そのものに対する深い理解が欠かせません。その理解を助け、ケアの質を向上させていくためのプログラムが「難病の理解とケア」です。

今回の講義では、クイズも交えながら、難病の定義や、ご入居者さまに多い神経難病の特徴とケアの方法、最適な福祉用具の選び方などが説明されました。

神経難病の方のケアをする機会があまりなかったスタッフにとっては、勤務を始める前に疾患への理解を深められるので、安心感につながっているそうです。

専門性の前に“人間性”。その土台を学ぶ

最後にご紹介するのは、ご入居者さまへの接し方を学ぶ「接遇」です。

「あなたに会えてよかった。ご入居者さまにそんなふうに感じてほしい。」という講師の一言で始まったこの研修。「医療職にとって、なぜ接遇が大切なのか」「そもそも接遇はどのような要素で構成されているのか」をひも解きながら、良い接遇について考えていきます。

在宅ホスピスは、人と人とが向き合うサービス。「この人が来ると安心できる」「この人のケアを受けることが楽しみだ」と思ってもらえる「人間力」も、良いサービスを届ける上では非常に大切です。自分自身が、どのように在るべきか。参加者にとっても、非常に考えさせられる講座のようです。

2日間、みっちり研修を受けた参加者の反応は?

ほかにも、CUCホスピスが行動指針として掲げる「CUC Hospice Way」をもとに、自分の経験を共有しあうワークや、認定看護師による人工呼吸器の取り扱い方の講義、ご家族からのクレームを想定したケースワークなどが行われました。

初日からなかなか盛りだくさんな内容にも感じられます。果たして、その感想は……?

  • 今日の研修では現場で活かす事ができる知識が多くあり、とても勉強になりました。学んだ事を明日から実践できるものはどんどん実践してより良いケアにつなげていきたいと考えています。

  • 介護とは何か、またホスピスとは何かという本質を見極められました。

  • 施設形態や施設の目標、施設に多い病気に対しての説明など、こんなに丁寧にオリエンテーションを行ってくれる会社があるんだなと感激しました。ここに入職してよかったなと思っています。

とても、うれしい感想が寄せられていました!

研修担当者インタビュー「地道に皆さんの声を聴いた結果、満足度の最高得点を付ける参加者が30%→70%以上に」

最後に、入社時研修を企画している人事部 人事企画チームの太田慶に、これまでの研修のあゆみと、入社を考えている方へのメッセージを聴きました。

▲入社時研修を企画する人事部企画チームの太田慶

──入社時研修のプログラムは、毎回どのように作っているのでしょうか?

太田:全体の構成を私が決めたうえで、各講議に関しては担当講師のみなさんと一緒に作っていきます。毎月アンケートを取っているので、前回の内容を講師に伝えながら、毎月少しずつブラッシュアップしています。

──プログラムを作るうえで、心がけていることはありますか?

太田:参加者の声を大切にすることです。今は、入社時研修は2日間で幅広い内容を組み込んでいますが、半年前までは1日だけの開催だったんです。内容も会社のオリエンテーションが中心でした。

しかし、研修を進めるうちに、「実践的な内容も増やしてほしい」「入社直後に一人でケアに入るタイミングがあり不安だ」という声が寄せられるようになりました。疼痛緩和や神経難病のケア、インシデントやアクシデントへの対応といった専門的なプログラムがあれば、安心感につながるのではないかと考え、増やしていきました。

その結果、参加者の満足度が大きく上がったんです。半年前の時点では、満足度の項目に最高得点の10を付ける方が30%ほどだったのですが、今では70%ほどに増えました(※約85%が、8以上の得点を付ける)。参加者のみなさんに良い研修を届けたい。その一心で取り組んできたので、とてもうれしかったですね。

──今、入社を考えている方にメッセージをお願いします。

太田:私たちは、「新入社員の不安を少しでも解消したい」という思いで、入社時研修に取り組んでいます。私一人で研修を作るのではなく、みなさんと一緒に作っていきたいと考えています。ぜひ入社が決まったら、「学びたい」と思うものを、教えてほしいです。

また、入社時だけでなく、入社後もみなさんがスキルを身に付けられる等級制度や研修を用意しています。安心して入社を検討してみてください。

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