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いくつになっても豊かに暮らしたい

こんばんは。コレクティブ大好きなくぼです。
先日も担当しているコミュニティ賃貸物件「まちのもり本町田」で内覧対応がありました。50代の方で、80歳のお母さんの部屋探しです。

80歳、100歳まであと20年ある

80歳といってもまだまだお元気な方が多いと思います。でもそのご相談のお母さんは少し認知能力が落ちてきているようで、要介護認定は1。
一人で暮らすことはまだできそうだけど、心配なのでいろいろ施設などを見始めたそうです。
でも現地にいらっしゃった50代のお子さんは、
まだまだ本人は元気で、施設に入れば安心だけど、どんどん認知症が進んでしまうんじゃないかと心配もしていて、、、

そうおっしゃるんです。
もし施設に入って、認知症が進んでしまったら。お子さんとしては後悔するかもしれません。引越しをして環境が変わることで、認知症が進むことも多々あります。

80歳でまだまだ元気だったら、自分の思い通りに時間を使って、お買い物いったり、お散歩したり、いろんなことしたいですよね。できる体力も能力もあるんだから。それは高齢だからじゃなくて、いくつになっても、だと思います。
人生100年時代だとしたら、まだ20年もあるんですよ。まぁ、その20年のうち、何年かは誰かのお世話になる事はあるでしょう。

でも、それは今なんでしょうか?

高齢者の方は施設に入るのが本当にいいんでしょうか?お子さんと同居する方もいれば、同居できない方もいる。施設に好んで入る方ももちろんいらっしゃると思います。
でも、施設に入るという選択は今なんでしょうか?
だから「まちのもり本町田」を見に来てくださったんです。まちのもりは高齢者施設じゃない、一般の賃貸物件です。でも、多世代で、コミニティがつくりやすい。

そういう側面があるので、この手のお話をいただくことが増えてきました。

いくつになっても、豊かに暮らしたい。
豊かに暮らしてほしい。

暮らしを変えないといけないタイミングはあると思います。でも、こと高齢者や障害がある方等は、選べる住まいが限られている状況だと思います。
住居確保要配慮者とされる、住まい探しに配慮が必要だとされる。住まい探しに配慮がいるのは、賃貸だと、貸してくれる住まいがそもそも圧倒的に少ない。

(183)老後に住める家がない! (ポプラ新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4591165949/ref=cm_sw_r_cp_api_i_T5nHFb4M0WEAV

まさに老後に住める家、特に賃貸は少ないのです。
私自身、持ち家思考はありません。でも、このまま日本で65才以上が住める賃貸の選択肢が広がらなければ、どこかで不動産を取得しないといけない、、、今の状況だと、施設or持ち家 じゃないと老後は過ごせない。。。

そんな選択肢しかないなんて、、、
決して施設が悪いとかそういうことではないです。選択肢がないということが嘆かわしい。

この地域包括ケアの真ん中の住まい
その住まいの選択肢がないってなったとき、この包括ケアは成立するのでしょうか。

いくつになっても、選択肢があるという自由は素晴らしいですよね。
その人にとって豊かな暮らしが過ごせる住まいの選択を増やせるよう、活動していきたいと思います。

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