『文章教室』第6回 重要点は2回書きましょうをやってみた。


彩郎さん(@irodraw)のブログ「単純作業に心をこめて」から引用させて頂きました。

http://www.tjsg-kokoro.com/2014/04/25/wl-6/

さて、第6回の練習問題です。

重要点を2回繰り返すように、 次の文章に加筆してください。 この文章が書かれた背景や設定は、 あなたが適宜おぎなって構いません。
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研究室を退出する最後の人は、 廊下に面したドアに鍵をかけるのを忘れないようにしてください。
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(文章教室 第6回 問題編より)


重要点を2回繰り返すように、加筆する…とはどういうことだろう。

(1)まず、上の文の重要点を考えてみる。

それは、鍵をかける場所だろう。

研究室のような機密情報が保管してあると思われる部屋については、その部屋を退出する最後の人に、ドアに鍵をかけるよう注意を促すのは一般的な話。なので、上の文の特殊な点は、「廊下に面したドア」、と鍵をかける場所を指定している部分であると思われるため。

(2)では、この「廊下に面したドア」を2回繰り返すように加筆するとしたら、どうしたらいいだろう。

普通は、「廊下に面したドア」、とわざわざ鍵をかける対象を指定する必要性を書くべきところだろうか。例えば、先日外部から泥棒が入ったので、(研究室内のドアではなく)外部と接している「廊下に面したドア」からの防犯を徹底する必要がある…とか。

(3)でも、そもそも重要点を2回繰り返す、その目的はなんだろう。

この文が掲示されているであろう状況を想像してみると、そういう必要性を書き加えることが、果たして妥当なのか疑問が生じてくる。

そもそも重要点を2回繰り返す目的は、最後の退出者に廊下に面したドアへの鍵かけを徹底させることだと思われる。そうだとすると、上の文に加筆をすることは、かえって読み手の「鍵かけ」という行動に対する注意をそらすことになりはしないだろうか。なので、加筆はなるべく少なく、重要な点を2回読み手に意識させる文になるよう、言葉を加えてみることにする。

(4)というわけで、回答

退出する前に、次の空欄に適切な語を挿入した上で、この文を2回音読しなさい。

研究室を退出する最後の人は、(     )ドアに鍵をかけるのを忘れないようにしてください。




答え:(廊下に面した)ドア

注)答えはなるべく小さいポイントにする。本当は逆さまに書きたいくらい。

     


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