ホンダ創業者の本田宗一郎が受けた躾(しつけ)
今回は、日本を代表する企業「ホンダ」の創業者本田宗一郎氏のお母さんの教えを共有します。
「人様に迷惑をかけてはいけない」という、日本人として誇るべき部分を、再確認させてくれる言葉です。
この教えを意識するだけで、コミュニケーション力、行動の質が向上します。
是非最後までご覧いただきスキ&フォローをしていっていただけると幸いです。
本題に入る前に、少しだけ本田宗一郎氏について書きます。知ってる方は、次の章までスッ飛ばして下さい。
1990年代初め、日本は空前のF1ブームでした。
当時は、アイルトン・セナ、ナイジェル・マンセル等が現役バリバリの世代で、日本人も中島悟、鈴木亜久里といったドライバーが参戦しており、深夜でしたが地上波で放送がありました。
そのF1でホンダはエンジンを供給しており、一年を通じて16戦あるグランプリで、ホンダエンジンを積んだチームが15回優勝するという、とてつもない記録を打ち立てました。
私事ですが、
当時中学生だった私は、完全にその偉業に魅了され、将来はこんなスゴいメカ設計がしたい!と思うようになりました。
この思いが、私が機械設計という職業を選んだ私の原点となっています。
そんなスゴいエンジンを作れるホンダですが、その創設者である本田宗一郎氏も、とてつもない技術者でした。
様々な伝説がありますが、有名なエピソードとしては、日本のバイクメーカーが一度も出場したことも無い「マン島TTレース」という過酷なレースに、突然参戦を宣言。
その後わずか3年でチームを優勝に導いた話は、とても有名な話です。
またホンダが作った「スーパーカブ」というバイクも有名で、何と累計1億台以上の販売記録を持っています。
私の愛車もスーパーカブです。何と71年式で御年53歳!
53年も動き続ける機械って、本当にすごくないですか??
スミマセン。。。話がそれました。。。
このように数々の偉業を成し遂げてきた宗一郎氏の母親は、成績にはあまり関心が無かったようでしたが、躾(しつけ)に関しては厳しかったそうです。
前置きが長くなってしましましたが、その躾が今回ご紹介したい内容です。
下記の3つの教えだったそうです。
嘘を付くな
時間を守れ
他人に迷惑をかけるな
文字にすると本当に当たり前の事なのですが、現代でも通用するとても日本人らしい素晴らしい言葉だと思います。
私なりの解釈としては「他人に迷惑をかけるな」というのが核となっていると感じました。
「嘘を付くな」も「時間を守れ」も、結局は人様に迷惑をかけないようにする為の行為です。
幼い頃からこのような精神を叩き込まれていたからこそ、宗一郎氏の人柄の良さにつながったのだろうと思います。
この話をすると、一つだけ勘違いされる事があるので、先に言っておきます。
「人様に迷惑をかけない」というのは、「人に助けを求めてはいけない」という訳ではありません。
そこだけ注意です。
自分が出来ない事、分からない事を、他人に助けてもらうのは、迷惑とは違います。
助けを求められた人には、一時的に迷惑をかけてしまうかもしれませんが、あなたの成長は周りの人の力になります。
あなたが成長すれば、それだけ周りの人が助かります。
そこで恩返しをすれば良いだけの事です。
この記事を書きながら、何だか初心を忘れていたな〜と反省しました。
個性、自分らしさが大切にされるこの時代だからこそ、この躾の言葉は大切にしていかなければならないなと感じました。
嘘を付くな
時間を守れ
他人に迷惑をかけるな
是非あなたも、本田家の教訓を今の自分の行動に当てはめ、活動の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
ではまた!