サラっと雑談する技術
今回は、どんな相手でも、どんな場面でも、サラっと雑談するスキルを紹介していきます。
あなたは雑談にどのような印象を持っていますか?
意味の無い場つなぎ時間、ただのおしゃべり、悪口やウワサ話、などなど、何となく悪いイメージを持つ方もいるのではないかと思います。
でも私がコミュニケーションをとる際、非常に重要視しているのがこの雑談です。
雑談によって、その場を和ませるアイスブレイクが可能です。
雑談によって、周囲の人たちの距離感を正常に保てます。
雑談によって、自身の視野が広がります。
プラス面を書き出したら本当に書ききれないのでこのくらいにしておきますが、雑談スキルを向上させる事で得られるものはたくさんあります。
決して、単なるおしゃべりなどでは無いのです。
私自身はコミュニケーション力は高い方だと思っています。
通常のビジネスシーンであれば、ある程度のコントロールは可能です。
ただ、そんな私でも面識のない人との突然の会話となると、やはり気を遣わないと会話が成立しません。
そんな時に、私がいつも使用している雑談のフレームワークというのがありますので、その一部を共有します。
大抵は下記の順番で進めていけば、簡単な雑談は成立します。
1.天気、気温、気候、季節の話
まずは、会話の王道ですが「天気」の話から入ります。
「いやー、朝晩は少し暖かくなりましたねー」
「しかし暑さが続きますねー」
「いやー、本当に雨が続きますねー」
「最近、寒すぎません?」
などなど、季節に応じたフレームを準備し、それを相手、場面によってアレンジしていくのが良いです。
この話題で2~3往復ぐらいを目安に会話をしていって下さい。
2.住んでるところ、ふるさとの話
次に「住まい、ふるさと」の話題を振っていきます。
加藤さんって会社までどれくらいかかるんですか?
この辺りは初めて来ましたが、交通の便が良くてイイですね!
横倉さんって出身は和歌山でしたよね?
会話の始まりで天気の話を終えたら、今度は相手のお家の話を振ります。
個人情報なので深掘りすると警戒されてしまう為注意が必要です。
地域の話をザックリ聞き、その地域の特産品や観光スポット、暑い、寒い等の話を広げていくと良いです。
3.見た目で仮説を立て、話題をつくる
相手の事が少し見えてきたところで、相手を見た目で大胆に判断し、勝手に仮説を立てて共通の話題を探ります。
・小沢さんのスーツカッコいいっすね!やっぱり結構服とか気を使ってます?
・佐藤君ってなんかスポーツやってる?スゲー腕太いじゃん。
・小林さんってアキバ好き?何となく雰囲気がある。
この仮説、合っていればその話題を深掘りしていけば良いし、間違っていても全然問題ありません。
間違っていたら、大抵の人は正しい情報に訂正してきますので、
「えー、そうなの?若干見た目と違う!」
と言いながら、訂正された情報を話題にすればよいだけです。
まとめ
雑談はコミュニケーションの第一歩です。このスキルを伸ばすと、その後の相手との関係を良好に保つことが出来ます。
【雑談の具体的な手順】
天気、気温、気候、季節の話
住んでるところ、ふるさとの話
見た目で仮説を立て、話題をつくる
たかが雑談ですが、このコミュニケーションスキルを身につけると、人間関係が円滑になるだけでなく、様々な利点があります。
訓練はOJT(実際の職場での訓練)が一番です。
今日ご紹介したフレームワークをまずは使ってみて、どんどん雑談をしていって下さい。
最初は顔見知りで練習していくといいですよ。
自分なりのアレンジをしてモノにしていって下さい。
ではまた!