note_海外移住表紙用

フィリピン移住ビザの取り方・事前準備編2. -WHAT YOU PREPARE IN JAPAN?

さて、SRRV(退職者ビザ)取得のために、事前に何を用意すればいいか確認して行きましょう。

フィリピンには専門の仲介会社がいくつかあります。
実際、手続きしてみて、或る程度、英語ができないと個人でビザを取得するのは相当手間だと感じました。
時間の限られている方、なるべく、めんどうを避けたい方はこれらの会社に頼むのがベストでしょう。

日本語対応のできる主な仲介会社:

フレンドシップツアー

リモンズ

でも、やれることは自分でやってみる主義なので、僕は自分で挑戦しました。

以下、実際の体験談です。

基本プロフィール
1. 55歳 男性
2. 2019年前半移住想定
3.個人会社経営(時間はある程度、融通が利く)

取得したビザは、SRRV CLASSICという50歳以上なら、預託金2万米ドルで、永住可能というビザです。

PRA(フィリピン退職庁)のHPを見ると、必要書類が次の通り出てきます。

1.有効なパスポート
2.健康診断書
3.無犯罪証明書
4.指定用紙に記入した申請書
5.2万米ドルの銀行口座入金証明

1.パスポートは残存期間が長いほど後が楽ですから、10年ものにしましょう。

2.健康診断書はPRAの紹介でフィリピンでも用意できるので、日本でもらう必要はありません。
もらう場合は英文で発行してもらってください。

3.管轄の警察署に行って発行申請します。
僕は東京なので桜田門の警視庁に初見参しました。生まれて初めて本丸に行ったので、結構感激しました!
入り口では必ず警察官が挨拶してくれるし、「さすが!」と感じましたよ。

発行まで10日ほどかかります。
封筒入りで渡されますが開封後無効なので、絶対開けないように。
犯罪の記憶がなくても、自分がどう記録されてるか、すごく知りたくなりますけどね。

更にこれに在日フィリピン大使館領事部の裏書が必要です。
領事館に持ち込んで裏書を頼むと、数日で発行してくれますので、再度取りに行きます。

赤いリボンの掛かったフィリピン政府承認書類になります。

フィリピンに行くぞ!という気持ちもグッと盛り上がります。

尚、六本木のフィリピン大使館領事部はいつも、フィリピン人の申請者で大混雑してます。
フィリピン流で人員整理も適当でカオスです。
午前中早めに行きましょう。

4.PRAのHPにある申請書をダウンロードして記入します。
全て、ブロック体で書いてください。
筆記体だと、たとえ流麗な文字でも却下されます。
また、用紙が最新バージョンであることも要確認。
僕は、書式が古いからと、書き直しを命じられました。

5.これが、一番の難関です。
フィリピンの指定銀行の口座に2万米ドル預けるにはどうしたらいいでしょう?

1.外国人がフィリピンで口座を開くには、外国人登録カードや在留証明書の提示が必要です。
(最近のフィリピンでは、マネーロンダリング対策が厳しく、観光客では口座は開けません)

日本にも、BDOやPNBといったフィリピンの大手銀行の支店がありますが、HPを見る限り、そこを通じて指定口座を開くのは難しそうです。

そこで、僕は事前の打合せも兼ねてマニラのPRAに行き、推薦状をもらって、近くのBDO Pacific Star支店に米ドルの定期預金口座を開きました。
(帰国後2万米ドルを振り込む約束をしたので、この時は預金ゼロです)

PRAの指定口座を開ける銀行はいくつもありますが(かつてはDBP一行のみ)
Pacific Star支店は指定口座の扱いに慣れていたので、選んで良かったと思いました。

帰国後、もともとドル預金をしていたANZ銀行の口座に差額を追加して、2万米ドルを振り込みました。
(10年以上前に開き、その後の円高で米ドルが塩漬けになっていたので、ここで役立ったのはもっけの幸いです)

円の普通口座からも送金できますが、為替レート+送金手数料で相当とられると思うので、先に銀行に問い合わせをした方がいいでしょう。

数日後、BDOのStar Pacificの口座に着金すると、BDOからPRAに入金確認の知らせが行きます。

これで一通り、事前準備が整いました。

次は、実際にフィリピンに滞在して、手続きする説明です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?