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1000円のペンを一万円で売る方法

このタイトルを読んだだけでは、
一見サギのようですね。(笑)

ところが、コピーライターは、
これができてしまうと言われています。

どういうことなのでしょうか。



新田さんの音声の学びです。

ここでは有形のものと無形のものの、
それぞれの価値について考えます。

1000円のペン自体は、1000円の価値しかないのですが、
そこに、そのペンの背景のストーリー(無形のもの)を付け加えることで、
有形のものの価値を高めています。

音声では、
コピーライターの新田さん所有のjetstreamのペンを、
セミナーで希望者に一万円で売ると言うものでした(実際には金銭のやり取りは無し)

セミナーでは、すぐに1人手を挙げて、お買い上げとなりました。

その受講者は、ペンそのものよりも、
「セミナーで新田さんから買ったペン」
という無形のものに価値を見出したと言うことです。



背景としてのストーリーは大きく分けて3つあると言われています。

①事実としてのストーリー
客観的な事実であり、誰が見ても変わらない。

②思いや感情としてのストーリー
例えば料理を作っている人が、どんな思いで作っているか。

③神話としてのストーリー
ハリウッドでも形を変えてよく出てきているヒーローズジャーニー


確かに、
私が毎週利用しているこだわりの自然食品の宅配システムでも当てはまります。

カタログの表紙に、ある商品を紹介し、
それにまつわる生産者や作る人の熱い思いや苦労が綴られています。

それを見ると、買うつもりがなくても思わず注文してしまいます。
商品の背景のストーリーに心を動かされるからです。
多少高くても気にならなくなってしまいます。

また、先日娘から米粉のチーズケーキが送られてきました。

大阪のローカルテレビで紹介されたのを見て、
グルテン不耐症の私の誕生日プレゼントにはこれだ!と、
即、注文してくれたそうです。

その娘らしい優しさを思うと、
「こんなに心が満たされるスイーツってこれまであったかしら」
と、胸が熱くなるのです。

そのチーズケーキは、そのままでも充分美味しいのですが、
娘の思いというストーリーが付け加わったことで、
それ以上の価値を感じられたと言う事ですね。


こういったストーリーの力を使って、
物の価値を高めることができます。

ブログの作り方やメルマガの発行の仕方などのノウハウがいろいろありますが、
大事なのは「発信している情報の質」です。

その上で大事なのが「ストーリー」というわけです。

このストーリー作りに大切なことがあります。

日ごろから物や現象を見て、その背景のストーリーを意識することです。

どれだけ見られるか、感じられるか。

ストーリーを意識して言語化することによって、
影響力やライティングの力が上がってくるのです。

私もこれからは、道端の草などの物や、周りにいる人を見て、
その背景のストーリーを想像する習慣をつけようと強く思いました。


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