漫画村が消滅し、正しい事をすれば、正しく数百万円儲けられる時代になった
銀行は金を貸すことしかできない
先輩、そう仰っていましたよね
楽しみです
しがらみいっぱいの日本の広告業界に、何ができるのか
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こんにちは、クリプト鷲鷹です。
今回のGoogleアップデート、うまく対応することはできましたか?
ここ数年、「好きなことで生きていく」「ノマド」「ハイパーボヘミアン」といったキーワードに牽引されるように、ブログやYouTubeを生活の糧として個人で活動する人が増えてきました。
そういったライフスタイルの変化に加え、仮想通貨の台頭も相まって、アフィリエイトに注目が集まりました。
さて、今年4月に起きた漫画村閉鎖についてはご存知でしょうか?
最近、新たにチームメンバーに加わってくれた西野という新人がいます。
西野の運営するサイトでは、漫画村閉鎖の影で大きな収益の変動が起こりました。これは言うまでもなく、「漫画村閉鎖に伴い、電子書籍関連のアフィリエイト報酬が増大した」というお話ですが、その細かい数字まで掲載している記事はおそらく初めてでしょう。
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目次
- 漫画村とは
- 漫画村と電子書籍
- 儲かった経緯
- 漫画村関連のPV・収益
- 終わりに
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漫画村とは
こんにちは、この度クリプト鷲鷹さんのチームに加わった西野です。
普段はウェブ周りの事業をいくつか行っております。
以下のような目的から、本noteを公開しました。
- ヒーローたちへのリスペクト
- 今後のチームの活動の布石・挑戦
- アフィリエイトゾンビの誕生阻止
漫画村は、4月まで存在していた「漫画が無料で読めるサイト」です。
基本的に「漫画が無料」というと、結局月額だったり、アプリの広告を見たりして閲覧するのが普通ですが、漫画村は完全に無料です。
漫画村にアクセスして、読みたい本のタイトル名で検索、巻数をクリックしたら、漫画を閲覧することができます。
著作物を勝手に掲載しているわけですが、漫画村は巧妙に運営者をわかりにくくしており、警察は捕まえることができませんでした。
出版社や漫画家からも批判の声が継続的にあがっていましたし、「漫画村を見ないぞ!(キリッ)」といった宣言をする人もいました。
しかし、2016年に誕生した漫画村は、
2018年1月には国内アクセス数ランキング31位になり社会問題化、
2月には衆院予算委員会や日本漫画家協会から名指しで指摘されました。
今年3月、アクセス過多の状態でも優先的に漫画を閲覧できる、有料版「漫画村PRO」を開始し、
さらに、漫画村のキャラクターを著作権フリー化しました。
そもそも漫画村に登場したキャラクターは、カメラアプリLINE cameraのクリエイタースタンプからパクったものですが、
それを「著作権フリー!」と宣言しています。
さらに有料版では、クレジットカード情報の入力フォームがありました。
こうした経緯ののち、4月中旬には漫画村にアクセスできなくなりました。
これは政府によるブロッキングとも、出版社の雇ったハッカーの仕業とも言われていますが、定かではありません。
これにより、Googleでは「漫画村 代わり」「漫画村 閉鎖」といったワードでの検索数が急増しました。
さらに、Twitterでは漫画村の偽物も登場し、「漫画村の次は漫画タウンを開始する」「漫画タウンはアクセス過多が原因で落ちた。次は漫画カントリー」といった発言を行っていました。
こうしたTwitterや閉鎖、誕生の噂も長引いたおかげで、検索される期間も長く続きました。
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漫画村と電子書籍
漫画村について、よく交わされていた議論があります。
「漫画村が閉鎖すれば、書籍の売上は増えるのか」
これはもうここ数ヶ月の騒動で結論が出ていて、増えると言い切れます。
「無料だから読むのであって、有料だったら読まない」という方もいますが、実際には漫画村閉鎖に伴い、書籍の売上は増大しています。
書籍・電子書籍の収益について、今回「漫画村関連のアフィリエイトについてはどういった収益グラフを描いたのか」を公開します。
先程も述べた通り、今回このレポートの公開に踏み切った理由は3点です。
- ヒーローたちへのリスペクト
- 今後のチームの活動の布石・挑戦
- アフィリエイトゾンビの誕生阻止
日本では、著作権に関する議論は甘く、国民にとっての知的財産への意識は甘々です。
NAVERまとめでは「引用」という名のもとに、小さいリンクとともにコピペされたコンテンツがPVを集め、最近ではとある上場企業メディアが個人ブログに掲載されたゲームマップを巧妙に丸パクリしました。
YouTubeではテレビ番組やニコニコ動画の転載が再生数を稼ぎ、Twitterではおもしろ画像がクロールされたのちパクツイされ、InstagramではバイナリーオプションLINE@への誘導のためにリゾートpicが転用されています。
実際、ネット上でPVを集めるとなると、「量を確保するためにはオリジナルコンテンツなんて作ってられないから、パクったほうが早い!質を確保するためには自分が今から作るより、人が真剣に作ったものがいいから、パクったほうが早い!見られてるほうが正義!」という構造になりがち。
その最たるものが、漫画村というわけです。
漫画家・文筆家・出版社が必死になって描いた漫画や書籍を、完全に無料で公開する。しかし海外サーバー等で巧みにごまかしているため、運営者にたどり着けない。
ユーザーは「楽なもの」を選ぶ傾向にあり、漫画村は登録不要でお金もかからず、本当に楽ですので、このユーザーの動きは変えられません。
儲かった経緯
そんな中での漫画村閉鎖。
「これはチャンスだ」と思いました。
漫画村ユーザーが一度電子書籍サイトに登録すれば、きっとそれを使い続ける。電子書籍サイトにお金が落ち、出版業界にもっと力が付く。
出版業界に力が付けば、よりクリエイター保護の動きを加速させることができ、この国の著作権意識もより向上する。
その結果、漫画村のようなサイトが生まれなくなる。
そういった考えから、漫画村の記事を出してみました。
すると、売上は爆増。
自分以外にも漫画村関係の記事を出しているサイトは山ほどあるので、本当に数多くの漫画村ユーザーが電子書籍サイトや漫画アプリに登録したことでしょう。
いつか、いつかこんな日が来ると思っていました。
フェアなやり方をしている人が損をして、法律なんておかまいなしの連中が、その成果を利用して得をする。
ビジネスの世界では、多少の茶目っ気が必要です。
しかし、人が悩み抜いて、一生懸命描いた作品を勝手に公開するなんてことは絶対に許されません。
これから収益を公開しますが、決して勘違いして欲しくないのは「漫画村のおかげで儲かったわけではない」ということです。
(釣りタイトルすみません)
儲かったのは、素晴らしい漫画を提供してくれている、尊敬すべきクリエイターの方々、そしてそれらを取りまとめる出版社およびサービス会社の方々のおかげです。
漫画アプリ・サービスの方々が、漫画村ブームの逆風に負けず、正しい運営をしてくれていたからこそ、自分もその恩恵にあずかることができました。
いわゆるグレーなビジネス……法律に抵触したり、誰かのものを盗んだり、誰かを不当に損させて利を得るビジネスは、長期的には必ず崩壊します。
下記に公開する収益で、漫画村事件の温度感がわかっていだだけると思います。
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漫画村関連のPV・収益
それではサイトで儲かった経緯をお話します。
私はいくつかメディアを運営しておりますが、今回漫画村について取り扱ったのはAというサイトでした。
ライフスタイルジャンルのサイトです。
月間100万PVは超えており、アドネットワークメインで収益化しておりました。
有料部分で得られる情報は以下の通り。
- 3,4,5月のサイトAのPV,UU
- 4,5月のアフィリエイト報酬関係のデータ(A8,JANet,ValueCommerce)
サイト名や具体的なジャンル・掲載した広告については、広告主・ASP等ステークホルダーへの影響を避けるため伏せさせていただきます。また、案件ごとの詳細なデータも単価等が漏洩してしまうため、避けさせていただきます。
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