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Re:ゼロから始める仮想通貨bot(自動売買システム)の作り方 ~第一回 自動売買システムとは何かを知ろう~

はじめに


こんにちは、JINです。Twitter IDはこちら

普段は会社でSEをしながらトレードでお金を稼いでいます。いつかFIREしたいと思いながら続けてはや数年経ってます(笑)

トレード対象は主に株・FX・仮想通貨です。その時その時で一番儲かりそうな物にリソースを集中させています。ざっくりな年表です。

2013~2017 株
2017~2019 仮想通貨
2019~2020 FX
2020~現在 仮想通貨

去年末からはずっと仮想通貨だけをやっていて、裁量とシステムトレードのどちらもやります。最近になって裁量で取れないほど市場が効率化してきてると感じていてbot作成に勤しんでます(前回のバブル時など、元々は9割方botで稼いでました)

botを作ってる中で、前回に比べて新人のbotterがあまりいないなぁと感じたのですが、おそらく前回は初心者向けのコミュニティ等が結構あったのに、今回はないのが原因の一端だと思います。なので微力ながら情報発信していこうかと思ってます。

今回は初心者向けに仮想通貨bot(自動売買システム)の作り方というテーマで書いてみたいと思います。対象者は仮想通貨やFXなどをトレードした事があって自動売買システムという物がある事はなんとなく知っているけどよく分からない人。そしてなんとなく、それに興味がある人です。

自動売買システムなんて詐欺だ!って思っている人も軽く読んで頂ければ価値観が変わるかもしれません(笑)


裁量トレードとシステムトレードの違い



まず始めに今後の説明を理解しやすくするためにトレードを以下の2つに分類します。この解釈は大体一般論と大きくずれてないと思いますが、細かい部分は人によってそれぞれ違うので解釈がおかしいなどのツッコミは受け付けません(笑)

裁量トレード:
 ルールに縛られず、臨機応変に売買タイミングを判断して取引を行う
システムトレード:
 あらかじめ設定した売買ルールに従って機械的に取引を行う

システムトレードをする際に、機械的に行うのであればプログラムを組んで自動でやっちゃうのが自動売買システムです。そして、仮想通貨界隈では自動売買システムを大半の人がbotと呼んでいます。


自動売買システムのメリット


自動売買システムのどういった所が優れているのか。以下に列挙します。

・プログラムを動かしている間は24時間365日チャンスを逃さない。(裁量は相場にずっと張り付いてられないのでおいしい状況を取りこぼす)
・決められたルールを必ず守れる(人間は精神状態などが原因でルールを破ってしまう)
・定量的なルールに基づいて動作するので手法の再現性が高い。(裁量やシステムトレードの手動版はルール通りにトレードしても毎回微妙に違ってしまう)
・同時に何個もシステムを動かすなど戦略の拡張性が高い。(裁量では同時に別の取引所・ペアなどをトレードする事は物理的に無理)

こういった特性から本当に稼げるシステムは裁量とは比べ物にならないほど稼げるようになります。その分、市場に出回るとなると高額にならざるを得ないし、逆にただ動くだけで全然儲からない物が安く売られていたとしてもその違いが分からない人が大半なのでそちらに購入者が流れてしまい、結果購入者の大半が自動売買は儲からない・詐欺だという印象になるのは自明の理です。

そんな事を言って高額な物を売りつけようとしてるんじゃないの?って思うアナタ。その警戒心は大切です。いい事だけを言う人は信用してはいけません(笑)次にデメリットをお伝えしましょう。


自動売買システムのデメリット


・プログラムを作るのが難しい・時間がかかる。作った後もメンテナンスは必要。(個人差はあるが、裁量トレードで操作を覚えるなどの労力に比べると何倍もかかる)
・バグ(意図せぬ動作になる事)などで被害が発生する。(裁量時のボタン押し間違いなどと一緒だがプログラムの実行を逐一監視している事は出来ないので気付くのが遅れて、裁量のミスより被害は大きくなりがち)
・トレードのルール化も難しい。裁量ならなんとなくエントリーイグジットできるが、プログラムで動かすためにはあいまいな事は一切許されず、全て数値化する必要がある。
・実際に勝てるロジックでなくてもテストではいい結果が出たりするので信じて動かして損をしてしまう。(この罠は知らない人はピンとこないかもしれません。今後詳細に説明していきます。)
・プログラムを動かすためにサーバ(自宅PC含め)が必要で経費がかかる。

簡単にあげてもこのくらいはあって、つまり途方もなくやる事があります。

中でも必須なのがプログラミング能力。動くシステムを作るのはある程度簡単に出来るのですが、理解して作らないとバグで大損したりルール通りにトレードしなかったりするリスクがあります。


まとめ


自動売買システムを作って勝つのは結構難しい事です。でも最初から諦める必要はありません。

この記事を読んだだけで儲かるbotを作れるようになる事は保証できませんが、1個1個作り方を覚えていって、地道に努力していけばいつか神botterの領域に辿り着けるかもしれません。

神botterとは月次1000万円を超えるような人達を指しますw

まぁ、あまり上を見すぎてもよくないので、まずは自分でbotを作れるようになる事をゴールに設定します。内容が長くなると思うので複数回に分けていきます。次回は環境構築と利用言語についてです。

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