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ビットコインの価格上昇、ECBの的外れな予測から一転、信頼性が浮上

ビットコインの価格がかなり上昇しています。約1年前は最低価格(16,400ドル)でした。その時、ヨーロッパ中央銀行(ECB)はビットコインを否定的に評価していました。また、FTXの詐欺事件が起こり、ビットコインとFTXの詐欺が関連付けられて批判されました。ビットコインの信頼性が疑われていた時期です。

ところがどっこい、その時に比べるとビットコインは44,000ドルと遥かに上がっています。

1年前のECBのコメントを再考

一年前、ビットコインは非常に低迷していました。低迷と言っても元の値段からすると全然低迷してないんですけどね。
その時、欧州中央銀行(ECB)はビットコインの価値がさらに下落すると予測していました。その理由は、ビットコインが関連した問題や、ただの仮想通貨と見なされていたからです。しかし、これらの理由はビットコインを理解していれば全くの的外れであることがわかります。ビットコインと世界第二位の取引量を誇る暗号資産取引所だったFTXは何の関係もありません。
FTXは元CEOのサム・バンク・フリードマンが顧客の資産を勝手に使用した事件です。そのため、真っ当な仮想通貨も影響を受けました。ECBもこの誤解に乗っかりました。また、ビットコインを誰かが発行したデジタル上の通貨と考えていたことも誤解です。彼らはビットコインの仕組みを理解していなかったようです。まるで素人のような理解でした。そのため、裏付けがないものの価値は下がるという単純な思考になったのです。

公に批判した後、1年経つと、その誤解が明らかになり、結果的には言っていたことと反対の状態になっています。ヨーロッパ中央銀行という信頼できる組織の人々のコメントも全く信じられないことが証明されています。表面的には面白いですが、それだけでは単純すぎるので、もう少し考えてみたいと思います。
結局、忙しいために新しいものの理解を深める時間がなく、勉強不足だと思います。その頃ビットコインは低迷し、FTXは詐欺行為がバレてしまい暗号資産にネガティブなイメージがつきました。このような公的機関の人々は新しいものを理解するための時間がなかなか取れないのでしょう。
考えるに、ビットコインはビットコインという名前に惑わされて、本質を理解するのにとても時間がかかります。なぜ技術革新なのか、と感じるには、相当考えないと頭が切り替わらないと思われます。そのため、表面的な理解だけでコメントをして失敗するという典型的な例だと思われます。暗号資産はビットコインを含め、仕組みを理解するためには発想の転換が必要です。ですので、新しく見えるけど、よく見ると、ただのポイントと変わらないものや、誰かが主導している新しくもなんともないものもたくさんあります。そのようなものですので、政府の公的機関の人々がちゃんと理解して発言しているかどうかはかなり疑わしいです。本業に関わるようになると、かなり勉強する必要がありますが、雑音程度に認識しているのであれば、その時は適当なことを言う可能性もあります。

公的機関の人たちは勉強不足

現時点では、ECBはビットコインについて理解していないように見えます。相変わらず、ECBのラガルド総裁は、自分の子供が暗号資産で損をしたので暗号資産は嫌いだと、子供っぽいコメントをしているようです。単に子供が取引に失敗したただのおバカなことを公に公表しちゃった恥ずかしいことだと思いますがね。余計なことを言わない方がいいのに。どん底の時にビットコインを買っておけば、そんなことにはならなかったでしょうに。
アメリカの反ビットコイン同盟の議員たちも、おそらく理解していないでしょう。SEC(米国証券取引委員会)は理解していると思われますが、政治的な使命があるために簡単に肯定できません。まだまだ、大半の政府機関は理解していないと思われます。そのため、彼らの言っていることは信用できないと思いながら見守っています。もっともらしいこと言うのであればもっと勉強してから言ったほうがいいと思うのですがね。



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